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私の散歩道 〜いろいろ発見伝〜

カテゴリ:令和3年度

投稿日:2021年08月18日

今月3回目の「私の散歩道」です。今回は散歩道で出会ったいろいろな発見についてご報告します。

●その1−セミたちが集まる樹を発見!ありゃあ、セミの抜け殻がたくさん付いている〜っ。すぐ横の樹を見あげると大人のセミがあっちにもこっちにも!そして、視線を下に持ってくると、土に穴がボコボコ。ここは京浜運河緑道公園。樹木は他にもたくさんある。同じ種類の樹もあるのにこの樹に集中している。なぜ???
図書館で半日、調べてみました。わかったことは・・・。
・セミの幼虫は6年間土の中で暮らす。土が多く露出している場所でないと育たない。(参考図書①58ページ)
・セミはそれほど移動能力がない。1カ所で多く発生しても、拡がっていくには時間がかかる。(参考図書①60ページ)

●その2−ショウジョウバッタに出逢いました。それもたった10分の間に2度も。正面の顔がひょうきんなのでパチリ。そして、またパチリ。むむっ、色が違う!全体としては緑色だが、立派な後ろ脚が茶色と緑色。もしかして、これは世に言う「擬態」?
ということでこちらも調べてみました。わかったことは・・・。
・ショウリョウバッタ(精霊蝗虫)は円錐形の顔が特徴。飛ぶ時にキチキチと音を出すのでキチキチバッタとも呼ばれる。緑色・茶色・緑と茶が混ざったものがいる。(参考図書①112ページ)
・アゲハチョウの蛹(さなぎ)は緑色と茶色と中間的なオレンジ色。動けない彼らは「足」を使って環境を感知。滑らかな表面をしたミカンの葉や細い小枝なら緑色、粗い表面をした太い枝や枯れた枝なら茶色の蛹となる割合が増える。(参考図書②120-122ページ)


●その3−ガラッと虫から植物へ一変。暑い夏には白い花が涼しげ。テッポウユリを道端で発見!園芸種とされている書籍もありますが、沖縄の海辺を飾る「野生のユリ」との記述もみられます。そこから50m先に白い花、発見!!カラスウリです。ただし、撮影が朝8時—昨晩咲いたあとのお疲れの姿でした。そこで、夜7時半に再度訪問。咲いていました。フラッシュをたいて撮影した姿が右側の写真です。
・一夜花(一夜しか咲かない)はカラスウリの他に、ユウガオ・マツヨイグザ・オシロイバナ・ゲッカビジンなどが知られているが、一日花(昼間咲いて一日で終わる)もほとんどが夏に咲く花である。気温が関係しているらしい。(参考図書③100ページ)
・名の由来は紅熟した果実をカラスが食べるから、というのが通説。別名、タマズサ(玉章)。種子が黒い俵型の中央に帯を巻いたような膨らみがあり、結び文のようであることころから生まれたと言われている。(参考図書③102-103ページ)
秋になると赤い卵型の実をつけてくれるでしょう。秋に向けての課題発見—是非、タマズサなる種子を確認してみよう!
<参考図書>
①身近な昆虫のふしぎー小さいカラダにつまっている生きていくための知恵と工夫とは!?
著者:海野和男 発行:2012年7月25日ソフトバンククリエイティブ(株)
②だましのテクニックの進化—昆虫の擬態の不思議
著者:藤原晴彦 発行:2014年10月23日(株)オーム社
③柳宗民の雑草ノオトー夏
著者:柳宗民 画:三品隆司 発行:2019年5月30日毎日新聞出版

令和3年8月13日
環境記者 小滝静子

カテゴリ:令和3年度

投稿日:2021年08月18日