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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

庭師と一緒に作るミニ門松

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2020年12月25日

令和2年12月20日(日)、環境学習講座「庭師と一緒に作るミニ門松」が開催されました。講師には庭師の小野勝己氏(製作スタッフ:竹中信子さん)をお招きし、庭師の仕事についてのお話と、ミニ門松作りを指導していただきました。

■庭師の道具
どんな作業にどの道具を使うのか?様々なはさみ、のこぎり、なた、ちょうな等を見せて頂きました。藍染の作業着で、鍛冶屋さんが鉄を打って作った道具を大事に長く愛用することで、職人さんたちの情熱を受けて、ご自分の仕事も頑張れるそうです。

■庭師の仕事
小野さんは依頼主の「庭で何がしたいか?」などの希望を聞いて一から新しい庭を造ったり、生い茂った庭木を整えたりします。「に・わ・し」を頭文字にして、人間の「に」と自然の「し」を輪(または和)「わ」でつなぐ(または和ませる)ような仕事だと考えながら庭を造っています。「庭」が癒しをもたらすようにと、今までお客様の庭にあった思い出の石や灯籠を、新しい庭へ運び、再利用したりもします。今ではあまり作られなくなった竹垣なども、プラスチックは出来るだけ使いたくないという考えで、庭づくり全般を手掛けます。

■門松の意味
門松の竹の切り口は「そぎ」と「寸胴(ずんどう)」の2種があります。現在よく見られるのは斜め切りのそぎですが、一年の苦労を「そぎ落す」という意味、また徳川家康が唯一負けた武田信玄に対して「次は首をそぎ落としてやる」という意味を表しているという説もあります。新年の神様をお迎えする印であり、1月8日まで飾ります。

■ミニ門松作り
都内では多くの場合、庭で剪定した枝は(土に還るまで置いておける場所もないので)処分場へ運びます(そこから千葉か長野か山梨へ送られます)。今日の材料はそうやって捨てられるはずだった竹・松の葉を使います。竹をリサイクルのゴムで仮止め、ペットボトルに固定します。下の部分はカットされた古帯で包むのですが、包み方はお好みで♪松の葉をアレンジした後、最後に竹垣などに使う天然素材の棕櫚(しゅろ)縄を巻きます。本来は3,5,7の縁起のいい数で結ぶのですが、今日はミニなので1、2か所で留めます。庭師仕事では欠かせない「男結び」をやってみたい人は、教室前で教えていただきました。
*ネット検索すると男結びの図解や動画をすぐに見つけることができるので、調べてみましょう。


松の枝から葉を自分で切り、松の香りを感じました。のこぎり体験でも月桂樹の枝の匂いを嗅ぎました。ごつごつした小野さんの手、道具、日本の風習や伝統技術など「本物」に触れることのできる楽しい講座でした。

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2020年12月25日