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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

庭師と一緒に作る和風リース

カテゴリ:令和3年度

投稿日:2021年12月23日

令和3年12 月19日(日)環境学習講座「庭師と一緒に作る和風リース」が開催されました。 講師には庭師の小野勝己氏(製作スタッフ:竹中信子さん他)をお招きし、庭師についてのお話、剪定枝を生かしたリース作り、最後にノコギリ体験を指導していただきました。新鮮な松の香りでいっぱいの教室で、講座開始前には小野さんの制作実技が行われていました。

↑モッコウバラの手入の時に見つかったノバトの巣。 古い灯篭、 木の処分場

■庭師の仕事
小野さんは「に・わ・し」を頭文字にして、人間の「に」と自然の「し」を輪(または和)「わ」でつなぐような役割だと思いながら仕事をしています。「庭」は小さな風景・景色。その庭が人の心に風、色、癒しをもたらすようにと庭を造っています。樹木を植えて手入れをするだけでなく、古い庭にあった思い出の石や灯籠を、新しい庭に運んで再利用したりもします。石やレンガ、アイアンなども使いながら和風洋風関係なくできるだけ自然の産物を扱い、農薬、プラスチックは出来るだけ使わない方針で、庭づくり全般を手掛けています。

■庭師の道具
道具や作業着は量販店のものではなく、職人さんが手作りした物が好きなので、それらを大事に使っています。藍染の地下足袋、鉄製の道具などを愛用することで職人さんたちの「手仕事」を応援できるし、その人達に支えられている感じがして自分の仕事も頑張れるそうです。どんな作業にどんなハサミを使うのか、さまざまな種類の道具(のこぎり、なた、ちょうな等)も見せて頂きました。

↑沢山の道具(一部)、 実際に「ちょうな」を使う様子(右上)

■松などを使った和風リース作り
庭で剪定した大量の枝は多くの場合、処分場へ運ばれます。今日の材料はそうやって捨てられるはずだった枝です。豊富な材料から使いたいものを選び、切って使います。(●サンキライ(赤実)●モッコク(赤葉)●サルスベリ(実)●キンカン(黄実)●ひむろ杉(青葉)●ブルーアイス(青葉)●赤松 ◎のこぎり体験:月桂樹 ゲッケイジュ)

リース台に素材を自由に配置して、鉄のワイヤーや毛糸で固定します。お好みで縄なども使うとお正月の雰囲気。年明けまで飾ってもいいですね。

最初は迷いながらでしたが皆さん自由に取り組んで、それぞれ素敵なリースに仕上がりました。庭師がカッコいいなと思った参加者もいたみたい。


真剣な普段の仕事と同じように、「子供たちに本物を見せて、触らせてあげたい」と道具や材料を出来るだけ良い状態でお持ち下さった小野さん。リース台は林業・炭焼きに携わる小野さんのお友達から貰った、木に巻き付いていたツタから作ったものでした。木材として木を育てる中でツタはゴミになるのですが、「今日皆さんに喜んでもらえたことを報告できる」とおっしゃっていましたね。最後の月桂樹のノコギリ体験まで、本当にありがとうございました。材料、工作のサポートなど全ての関係者の方々にも感謝いたします。よいクリスマスとお正月になりますように!
◎リース台に使ったつる植物:
サルナシ、マタタビ、クズ、山葡萄
【スタイリスト岡部文彦さん提供、岩手県岩泉町在住】

<参加者アンケートより>
・ 家に庭もなく、普段木にさわることもないので、とても楽しかったです。子どもより大人が夢中になってしまいました。
・ 自然に触れてとても楽しかった。庭師(にわし)についてはじめて知り、勉強になった。材料のクオリティが高いので、完成した時とても感動しました!
・ 実際に自然の木にふれることで、木そのものの固さや柔らかさ、しなやかさなど体験でき、良き経験となりました。ありがとうございました。
・ のこぎり体験がたのしかった。  …などなど

カテゴリ:令和3年度

投稿日:2021年12月23日