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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

異常気象と台風・局地的大雨などの気象災害から身を守る!

カテゴリ:令和元年度

投稿日:2019年09月09日

 令和元年8月25日(日)、環境学習講座「異常気象と台風・局地的大雨などの気象災害から身を守る!」が開催されました。講師は気象予報士の新海康雄氏です。新海氏は各地で開催される消防署員を対象とした防災講座などでも講師をされています。
                
1.本日の講座の目的
自分の身は自分で守る必要があります。そのために気象に関する知識を身につけていただくことです。
2.災害となる気象現象
(1)局地的大雨・集中豪雨
局地的大雨とは、急に強く降り始め、数十分の短い時間で、狭い範囲に数十mmの雨量となる雨で、土砂災害、中小河川の増水や低い土地の浸水を引き起こすことがあります。
原因となるのは発達した積乱雲で、さらに発達した積乱雲の近くでは、落雷、竜巻などの突風、「降ひょう」などが発生することもあります。
(2)台風
中心付近の最大風速が17.2m/s 以上になった熱帯低気圧を台風といい、大雨や暴風をもたらします。台風の中心付近では、台風の進行方向に向かって右側の方が、左側より強い風が吹きます。それは、台風そのものによる風に台風の移動速度が加わるためです。

(3)竜巻
2012年5月6日 茨城県・栃木県で発生した3つの竜巻では、大きな被害が発生し、死者も出ました。竜巻は日本中どこでも発生し、特に沿岸部で多く発生します。
竜巻に遭遇したら、すぐに身を守るための行動をとってください。
<屋外では>
頑丈な建造物の物陰に入って、身を小さくする。物置や車庫、プレハブの中は危険です。電柱や太い樹木があっても倒壊することがあり危険です。
<屋内では>
家の1階の窓のない部屋に移動する。窓のある部屋では、窓・カーテンを閉める。

(4)落雷
ピカッ!と光ってから10秒後にゴロゴロ・・・まだ遠いのでだいじょうぶ?
雷鳴が聞こえたら危険地帯で、どこに雷が落ちてもおかしくないのです。 木の下は非常に危険です。
3.発達した積乱雲による災害事例
・2008年7月28日に発生した神戸市都賀川の水難事故では急激な増水で約50人名が流され、5名が亡くなっています。雨が降っていなくても、川の上流で強い雨が降ると急に増水することがあります。危険を知らせる案内があった場合は速やかに避難することが大切です。

         
・2015年9月の関東・東北豪雨(鬼怒川氾濫)も同様で、上流で降った雨が下流の増水・越水・決壊の原因になり、大きな被害をもたらしました。
・2018年7月の西日本豪雨では、岡山県倉敷市の小田川とその支流の堤防が決壊し、5500棟が全半壊、死者51名(9割が高齢者)の大半が屋内の1階で発見されました。
4.気象災害から身を守るために
(1) 身を守る3要素
①その場所の災害リスクを知る。②災害のきざしを見逃さない。③早め早めに避難する。
(2) このような場所で局地的大雨にあったら・・・被害をイメージしましょう。
川釣り、アンダーパス(鉄道や道路の下を通る立体交差になっているくぐり抜け式通路)、親水公園での水遊び、川原でバーベキュー、地下街
(3) 災害のきざしを見逃さない 
①「大気の状態が不安定」「上空に寒気」「雷・突風・ひょうに注意!」
これらの言葉を聞いたら、要注意です。
②天候急変のきざし
晴れのいい天気が・・・突然真っ暗になり・・・雷の音が聞こえてきた、急に冷たい風が吹いてきた 
⇒ 早めに避難しましょう
5.気象情報の入手方法と活用についての説明がありました。
(1) 気象庁のホームページ (2)テレビ (3)スマホ(携帯電話)
(4)品川区・・・しなメールの「緊急情報・防災気象情報」、防災ハンドブック、ハザードマップ
6. 最後に
人には、「たぶん大丈夫」「自分は大丈夫」と、自分に都合よく考えてしまう傾向があります。
災害の原因となるような自然現象をなくすことはできません。しかし、被害を減らすことはできます。大切なのは命です。自ら考え、行動し、自分の身は自分で守りましょう。

カテゴリ:令和元年度

投稿日:2019年09月09日