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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

気象予報士から学ぶ気象と環境 ①②③

カテゴリ:令和3年度

投稿日:2021年08月18日

7月24日(土)~26日(月)夏休みこども環境学習講座「気象予報士から学ぶ気象と環境」(講師:NPO法人気象キャスターネットワーク気象予報士の皆さん)が開催されました。様々な気象現象、地球温暖化などについてのお話や実験、工作を楽しみました。

1日目:7月24日(土)「天気予報にチャレンジ」(3、4年生) 講師:山神明理さん
雷などのあぶない天気を知り、自分の安全を自分で守ることの大切さや、暑くなっている東京の夏について学んだ後、屋外での温度測定や雲の図鑑作りをしました。
(1)お天気クイズ
メイン講師はテレビでご活躍の山神明理さんです。お天気クイズで始まりました。
雲、雷、雨、虹、暑さなどをテーマにスライドを見ながらクイズ形式で教えていただきました。
みんな元気に手を挙げて答えてくれました。

(2)実験  講師:水越祐一さん(水越さんもテレビでご活躍です)
雲作りの実験、竜巻実験、雷の楽器などを体験しました。
竜巻を作る体験や雲作りの体験はどちらも手の力が必要な為、力を振り絞った後の出来栄えには大喜びでした。

(3)温度をはかる
外に出て建物の壁、土やアスファルトの表面、木かげや日向の温度を測ってみました。日向でも、黒い物や金属が特に気温が上がる、木の幹など植物は比較的温度が低いなど、多くの気づきがありました。実際に数字でみると、自然、緑の大切さがよく分ります。ヒートアイランド現象、地球温暖化への理解が深まりました。

(4)雲の図鑑作り
最後に雲図鑑を作りました。雲は大きく10種類に分けられ、雲によって色や形、できる高さが違います。見本や写真を見ながら、白や灰色の綿で雲を表現しました。
同じ雲でも個性のある素敵な作品が出来上がりました。

最後にNHKテレビ“おはよう日本”(土日)でおなじみの南利幸気象予報士よりお話がありました。

アンケートより(一部)
 短い時間の中に多くの実験や体験の機会があり天気を身近に感じる良い講座であった。
 いろんなものの温度を測ってみておもしろかったです。
 外での実施、工作があり、手を動かしながら勉強でき、理解が深まったとおもいます。
 とても分かりやすい説明で良かったです。これを機に気象のことに興味を持ってもらえると嬉しいです。

2日目:7月25日(日)「2100年 未来の天気予報」(4~6年生) 講師:新村美里さん
高学年が対象の二日目。メイン講師は新村美里さんです。天気図の読み方や地球温暖化についてのお話の後、牛乳パックで百葉箱を作りました。
(1)天気図の見方や気象実験
まず今日、明日の天気図を見ることから始まりました。二つの台風が気になりますね。高気圧の近くは晴れ、低気圧の近くは雨、前線近くも天気が崩れます。雲、竜巻の実験もしました。

(2)2100年の天気予報と二酸化炭素の温室効果実験
新村キャスターによる、温暖化が進んだ地球を想定した「2100年の天気予報」の実演を聞きました。最高気温は北海道でも40℃を超え、熱中症で運ばれる人が続出。雨が降らず農作物が枯れる一方で、局地的な雨による川の氾濫、大型台風、高波、高潮が発生。原因は地球温暖化です。100年後には気温が最大4.8℃も上昇するとの予想もされています。
温暖化の原因である二酸化炭素は本当に温室効果が高いのか?実験で確かめました。2つの容器の片方に二酸化炭素を注入し、もう一方の容器の中は空気です。2つの容器に赤外線を当てて過熱し、4分間の温度上昇を計測しました。

スタート前「シューーー」と二酸化炭素を注入した時点で下がっていた箱内の温度が4分で6.9℃上がったのに対して、空気の箱は6.3℃の上昇で、二酸化炭素の方が0.6℃上昇幅が大きかったことが分かります。目に見えず、匂いもしない二酸化炭素に、熱をため込む性質があるということが分かりました。

(3)牛乳パックで百葉箱作り
「百葉箱」は、直射日光や雨などの影響がない状態で屋外の気温を測るためのものです。今日は牛乳パックで簡易百葉箱を作成します。

外に出て、地面から離した位置で測定をしてみました。
また最後に気象予報士の皆さんへの質問コーナーがありました。気象予報士を目指した時期、お勧めの気象アプリについて(結局、気象庁のHPを照らし合わせる)など、むしろ保護者の方からの質問が多くありました。

アンケートより(一部
 百葉箱がこんなに簡単にできるのかびっくりしました。(子供)
 実際に気象予報士の方に会えて、お話を聞けたのがとても良かったです。ありがとうございました。

3日目:7月26日(月)「お天気ふしぎ発見!」(1、2年生) 講師:吉田晴香さん

小学1、2年生が対象の3日目。メインの講師は吉田晴香さんです。お天気クイズ、実験の後、光の万華鏡と紫外線ビーズのストラップを作りました。

(1) お天気クイズ
雲の名前、雨つぶの形、雷の音や竜巻、虹のしくみをクイズを通して学びました。
皆、元気に手をあげて答えてくれました。
(2) 実験
「雲を作る」「雷の音のする楽器を鳴らす」「虹を見る」「竜巻を作る」実験をしました。ほとんど全員がすべての実験を体験できました。よかったね!

(3) 工作
「光の万華鏡」と「紫外線ビーズストラップ」を作りました。

講師から万華鏡でぜったいに太陽を見ないようにと注意がありました。

♪紫外線ビーズストラップ♪
紫外線で色が変わるビーズのストラップを作りました。ビーズが日ざし(紫外線)で何色に変化するのかワクワクしました。

1,2年生は元気いっぱい!おとなにも手伝ってもらって環境の勉強を行い、実験、工作を楽しみました。全員、任務完了♪

最後に講師のみなさんへの質問コーナーがあり、気象予報士を目指したきっかけを話していただきました。
吉田晴香さんは、ご実家が石巻で、10年前の「東日本大震災」がきっかけだったそうです。講師の多くが地震の予測はむずかしいけれど、気象の勉強が台風や水害の予測に繋がり、人の役に立てるとおっしゃっていたのがたいへん印象的でした。もしかしたら参加者の中から今日の講座がきっかけで気象予報士を目指す子らが出てくるかもしれません。

アンケートより(一部)
 子供たちの好奇心をたくさん刺激しながらすすめてくださって、とても楽しめました。至るところにコロナへの配慮もしっかりしてくださって安心できました。ありがとうございました。
 このような緊急事態宣言の中、講座を開講し学びの場を提供いただきましたこと、大変感謝しております。2時間の間に数々の実験やクイズ、工作とあきることなくとてもたのしめました。子供は雲づくりの実験がとても楽しかったようです!!

カテゴリ:令和3年度

投稿日:2021年08月18日