品川区の環境ポータルサイト

過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

バナナのDNA抽出実験で生きものの保護について学ぼう

カテゴリ:平成27年度

投稿日:2015年09月01日

平成27年8月9日(日)、環境情報活動センターにおいて、環境学習講座「バナナのDNA抽出実験で生きものの保護について学ぼう」が開催されました。講師は一般社団法人環境教育振興協会理事の深澤秀治さんです。
(1)生きものの特徴・能力・進化について

はじめに、植物が太陽の光を得るためにどのような工夫をしているか、鳥のくちばしがそれぞれどのように進化をしてきたか等々、クイズ形式で生きものの能力や特長について理解を深めました。また日本で一番太い木の周りの長さを、ロープを使って確認しました。教室いっぱいに広がるロープの長さにとても驚きです。光を求めてこんなにも高く大きく成長してきた事実に、生きもののたくましさを感じますね。

(2)ウミホタルの実験
生きものの特徴を知るための実験を行いました。乾燥ウミホタル(死骸)をすりつぶして、水を入れるとどうなるでしょうか?

 乾燥ウミホタルの臭いは生臭く、磯のにおいがします。すりつぶすとさらに臭いました。さてさて、教室を暗くして水を入れてみると・・・乾燥ウミホタルが青く光る事が確認できました!目に見える変化に子どもたちはとても興奮し、「固めたら光る氷として残せますか?」「ウミホタルライトにできますね!」と豊かな発想が飛び交いました。しかし、乾燥ウミホタルは完璧に溶けると光らなくなるため、短い時間でしか光は確認できませんでした。残念ですが、実現は難しそうですね。
ウミホタルが海の中で光る理由は、外敵から身を守り仲間に危険を知らせるためです。この光の正体はウミホタルの体内にあるルシフェリン(光を出す物質)が刺激を受ける事により体の外に出て水と混ざり、光りだしたものなのです。死んでもその物質が残るためこのような実験ができるのです。
生きものは生きるため、子孫を残すために工夫を重ね長い時間をかけて、いろいろな特徴や能力を手に入れてきました。その一部を確認する事ができましたね。
(3)バナナからDNAを取り出そう!
生きものの体は細胞で出来ています。さらに細胞の中にあるのがDNAです。生きものには全てDNAがあります。そして生きものの特徴や能力、様々な情報を次の世代に引き継いできたのがDNAです。
そんなDNAを目に見える形に抽出してみました。

(4)多様性を守る
今回の講座で、生きものの特徴・能力・進化がDNAによって受け継がれてきた事がわかりましたね。
多くの種類の生きものが、お互いにつながりを持って生きていることを「生物多様性」といいます。今、生きものやきれいな自然が人間の活動によって失われようとしています。DNAの中の情報は何万年もかけて進化してきたものです。他の生物が何万年もかけてつくってきているものを人間はあっというまに壊しているのです。せっかく受け継がれてきたこの命を、私たちは守っていかねばなりません。豊かな自然の多様性を守っていきましょう。                             

カテゴリ:平成27年度

投稿日:2015年09月01日