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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

地球にやさしいエコエンジンを作ろう

カテゴリ:令和3年度

投稿日:2021年08月31日

 令和3年8月22日(日)環境学習講座「地球にやさしいエコエンジンをつくろう」が開催されました。講師は新井俊雄先生(コンセプトプラス㈱代表取締役)です。

■「スターリングエンジン」ってなんだろう?
 スターリングエンジンは1816年に発明された古いものですが、近年、JAXAやNASAも注目していて、宇宙での使用が研究されている大きな可能性を持ったエンジンです。効率が良く、太陽熱・廃熱を利用できる、二酸化炭素も出さない「エコ」なエンジンなのです。

■動く仕組みを予想する
 箱を開け、半分組み立ててあるスターリングエンジンを完成させ、なぜお湯で動くのか?缶の内部がどうなっているのか?動く仕組みを予想しました。これはJAXA(宇宙航空研究開発機構)の人が基本設計したものです。

■スターリングエンジンの原理
 スターリングエンジンはガソリンやディーゼルエンジンより古く、1816年にスコットランドの牧師スターリングさんによって発明されました。今日使用するキットでは、お湯の熱で缶の中の空気を温め、缶の中の空気が膨らんでピストンが上がる仕組みです。続いて缶の中の空気が冷えると缶の中の空気が縮んでピストンは下がります。この繰り返しの動きは温度差を利用しているので(=何かを燃やしているのではないので)CO2の削減になります。また、いろいろな熱、例えば排熱を利用できるので地球にやさしいエコエンジンと言えるのです。
試験管とビー玉を使った装置での動作原理の説明では、温まったビー玉が試験管内の空気を暖め(膨張させ)注射器を動かし、ビー玉が移動することによって空気が冷やされることで元に戻り、試験管と注射器の上下運動を見ることができました。
近い想像図だった人もいたようですが、想像図が実際の仕組みと違っていても、それはまた別の発明につながるかもしれない!というお話も印象的でした。

■スターリングエンジンの動作確認
 最後に完成したエンジンの動作確認を、先生と一人一人行いました。缶の密閉度の確認、HBの鉛筆の粉をピストンに付けるなど、とても繊細な作業があって、やっと動きました。身の回りで出されている「廃熱」に、このような温度差を利用した技術がどんどん進むといいですね。

■参加したみなさんの声(一部)
・ エコのことや科学のことを学べてとてもたのしかったです。
・ きかいをつかっていないのに動いてびっくりした。
・ 電気がスターリングエンジンで発電できることを知り、未来がたのしみになった。スターリングエンジンのお家ができるかな?! ecoになるのがたのしみ。

カテゴリ:令和3年度

投稿日:2021年08月31日