品川区の環境ポータルサイト

過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

庭師と一緒に作る和風リース

カテゴリ:令和元年度

投稿日:2019年12月25日

令和元年12 月8日(日)環境学習講座「庭師と一緒に作る和風リース」が開催されました。 講師には庭師の小野勝己さん(製作スタッフ:竹中信子さん)をお招きし、庭師の仕事についてのお話と、様々な剪定枝を使ったリース作り、そしてノコギリ体験を指導していただきました。「今日は庭のものを使って人間の僕らもリースを作る訳だけど、庭で見つけた鳥や虫の巣も、彼らが作った「作品」とも言えるね…」というお話から始まりました。

■庭師の仕事
小野さんは依頼主の「庭で〇〇がしたい」などの希望を聞いて一から新しい庭を造ったり、生い茂った庭木を整えたりします。「に・わ・し」を頭文字にして、人間の「に」と自然の「し」を輪(または和)「わ」でつなぐような役割だと思いながら庭を造っています。「庭」は小さな風景・景色。その庭が人の心に風、色、癒しをもたらすようにと、今までお客様のお庭にあった思い出の石や灯籠を、新しい庭にするにあたって再利用したりもします。樹木を植えて手入れするだけでなく、草花や苔や竹、石やレンガ、アイアンなども和風洋風関係なくできるだけ自然の産物を扱い、プラスチックは出来るだけ使いたくない考えでの庭づくり全般を手掛けます。(↓庭から出てきたハチの巣、カマキリの卵、ノバトの巣。雨どいに詰まっていたもの、木の処分場)

*カマキリは他の虫を食べる虫なので、農薬などが使われていない、色々な虫が来る庭だと卵を産みます。雨どいに溜まっていたものは、モクレンの花、実、葉だけがそのまま腐葉土となった栄養満点の土です。

■庭師の道具
道具や作業着は量販店のものではなく、職人さんが手作りした物が好きなので、それらを大事に長く使っています。藍染の地下足袋、脚絆(きゃはん)、乗馬ズボン、手甲、どんぶり(前掛け)を着て、錆びたら土に還る鉄製の道具を愛用することで、職人さんたちの「手仕事」を応援できるし、その人達に支えられている感じがして自分の仕事も頑張れるそうです。どんな作業にどんなハサミを使うのか、さまざまな種類の道具(はさみ、のこぎり、なた、ちょうな等)も見せて頂きました。

■松などを使った和風リース作り
都内では多くの場合、庭で剪定した大量の枝は(土に還るまで置いておける場所もないので)処分場へ運びます。今日の材料はそうやって捨てられるはずだった枝です。この1週間に庭から切り出した黒松・赤松・五葉松・クチナシ・モクレン、赤い実のついたものは、野ばら・ナギイカダ・ウメモドキなど豊富な材料から使いたいものを選び、切って使います。今日はチクチクする葉のナギイカダも大人気。フジのリース台に自由に配置して、鉄やアルミのワイヤーで固定していきます。
(↓元の大きさが分かる豊富な自然物 ↓リース台のフジの枝は成長するとこの太さ)

 ↑松の枝を自分で切ってみる…       ノコギリ体験もやりました↑


                    こんな作品も出来ました↑
子供も大人も楽しく真剣に取り組んで、素敵なリースになりました。心のこもった普段の仕事ぶりと同じように、「子供たちに見せて、触らせてあげたい」と素材や自然物も出来るだけ良い状態でたくさん運び込んで下さった小野さん。子供のリクエストや保護者からの質問で大忙しでした。
<参加者アンケートより>
・ 捨ててしまう材料を使って、立派なリース作りと自然や伝統的な道具にふれられて、すごく子供に良い体験をさせていただきありがたかったです。
・ 子どもが庭師のお仕事について、おそらく初めて聞いたと思うので、私自身もですが、とてもよかったです。リースもお正月まで使える和風リース、子供と一緒に作れて楽しかったです。
・ 作るだけでなく、この講座の意義や製作の素材についてなど学ぶことが多かった。勉強になりました。ありがとうございます。
・ ノコギリ体けんで木を切ってみて、とても大へんなことだとしりました。リース作りではじめてしぜんの物だけで作ってとても楽しかったです。 …などなど

カテゴリ:令和元年度

投稿日:2019年12月25日