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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

LEDを使って小さな行灯を作りましょう

カテゴリ:平成26年度

投稿日:2015年03月17日

 平成27年2月22日(日)、環境情報活動センターにおいて、環境学習講座「LEDを使って小さな行灯を作りましょう」が開催されました。講師はエーティライトラボラトリー代表の立川敦子さんです。

 
(1)LEDのお話
 2014年度のノーベル物理学賞が3人の日本人科学者に授与されました。青色発光ダイオード(LED)の発明により白色の光を作ることができ、その実用化に貢献した業績が認められたのです。
光の3原色(赤、緑、青)を合わせると白になります。赤と緑のLEDは1960年代にできており、青のLEDができたことにより、照明(白色=実用化)に使うことができるようになりました。
下の写真はNASAの地球観測衛星が撮った地球の夜景です。明るいところは先進国、暗いところは人の住めないところや、住んでいても電力インフラが整っていないところです。この発明により、発電所や電力網が整っていない国でも電気が使え、またわずかな電力で光を得ることができるようになりました。世界の人々の生活を変え、新しい産業創出につながったことが高く評価されました。

 
(2)LED照明の選び方、使い方
どれを買ったらいいのでしょうか?どのようにして選んだらよいのでしょうか?メーカーによって違いますし、同じメーカーのものであっても違いがあります。
LED電球の寿命は、一般的には40,000時間と言われていますが、仮に1日1時間しか使わない場所でしたら年間使用時間は約400時間になります。計算上では100年持つことになります。1日5時間使うのであれば約20年になりますが。
(2−1)照明器具/照明システム
➀調光器(明るさを調節する)・・・リビングなどに使われる調光機能のある照明器具には、「調光器対応」とパッケージに明記されているランプを使いましょう。
�密閉形器具(浴室や門灯、ポーチ灯など、水滴や湿気が入らないようになっている器具)・・・「密閉形器具対応」とパッケージに明記されているランプを使いましょう。
�断熱材施工器具(断熱材を敷きつめた天井に施工する照明器具)
「断熱材施工器具対応」とパッケージに明記されているランプを使いましょう。
�サイズ/形状
電球形蛍光ランプ、LED電球はどちらも白熱電球と比較するとやや大きく、形状も一致しません。パッケージに記載されているサイズと形状比較イラストを確認してください。
      

 
(2−2)光の状態/光の性質
�光束(ランプからの光の出力量) → ランプの明るさ
単位は[lm](読み方:ルーメン)・・・数値が大きいほど明るい
「ワット」は電力の単位で光の量を言っているのではありません。LEDは「ルーメン」という単位を使います。例えば、‘485[lm]’出ているLED電球は、白熱電球40[W]相当タイプと表現します。
�光色 → 光の色合い
電球形蛍光ランプと同様、電球色・昼白色・昼光色それぞれ選べます。
�配光 → 光の広がり
LED電球は光の広がりにより「全方向タイプ」と「下方向タイプ」の2種類があります。

<全方向タイプ>
光の広がり方が電球に近い。全体を明るくしたい場所(リビング、ダイニング)の照明
<下方向タイプ>
光が下方向に広がる。照らす幅が狭い場所(トイレ、廊下、階段)の照明
�演色性・・・忠実に色の再現ができること
演色性の良い光源で照らされた物の色は、自然な感じに見えます。演色性の悪い光源で照らされた物は、くすんでいるように見えます。肌に照らしてきれいに見えるものが良いでしょう。
平均演色評価数(演色性を評価したもの)
  白熱電球:100、電球形蛍光ランプ:84、LED電球:70〜90 
残念ながら電球形蛍光ランプ、LED電球ともこの記載はありませんので、目視で確認しましょう。「赤」の見え方がポイントです。
(2−3)省エネランプ購入のステップ
<ステップ1>お店に行く前に購入するランプの条件を決めておきましょう。
LED電球購入チェックシート(下記)に記入してランプの条件を確認しましょう。
取り付ける器具のサイズをチェックしましょう・・・写真を撮る
<ステップ2>お店に行きましょう。
・LED電球購入チェックシートを見ながら自分で選びます。
・LED電球購入チェックシートを店員さんに見せて商品を出してもらいます。
決めてきた条件にピッタリ合う商品がない場合もあるので、条件の優先順位、条件の幅、妥協できる点を事前に考えておきましょう。

(2−4)省エネランプを購入する際の注意事項
・多灯器具のランプは全数同時に交換する。
・同じ部屋のダウンライトのライトは、全部同時に交換する。
・まとめ買いはしない。必要なときに必要な数だけ!
(3)LEDを使って小さな行灯作り
➀講師が準備した黒の画用紙の模様に沿ってカッターで切りぬき、トレーシングペーパーを糊付けします。
�灯りは小さなLED1個で、可愛い小さなガラスコップに入っています。

(4)まとめ
知っているようで実はあまり分かっていない、それがLEDではないでしょうか。
「家を建て替える際の参考にしたい」「お店で買う時、サイズや形しか考えていませんでしたが、とても参考になりました」など、受講者の皆さんには多くを学んでいただくことができたと思います。また、<行灯作り>も大いに楽しんでいただけたと思います。

カテゴリ:平成26年度

投稿日:2015年03月17日