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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

レゴ®ブロックとカードを使ってSDGsを体験・体感しよう

カテゴリ:令和3年度

投稿日:2021年08月24日

令和3年8月7日(土)、こみゅにてぃぷらざ八潮で、環境学習講座「レゴ®ブロックとカードを使ってSDGsを体験・体感しよう」が開催されました。
講師は、こども国連環境会議推進協会事務局長の井澤友郭さんです。井澤さんは、ワークショップなどでSDGsの理念を広める活動をされており、「SDGs100人カイギ」を運営していらっしゃいます。
小学生(4-6年生)が保護者とともに参加し、カードゲームやレゴ®ブロックを用いて、SDGsへの理解を深めました。自分たちは世界とつながっていることを実感できる講座でした。

カードゲームに挑戦!
SDGs(持続可能な開発目標)とは、世界を2030年までに変えるための17の目標のことです。わたしたちがどんなふうに2030年の世界を作るのか、現在から2030年までの道のりを体験するゲームをしました。
各々がどのゴールを目指すかは、配られたカードで決まります。そして、与えられたお金(カード)と時間(カード)を使ってプロジェクト活動を行うことで、最終的にゴールを達成するのです。
どんなゴールがあるのでしょう?次の五つです。
大いなる富:お金が大事!
悠々自適:時間が大事!
貧困撲滅:貧しい人を助けたい!
環境保護:環境を良くしたい!
人間賛歌:人間ってすばらしい!
ゴールにたどり着くためのプロジェクトには、「再生エネルギーへの切り替え」、「交通インフラの整備」、「天然資源の輸出入制限」などがあります。 

プロジェクトを実行した結果起こった「経済」、「環境」、「社会」の状況の変化(例:経済-1、環境+1)を、全員がひとつのホワイトボードにマグネットを張り付けて表します。参加者全員が行うプロジェクトの結果次第で世界の状況が刻々と変わっていく様子が見て取れます。ホワイトボードに現れたものはみんなの行動を足し合わせた結果です。社会をみんなで共有し作っていくという疑似体験ができたかもしれません。また、経済、環境、社会の相関関係、全体像も感じられたのではないでしょうか。 

ゲームのルールはなかなか難しそうですが、感覚的にどんどん進めていく子どもたちの柔軟性に感服しました。カードゲームは、SDGsの世界観を楽しみながら体感できるツールなのですね。

レゴ®ブロックで体験の言語化
カードゲームのあとは、一人一人がゲームで何を体験したのか、レゴ®ブロックを使って振り返り、頭の中のイメージを見える化しました。与えられた題目をまずレゴ®ブロックで表し、次に言葉で説明します。みんな、結構きちんとお話できていました。レゴ®効果でしょうか。「レゴ®シリアスプレイ®」という研修手法だそうです。

SDGsのお話
SDGsは、「誰ひとり取り残さない」、すべての人が幸せになれる世界の実現を目指しています。実際にどんな人たちが世界から取り残されているのでしょう。主に次の四つの目標についてお話を伺いました。

世界には、大変過酷な生活を強いられている同世代の子どもがいる、という現実は、みんなの心に強く響いたことでしょう。小学校に卒業まで通える子が3割しかいない国がある、21億人、世界の10人に3人は、家で安全な水を飲むことができない、など、想像を絶する状況があります。それは自分たちには無縁のことではなく、同じ地球で起こっていること、私たちにも関係があることなのです。
私たちが身に着けている洋服や食べているものが、地球のどこかで環境破壊や児童労働の原因になっているかもしれません。世界の別の場所で起こっていることは、実は私たち自身の問題でもあります。私たちは世界とつながっているのです。ならば、私たちの行動によってつながっている世界を変えることができるはずです。
たとえば、買物をするとき、誰も困っていない、泣いていない状態で作られた製品がよいという価値観を持つと、選ぶものが変わってきます。選択の目安になるのが、商品についている環境マークです。買い物は未来を変える力があるのですね。


講座を通じて子どもたちは、SDGsの「自分ごと化」を進めることができました。SDGsの目標を達成するために自分は何ができるのか、考えて行動していくきっかけになってくれることを願います。

カテゴリ:令和3年度

投稿日:2021年08月24日