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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

「バナナのDNA抽出実験で生きものの保護について学ぼう」

カテゴリ:平成30年度

投稿日:2018年09月13日

平成30年8月19日(日)、環境学習講座「バナナのDNA抽出実験で生きものの保護について学ぼう」が開催されました。講師は一般社団法人環境教育振興協会の奥宮健太さんです。

1)たくさんの生き物の特徴や能力
地球上には、多くの生き物が棲んでいます。それぞれの生き物は、生きるためにさまざまな形をしています。また、エサを取るため、敵から身を守るため、さまざまな能力を持っています。クイズに答えながら、生き物の特徴や能力について学びました。好奇心をそそられる内容で、子どもたちは、積極的にクイズに参加していました。親子で相談する場面も見られました。

(2)ウミホタルの実験
生き物の特徴を知るための実験を行いました。
各グループで協力して、乾燥ウミホタルをすりつぶしました。教室を暗くして水を入れると、ウミホタルが青く光ることが確認できました。ウミホタルの体内にルシフェリンという水と反応して光る物質があるのです。ウミホタルが海の中で光るのは、外敵から身を守り仲間に危険を知らせるためです。生きものは生きるため、子孫を残すためにさまざまな特徴や能力を持っているのです。
ウミホタルが光ったときの子どもたちの盛り上がりを見て、自ら体験することの大切さを感じました。
  
(3)DNAについて
生きものの体は、小さな点のようなものからできています。それを細胞といいます。細胞の中にあるDNAが、私たち生き物のもとになっています。DNAは、生き物の特徴や能力、様々な情報を次の世代に引き継いでいるのです。DNAの中にある情報は、それぞれの生き物が、何千年、何万年かけて獲得し進化してきたものです。
 
(4)生き物の多様性とわたしたちの生活
豊かな自然の中に、色々な生き物が棲んでいます。多くの種類の生き物が、お互いにつながりを持って生きていることを「生物多様性」といいます。人間も自然とともに生きていて、自然界のものを食べたり、ものを作る材料として利用したりして、豊かな生活を送ることができています。しかし、他の生きものが長い時間をかけて作りあげてきたものを人間があっという間に壊しているという現実があります。講座では、森の開発や密猟のために絶滅の危機に追い込まれているゴリラやベンガルトラや、日本の絶滅危惧種が紹介されました。豊かな自然の多様性を守れるよう私たち人間の生活を見直していかなくてはなりません。                             

(5)バナナのDNAの抽出実験
DNAや生物多様性のお話をきいて興味津々になったところで、実際にDNAを抽出してみました。 

講座の締めくくりに子どもたちに感想を聞きました。「人間のせいで動物が減っているから大切にしようと思った。」「色々なDNAを調べてみて人類の役に立てるようになりたい。」などの感想がありました。この講座が、生き物の保護を身近な問題と感じるきっかけになってくれたら嬉しく思います。

アンケートより(一部)
保護者
家にあるもので、DNAが抽出できることがわかって驚きました。生物が何万年とかけて、環境にあわせて進化してきたのに、人間がその環境をかえることで生物のくらしをこわしているというのは、とても悲しいことだと思いました。
小学生
細胞やDNAといった聞いたことがあるようで詳しくは知らないものについて実験をしながら身近に感じることで深くは理解しなくても興味をもつという一歩はふめました。将来のリケ女への第一歩?

カテゴリ:平成30年度

投稿日:2018年09月13日