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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

どんぐりの種まきと苗作り〜被災地での植樹につなげよう〜

カテゴリ:平成25年度

投稿日:2014年03月14日

2月23日(日)に品川区環境情報活動センターで、環境学習講座「どんぐりの種まきと苗作り〜被災地での植樹につなげよう〜」を開催しました。講師は、区立浜川小学校副校長の宮原元先生です。

講座では、被災地の緑の復興を応援する活動「どんぐりプロジェクト」に参加しました。「どんぐりプロジェクト プロジェクトD(Dはどんぐりのこと)」では、全国から仲間を募り、被災地で拾ったどんぐりから苗木を育てて、被災地に送り返して植樹しています。2011年3月11日に起きた東日本大震災により、岩手、宮城、福島の広大な植林地は大きな損傷を受けました。これから何年もかけて何百万本もの植樹をおこなわなければならないのです。
どんぐりプロジェクトの流れは下表の通りです。

�被災地のどんぐりを拾う
  被災地のどんぐりのみを使用します
�受け取る 
  「どんぐり&マニュアルセット」が里親に届きます
�全国で育てる
  どんぐりを大切に育てます。他の里親仲間の苗木の生育状況をインターネットで報告、共有します
�被災地に植える
  2014年春から現地で植樹します
�被災地の杜を育てる 
  被災地の杜を見守ります
講座の参加者の皆さんは、「�全国で育てる」の部分を体験しました。

プロジェクトDでは、被災地で拾ったどんぐりだけを使い被災地の森林を蘇らせます。どうして「被災地で拾ったどんぐり」でなくてはいけないのでしょうか。他の地域の苗木を使用すると地域特有の生物多様性が損なわれることになるからです。地域の自然環境にあった木を育てるとともに、その地域の森にしかない個性を守っていくためには、他の地域の苗木ではなく地元でとれたどんぐりを使って育てた苗木を植えることが大事なのです。プロジェクトDのホームページでは、どんぐりが育つ様子を写真付きで報告することができます。また、全国のみんなが育てているどんぐりの報告を見て、コメントすることもできます。苗木を育てる子どもたち同士のきずなを大切にしているのです。
育てたどんぐりの苗木が被災地に植樹された後、苗木の成長の様子をインターネット上でみることができます。苗木の成長を通して月日の流れを意識して、未来の自分はどうなっているのか、どうなりたいのか、考えるきっかけになりますね。講座後半は、持続可能な社会の大人づくりを目標におこなわれている小学校の市民科の授業を親子一緒に受けました。
20年後の自分をイメージして、各々現在から未来へのタイムテーブルを作ってみました。まず、これまでの自分を振り返って、自分のよいところ、得意なこと、好きなことを思い浮かべ、自分は将来どのようになりたいのか、そのためには今できることは何なのか考えていきました。参加されたお父様、お母様方も同様にワークシートを記入し、自らの過去のこと、今後のことを考えてみていただきました。

「どんぐりプロジェクト」への参加を通して、子どもたちは、被災地のことに思いを馳せると同時に、環境を守っていくことの大切さを実感していくことでしょう。また、自分が育てたどんぐりの成長を長きに渡って見守ることは、先を見据えて自分の人生を考え、目標を持って生活していこうという意欲にもつながるのですね。「どんぐりプロジェクト」という参加しやすく継続しやすいシステムがあるのは、有難いことだと思いました。

カテゴリ:平成25年度

投稿日:2014年03月14日