森の大切さを学び、竹トンボを作って飛ばそう
カテゴリ:平成30年度
投稿日:2018年06月25日
平成30年6月9日(土)、環境学習講座「森の大切さを学び、竹トンボを作って飛ばそう」が開催されました。小学1~3年生と保護者、それぞれ1つずつ竹トンボを手作りする講座です。講師は石川雄一先生(森林インストラクター)です。
(1)竹のおはなし
昔は竹で出来たカゴなど竹細工のものがいっぱいあったのに、今はプラスチックなどに取って代わられ、「竹の子」を食べる以外、竹はだんだん使われなくなっています。竹林も手入れする人が減っていて、もったいない状況です(竹やぶになってしまうと、光が当たらず他の植物が生えない)。今日はそんな竹を使った工作をするわけですが、使うのはモウソウチク(中国が原産)。60年位に1度花が咲くのですが、咲くと周囲の竹が枯れるという不思議なことが起こります。未だになぜか解っていないのは、60年に1度なんて研究者が死んでしまうから!?また、未だに木なのか草なのか学者の中で議論があるくらい、実は「竹」って謎だらけなのだそうです。
(2)竹トンボ作り
あらかじめ用意された竹の板をヤスリでシャカシャカとみがき、左右対称、はじも真っ直ぐになるようにします。定規で大きさを測り、真ん中を探して印をつけ、キリで穴をあけ、好きな色をぬります。できたらロウソクの火で温めながらひねりを加え、穴にくしをつけ固定します。キリの作業も、熱で竹を曲げるのもはじめての体験でした。
(3)飛ぶかな?
先生に飛ばし方のコツを聞いてから、いよいよ廊下に出て飛ばしっこ!!…でも?飛ばない???
成功したトンボは4,5個だったかな?材料の大きさがすこしずつ違っていて、飛ばすにもコツが必要だったし、何より真ん中の重心が少しずれていたりして、バランスが成功のカギだったようです。少し小さいサイズ、薄くて軽い方が飛ぶ確率が高いようでした。飛ばなかった子は残念に感じたかもしれないけれど、簡単に成功してしまうより、失敗体験としては貴重だったかもしれません。上手く飛ぶまで頑張って改良できたら、それはもう航空力学の世界?これもまた、面白い自由研究になる可能性がありそうですね。
アンケートより
・「ひみつのさぎょう」が、とても見応えがありました。とても上手でした。
・ とても有意義な時間でした。ありがとうございました。「竹」のウンチクがとても楽しかったです。
・子どもも楽しめたようで良かったです。低学年のレベルにちょうど良かったです。
・私も竹とんぼを作ったのは初めてだったので息子と二人で楽しめました。
カテゴリ:平成30年度
投稿日:2018年06月25日