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「東京メガイルミ」~大井競馬場イルミネーション~ =しながわ区民デーに参加=

カテゴリ:令和3年度

投稿日:2021年12月21日

大井競馬場で開催されている「東京メガイルミ」が11月21日から23日、品川区民を優待する「しながわ区民デー」を行うというので早速行ってきた。

「東京メガイルミ」は2018年から開催されてきた。新型コロナウイルス蔓延による緊急事態宣言発出等の影響を受けて一時期休止を余儀なくされていたが、今シーズンは10月16日から一部演出をリニューアルしてオープンした。

筆者は、コロナ以前には東京と大阪を毎週飛行機で行ったり来たりしていたので、週に一度はモノレールの車窓から、大井競馬場の厩舎や、競走馬・調教師などをぼんやりとながめていた。しかし競馬場へ赴くのは初体験。ハラハラドキドキ。

東京モノレールの大井競馬場前駅から2分ほど歩くとすぐに会場の大井競馬場があり、電飾で色どられた門はまるで¥◎$%&遊園地のよう。大井競馬場は世界で唯一右回りと左回りのトラックがあり、広大な敷地を持つ(面積38万平米=東京ドーム8個分)。その広い競馬場を舞台に、LEDをふんだんに使った電飾が施されている。

目玉の「メガイルミショー~噴水とオーロラのきらめき~」は3部で構成されている。

「虹色に輝く光の大噴水」:水が地上30メートルほどまで到達する大きな噴水が、『銀河交響曲』や、『和太鼓・天地雷鳴』などの音楽にのせて舞う。躍動感あふれる音楽と水柱、レーザー光線が三位一体となり物語を生み出す。

「オーロラの森」:噴水の前方に電飾が施された木々があり、その上方にレーザーで映し出されたオーロラが現われ、神秘的な光景を生み出す。

「光と遊ぶ大樹」:オーロラの森の真ん中に守り神のような大木が鎮座し、それをイルミネーションが彩る。照らし出す光が変わると、大木はまるで生きているかのようにその表情を変える。時には時空を超えた幻想的な姿に、時には生命力にあふれた雄雄しい姿を示す。

とりわけ噴水ショーの演出は大がかりなのでメガイルミ会場のどこからでも楽しむことができる。

そのほかにも多様なイルミネーションが会場を埋め尽くしている。はるかかなたの水源から流れてくる水がやがて大きな滝となって流れていく様子を表現した「清流の輝き」、桜をイメージしたLEDトンネルが100メートルも続く「江戸桜トンネル」(下左写真)、日本人の心のふるさといえる稲作田を描いたエリア「日本原風景」(下右写真)など見どころが満載だ。

競馬場だけあって場内のレストランはガッツリ系メニューが目白押し。ぶっかけうどん(400円)や、ラーメン(550円)、スタミナ丼(600円)、ハンバーグ丼(850円)、定番のカレー(並盛カレー、550円)など胃袋が満たされそうな食事が手ごろな値段で提供されている。

アルコール好きには「STAR LIGHT」というビアレストランも設置されている。店内には色とりどりの馬具が展示されているコーナーがあり、東京シティ競馬(TCK)の記念すべきレースの写真が飾られている。あの「ハイセイコー」の写真もあった。ホールの中央には馬主会会長の銅像が建てられている。

競馬場だからもちろん本物の馬もいる。頭にリボン、胴にはキラキラしたイベント用の晴れ着を着せられたミニチュアホースや誘導馬が記念撮影に応じてくれる。一方、放牧場ではポニーが軽やかなギャロップであちこち移動しながら夜食をついばんでいる。

今回大きな新たな発見もあった。大井競馬場は都内にあり多数の観客を動員し大きなイベントを開催しているが「地方競馬」であり、大井競馬場を所有する「東京都競馬株式会社」の筆頭株主は東京都であること、東京23区で組織する「特別区競馬組合」が競馬場を賃借し、「東京シティ競馬(大井競馬)」を開催していることーーなど今回初めて学んだ。

かつては東京都も競馬を主催していたのだか、東京都知事の美濃部知事(1967-1979在任)が都営のギャンブルの全廃を宣言し、東京都は競馬の運営から退いた。しかしながら上記のように東京都は今日でも「東京都競馬株式会社」の筆頭株主であり、競馬事業などからの配当金により毎年多くの利益を得ているのだ。大井競馬場の令和2年度(2020年度)の勝ち馬投票券売上高は1728億円で、過去最高額を達成し、その中から東京23特別区に1区あたり5億円が分配されることが決定しているという。

特別区競馬組合は、「健全な娯楽の提供」を掲げており、“快適な施設環境の下で知的な推理や適度なスリルと興奮が味わえるレジャーを提供する”ことを理念としている。今回のメガイルミの開催も、大井競馬場の(非開催日の)有効活動や認知度のアップ、環境にやさしい競馬場づくりの一環だ。

しかしながら年間5億円(令和2年度の実績)が各区に配分されているとは!大井競馬場のレース馬の皆さん、競馬場で働く23区の職員のみなさま、お金を賭けてくださる競馬ファンの皆様、調教師のみなさま、馬主の皆様、他関係者のみなさま。ご苦労様です。今後ともよろしくお願いいたします。

「健全な公共ギャンブルの在り方」という深い命題について考えさせられた貴重な一日となった。(了)

令和3年12月16日

環境記者 三森八重子

カテゴリ:令和3年度

投稿日:2021年12月21日