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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

カードゲームで学ぶSDGs

カテゴリ:令和3年度

投稿日:2021年12月03日

令和3年11月7日(土)、こみゅにてぃぷらざ八潮で、環境学習講座「カードゲームで学ぶSDGs」が催されました。講師は、八潮学園教諭の石田千尋先生です。4年生から6年生までの小学生が保護者とともに参加し、カードゲーム「2030SDGs」を実際にやってみて、SDGsへの理解を深めました。

SDGsについて知ろう
SDGsとは、世界を2030年までに変えて、誰も泣かない、みんなが笑顔でいられるようにするための目標のことです。SDGsの目標は17個あり、日本語でいうと「持続可能な開発目標」になります。2020年はSDGsを行動に移す年と言われています。動画を見ながら楽しく学びました。続いて、SDGsの17の目標を説明していただきました。子どもたちの毎日の生活と接点のある目標がいくつもあることがわかりました。

カードゲームに挑戦!
<カードゲームの内容とルール>
SDGsの17の目標すなわち世界のゴールと、ひとりひとりの人生のゴールを達成するために、現在から2030年までの道のりを体験するゲームをしました。なんだか人生ゲームに似ていますね。
どんなゴールがあるのでしょう? 次の五つです。

各々がどのゴールを目指すか決めて、与えられたお金と時間を使ってプロジェクト活動(さまざまな仕事や活動や買いものなど)を行うことで、最終的にゴールを達成します。
親子でチームを組みます。お金カード4枚、タイムカード12枚、プロジェクトカード4枚(経済のカード2枚環境のカード1枚社会のカード1枚)が手持ちのカードです。他のチームと交渉して、手持ちのカードを交換したり、買ったりすることができます。
プロジェクトを実行した結果起こった「経済」、「環境」、「社会」の状況の変化を、全員がひとつのホワイトボードにマグネットを張り付けて、「世界の状況メーター」を表します。豊かな世界を実現するには、「経済」、「環境」、「社会」ともマグネットが10個以上になることが必要です。


<ゲーム前半戦と中間報告>
まずは前半9分、2025年の世界を作っていきました。親子で話し合いながら、ゲーム進行です。

世界の状況はどうなっているでしょうか。経済は、青いマグネットがたくさん並び絶好調です。一方環境は、危機的状況にあります。環境汚染が進み、ずっとマスクをしていなくてはいけないかもしれません。また、社会では、貧困が増えて学校に行けない子がいて、男女平等も実現できていないでしょう。前半終了の段階で、個人のゴール、自分の人生の目標を実現している人は一人もいませんでした。悲しい世界です。

<ゲーム後半戦と最終報告>
悲しい世界のままではいられません。後半は15分、2030年が誰も泣いていない世界になることを目指します。皆さん、ゲームに慣れてきて、動きが積極的になってきました。交渉してカードを交換して、どんどんプロジェクトを達成していきました。

みんなの奮闘の甲斐あって、世界の状況は変わってきました。「経済」、「環境」、「社会」のすべての項目でマグネットが10個を超えて、よい世界になってきています。個人のゴールについても、前半は誰も達成できなかったのに、後半で7割のチームが達成することができました。
前半と後半で、どんな気持ちの変化があったか、そのきっかけはなんだったのか、振り返りました。こんな意見がありました。

前半は、自分の人生の目標のことに気を取られて、世界の状況を見ていなかった。気持ちが変わったきっかけは、前半の結果をみてこのままではいけないと思ったのと、自分が世界のためになるプロジェクトをやり遂げると、世界が良い方向に変わっていくことに気づいたから。

カードゲームを終えて
ゲームを通じて、色々な気づきがあったはずです。ホワイトボードに示される「世界の状況メーター」は、みんなの行動を足し合わせた結果を表しています。世界はみんなで作っていくもので、ひとりひとりの行動の積み重ねで変えられることを実感できたことでしょう。世界は繋がっていて、自分の行動が遠く離れたところに住んでいる誰かの生活に影響を及ぼすことにも気づけたと思います。経済、環境、社会の相関関係、全体像も感じられたのではないでしょうか。

地球温暖化の状況や、誰も泣かせてはいないことを認証する環境マークについても学び、みんなが笑顔でいられる世界を作るために自分は何ができるのか、考えるヒントを得ました。子どもたちがこれから行うひとつひとつの行動が未来を変えていきます。よい行動をして、よい影響を与えられる人になってほしいと願っています。

★アンケートより抜粋
・ SDGsのことがよく知れた。経済、環境、社会は、全部つながっていることがよくわかった。(小学生)
・SDGsをカードゲームを通して学び、世界中の人たちと情報や状況を共有することが大切だと思いました。自国だけ、自分だけでなく、よりよくなる方法、行動を起こしていくことが必要だと思いました。(保護者)

カテゴリ:令和3年度

投稿日:2021年12月03日