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区民環境記者レポート(記者募集中)

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荏原神社のかっぱ祭り

カテゴリ:平成20年度

投稿日:2008年06月16日

南品川の鎮守、荏原神社では、恒例の例大祭、南の天王祭が、5月30日〜6月1日まで行われました。通称「かっぱ祭り」と呼ばれるこのお祭りは、最終日の日曜日、お台場海浜公園で海中渡御が行われます。江戸時代から続くこのお祭りは、海岸線が埋め立てられてからは、お台場海浜公園の砂浜で行われています。海の中で拾われたお面が奉納され、そのお面を御神面として、豊漁と海苔の豊作を祈願し、海中を浴びさせるお祭りです。
 
連日の雨も止み、午前10時、暑い日ざしとなったお台場海浜公園には、大勢の人たちが、御神面を付けた神輿の到着を待っていました。午前10時半、品川ふ頭の方角に、警備艇に続いて、荏原神社の旗をなびかせた船を先頭に10数隻の船団が現れました。天狗面の猿田彦を乗せた神社の船、神輿を乗せた船、担ぎ手、見物客等を乗せた遊漁船、屋形船が続きます。
           
 
 
水辺に着くと、神社の旗が降ろされ、担ぎ手たちも次々と海に入ります。
船の上では、神輿の前で御祓が行われ、紙ふぶきが撒かれて、海の中では、担ぎ手たちが、手を差し伸べて、神輿を待ちわびています。
10時40分、太鼓の合図で、神輿は動き、笛・太鼓が鳴り響く中、海の中の担ぎ手に渡されました。神輿が船から降ろされる様は、勇壮なお祭りの始まりです。
水辺に降ろされた神輿は、海岸を、西へ、東へと移動します。砂浜の観客も一緒に移動します。
                       

海岸を埋め尽くした船は、何時の間にか、25隻ほどになっていました。海からの見学も大変なようです。船で、砂浜でお囃子がお祭りを盛り上げていました。
               
 
神輿は、お台場海浜公園の砂浜を2往復しました。
11時50分、神輿が高々と上げられ、太鼓が打ち続けられる中、船に揚げられ、太鼓の終わりと共に、海中渡御の終了です。
船に神輿を上げる様は短い時間ですが、無事に終わりまた来年のお楽しみという名残惜しい、海中渡御最後の盛り上がる感激の瞬間です。
神輿を乗せた船は、船団の組み、帰路に着きました。
                    
 
海中渡御を終えた神輿は、氏子町内を廻り、午後3時半過ぎに、神酒所に戻り、御神面は、大神輿に移されました。
御神面を付けた大神輿には、伝統の甘酒が奉納され、午後4時、大神輿の御祓が終わると甘酒が振舞われ、いよいよ、御神面返還の渡御です。

荏原神社の旗を先頭に、大神輿は荏原神社に向かいました。
                        
 
午後5時、神社に着いた神輿から、御神面が取り外され、荏原神社神職に引き渡され、三本締めで海中渡御の全行事が終了しました。年に一度のしながわ百景でした。
         
*品川区は海に面していますが、埋め立て等により、誰もが自由に散策できる砂浜を失ってしまいました。漁業権だけが、海の権利ではありません。海は、皆のものです。このお祭りでも、船を使わなければならないという大変な損失を生じています。大自然は、むやみに作り変えて欲しくないものです。
       
平成20年6月1日
●撮影:内田雅弘(記者NO.060104)

カテゴリ:平成20年度

投稿日:2008年06月16日