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区民環境記者レポート(記者募集中)

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貝の趣味から見た海岸の環境変化

カテゴリ:平成30年度

投稿日:2018年07月11日

貝の趣味も50年近くになり、集めた貝は段ボール箱で14箱になりました。最近は奄美、沖縄へ貝友と出かけ、たくさんの色々な貝を拾って来ていますが、海岸の様子が気になります。

きれいに見える海岸ですが、昔はブラックボール(コールタールの様な物質)が多量にあり、砂浜にひざを着くとズボンのひざの所が真っ黒になっていました。でも最近はその付着も殆どなくなり、その点では海岸はきれいになりました。しかし、最近はそれに代わってプラスチックの漂着が多くなりました。

5mm以下の小さな貝を見るため、海岸の貝ラインの貝を砂ごと自宅へ送って、家で砂の中から実体顕微鏡を用いて貝を取り出すのです。大きなゴミは現地で取り除きますが、貝砂に混ざって小さなプラスチック(マイクロプラスチック)が多く見られる様になりました。写真は貝砂14リットルほどから顕微鏡で見られる範囲で分別したプラスチックですが結構な量になります。

きれいな奄美の海岸        貝砂14リットルからのマイクロプラスチック

一部拡大                発泡スチロールに付いたエボシガイ 

発泡スチロールに付いたエボシガイは成長するともっと大きく重くなり、海の中に沈んでいくのではないかと思っています、もしかしたら結構な量が海中で漂い、潰れて、発砲スチロールだけが浮き上がって来るのではと(但し圧力で潰れて小さくなって)思います。潰されて小さくなった発泡スチロールも混ざって見られています。

ただ、海岸全部がこの様な状態ではなく、貝の集まっているラインは元々その他の漂着物も集まる所なので特に目立ちます。ブラックボールの規制は効果がはっきりと見られますが、近年はプラスチックの漂着が多くなっているのが感じられ、海でのゴミのポイ捨ては各自気を付けなければいけないと思います。

この漂流プラスチックは奄美、沖縄共に太平洋側で多く、東シナ海側では少なく感じます。

環境記者 青野良平(平成30年7月2日)

カテゴリ:平成30年度

投稿日:2018年07月11日