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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

間伐材を使って楽しい工作をしよう

カテゴリ:平成26年度

投稿日:2014年07月07日

6月15日(日)、品川区環境情報活動センターで、環境学習講座「間伐材を使って楽しい工作をしよう」を開催しました。講師は、家具製作会社「株式会社樹楽製作所」代表の佐々木重孝さんです。6名のサポーターの皆さんが手伝ってくださいました。樹楽製作所は、家具の制作工程で出る間伐材の端材を捨てないで有効利用しようという「よりみちプロジェクト」の活動をしています。親子で積み木作りを体験する今回の講座は、そのプログラムのひとつです。小学1年生から3年生の子ども達が保護者と一緒に参加しました。昨年に引き続き今年も大好評で、頭も身体も存分に使って大いに盛り上がりました。
(1)「森と動物と私たち」のお話

まず5つのグループに分かれて席に着き、スクリーンを見ながらお話を聞きました。クイズが出されると、グループで親子一緒に話し合って答を見つけます。和やかな雰囲気の中、積極的に思いついたことを声に出して参加している子が多かったです。

森には色々な動物が棲んでいます。森に棲むリスは、長い冬に備えて秋のうちに大好きなどんぐりを土の中に隠しておきますが、埋めたところをよく忘れます。掘り起こさないで春になるとそこからどんぐりの芽が生えてきます。リスがいないとこんなに多くのどんぐりの木は生長しません。タヌキは柿が大好きです。タヌキのウンチを見ると柿の種が入っていることがあります。タヌキがあちらこちら動き回ると、柿の木が離れたところに運ばれて育つことになります。鳥はもっと遠くまで種を運んでくれます。こうして動物と森林は繋がっているのです。
森林は私たちが口から出した息を吸って、酸素を作ってくれます。また、雨を少しずつきれいな水にします。元気な木はそういう働きを活発にします。ですから元気な木が沢山ある森を保つことが大切なのです。そのためには何をすればよいでしょう。
 ・森の木をいたずらに切らない・・・木が減ってしまう
 ・木の実をたくさん取り過ぎない・・・動物の食べ物がなくなる。動物が元気で 種を運んでくれないと新しい木が育たない
 ・元気がなくなる前に木を切ってあげる・・・あまり木がたくさんあると、元気な木のじゃまになったり葉っぱ同士がこすれて山火事をおこすことがある
 ・切った後に新しい木を植える・・・木を減らさないため
 ・生長に伴って込み過ぎた森の立木を一部抜き伐る(間伐)・・・人が植えた木は放っておくとどんどん生長するので、間引きして元気に育ちやすい状態にする
森を守るために不可欠な間伐によって生じた木材が、家具作りなどに利用されています。きょうは、家具作りの過程でできた端材を使って積木作りをします。
(2)間伐材を切って積み木作り


ひとりひとり、のこぎりを使って間伐材を切ってみました。まず初めにサポーターさんがお手本を見せてくださいました。子どもたちは神妙な顔で見入っています。のこぎりを使うのは初めての子がほとんどではないでしょうか。低学年にのこぎりを使わせるのは、親御さんにとって気軽にできないことかもしれません。でもきょうは大丈夫!サポーターさんが付いて見てくださるので安心です。保護者に助けてもらって全員が無事に木を切り落としました。やすりで角を丸くしたら積み木の出来上がりです。次にこの積み木を使ってゲームをします。
(3)積み木ゲーム

                  
5つのチームに分かれて積み木を組み立てるゲームをしました。チームの仲間との共同作業です。今度は保護者の皆さんは手を出さないで応援に回ります。クイズに答えることで、前半に聞いたお話のおさらいができました。
� サポーターさんが森と動物のクイズの紙を持っている。正解したらクイズの紙をもらえる。裏は「つみきチャレンジ」の問題になっていて積み木を組み立てた写真が載っている
� 「つみきチャレンジ」の問題用紙を見ながら、積み木の山の中から必要な積み木を探す
� チームのテーブルにもどって写真を見ながら積み木を組み立てる
� 出来上がったら講師の佐々木さんかサポーターさんに、写真通りにできていることを確認してもらう
� できていたら問題用紙にスタンプを押して完了
� 更に次の「つみきチャレンジ」に挑戦
積み木を組み立てるときの子どもたちの集中力には圧倒されました。これは相当頭をつかうゲームです。バランスを取って高く積み上げる瞬間のスリルと緊張感、協力してやり遂げたチームの仲間と共に味わう達成感、よい時間を過ごせましたね。教室は子どもたちのはじける笑顔と歓声に包まれました。
ゲームに使った積み木は参加者が持ち帰り、更に間伐材で作った積み木ブロックをお土産にいただきました。きょうの講座で積み木遊びに夢中になり面白さがわかったので、家でも家族と一緒に楽しめそうです。
講座では、森の樹木と森に棲む動物の連鎖について子どもたちが興味を持てるように説明していただきました。また、森を守るために間伐が必要だということもわかりました。参加者から、親も勉強になったという感想が寄せらせました。お話を聞いて知識を得た後、間伐材で積み木を作り、自分たちで作った積み木を使って遊ぶ、という一貫性のある充実した講座だったと思います。のこぎりを実際に使ってみたのもよい経験です。子どもたちがあんなに夢中になって生き生きとしている様子を間近に見ることができて、心温まるひと時でした。

カテゴリ:平成26年度

投稿日:2014年07月07日