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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

春のこども環境学習講座〜生きもの博士になろう〜

カテゴリ:平成30年度

投稿日:2019年04月05日

平成31年3月16日(土)、17日(日)、春のこども環境学習講座「生きもの博士になろう」が開催されました。講師はNPO法人生態教育センターより村松亜希子さん、椎名明日香さんにお越しいただきました。生態教育センターでは人と自然が共に暮らせる街作りなどを目指した調査・研究・環境教育に取組んでいます。
 
【第1回3月16日】「五感を使って、ちいさな春みっけ!」(小学1、2年生対象・保護者同伴)   
目、耳、鼻、感触を使って身近にある自然とふれあい、観察やゲーム、工作などを通して生きものについて楽しく学びました。

1.春を感じる練習?
教室で五感を使うゲームをしました。
①  かぐ(鼻)
中の見えないフィルムケースに、においのする自然物が入っています。お互い匂いをかぎっこしながら同じ仲間を見つけます。(3種:カツラの葉→秋の落ち葉の甘い匂い、ウメの花、クスノキの葉→樟脳・衣類の防虫剤に使われていた匂い)花は花粉を運んでくれる虫を引き寄せるために香りを発し、葉は食べられないように虫を遠ざけるため触られた時、かじられた時などに匂いを出すそうです。

②  さわる(手)
封筒に入れた自然物を触った感触だけで同じ仲間を見つけます。(3種:ツワブキの若葉→ふわふわ、ツツジの仲間の葉→ペタペタ、シールになる、クスノキの葉→すべすべ、アオスジアゲハが卵を産む)

…それぞれの葉や花の特徴に理由があることも教えていただきました。

2.公園で小さな春をさがしに出かけよう!
教室を出て八潮周辺の春をさがします。少し歩いただけでも桜、タンポポ、ヤマモモのぶつぶつした花などが見つかりました。「これは何~?」「あれは何の葉っぱ~?」と質問が止まりません。「春さがしビンゴ」も親子で真剣モードに…♪鳥の声や木々の音にも耳をすませましたね。鏡の中に映る頭上を見ながら歩く体験は、林の木々を違う角度で見る「鳥になって歩こうゲーム」でした。空に落ちるような不思議な感覚があってやってみて初めて分かる驚きがあります。「春の香り袋作り」のため自由な自然物探しをする頃にはもう、みんな五感をフルに使って自然を満喫…観察のスキルがぐんと上がっていたのでした。
     
3.春の香り袋づくり
公園で拾った物をつめて、自分だけのオリジナル香り袋を作りました。最後はハチミツ飴をもらって、ミツバチのお話で講座が終わりました。これでもう一つの五感も使い、親子で自然に親しんだ2時間でした。

参加者の声(一部)
・身近な公園で、こんなにたくさんの植物があることを知り、専門家の方とまわると、ぜんぜん見方が違って楽しかったです。/・普段は見落としがちな自然なものを探すとてもいい時間になりました。この春、子どもと一緒に身近な自然に目を向けて散策してみたいです/・生物、自然に興味が持てる、親子共々楽しめる講座でした。また参加したいです。/・かがみをみてあるくのがこわかったです。たのしかったです。

【第2回3月17日】「みぢかな鳥のヒミツを知ろう!」(小学3~6年生対象)
今回の講座のメインは、八潮の自然の中でバードウォッチングをして、みぢかな鳥のヒミツに迫ることです。まず、もっとも身近な鳥であるスズメについてクイズを通して知識を得て、ポイントを押さえて野外観察ができるように準備をしました。

1.教室でクイズ

スズメのクイズでわかった観察ポイント
くちばしの形は?足の形、向きは?・・・形には理由がある。枝にとまりやすい足の形など。
ほっぺの模様は?お腹の模様は?
スズメはどれくらいの大きさ?・・・14.5cmくらい
スズメの食べものは?・・・昆虫、種。春先には桜の花のみつも食べる。他の小鳥という選択肢は×。
卵の大きさと模様は? 

観察のコツ
・静かにする
・忍び足で動く
・耳をすまして音をたよりにする
・4つの注目ポイント

①色 ②形(くちばし、足など)③行動(何をしているのか、食べているのか、休んでいるのか、など)
④鳴き声

記録方法
・ビンゴシートのクリアした項目に○をつけていく
 
2. 外で自然観察
センターのある「こみゅにてぃぷらざ八潮」を出発して、近隣の緑地を歩いて観察を行いました。たくさんの発見をして、ビンゴシートにいくつも○をつけることができました。

 
A)    桜はまだ咲き始めたばかりなのに木の下に花が落ちていました。くちばしの細い鳥は舌で蜜を舐めとりますが、スズメはくちばしが太く舐めるのが上手ではないので、花を切って根元から直接蜜を食べます。その食べた痕が花の形のまま落ちたのです。
B)    ジョウビタキを見つけました。大陸からの渡り鳥で、冬の間、一羽ずつなわばりを持っています。
C)    ヒヨドリがエンジュ(マメ科)に止まって実を食べていました。
D)    ヒヨドリ、メジロがツバキの蜜を吸いに来ました。花びらに穴があいていますが、これは鳥の爪痕です。   

他にも、スズメ、シジュウカラ、ハシブトガラス、キジバトを見つけました。


3.ツバメの紙飛行機作り
教室にもどって、紙でツバメを作って飛ばしてみました。

参加者の声(一部)
保護者
・身近なところにもこんなにたくさんの鳥がいたとは驚きでした。外に出たときは今までと違う視点で見てみたいと思います。バードウォッチングの楽しさが少し分かった気がしました。/・子供達が身近な生き物に関心を持つよい機会になったと思う。/・親が見学できるので親子コミュニケーションをはかれながら学ぶ事ができとてもよかった。

児童
・ビンゴでオレンジの色の鳥を見つけるのがむずかしかった。/・かんさつがおもしろかった。

「生きもの博士になろう」は毎年開講していますが、今回初めて八潮で行いました。前回までの開催場所、しながわ中央公園に比べると、自然に恵まれた環境です。豊かな自然を活かしたプログラムで、講師の専門性がより発揮できて、充実した講座になったと思います。

カテゴリ:平成30年度

投稿日:2019年04月05日