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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

子ども環境学習講座 ~いっしょに学ぼう! 生物多様性~

カテゴリ:平成28年度

投稿日:2017年04月10日

 平成29年3月18日(土)~20日(月)、品川区環境情報活動センターにおいて、春の子ども環境学習講座「いっしょに学ぼう! 生物多様性」が開催され、小学生61名(3日計)が、工作やゲーム、観察、実験などを通して生態系や生物多様性、環境問題について学びました。
講師は、進学教室SAPIX環境教育センターの先生方です。

【1日目】生き物ピラミッドを作ろう!(小学1・2年生対象)
(1)昆虫の擬態クイズ
まずは映像を使った授業です。葉や花、木の幹などに擬態した昆虫が写真の中のどこにいるかを探すクイズを通して、生き物が天敵から身を守る術を学びました。

(2)サバイバルゲーム
次はゲームに挑戦します。緑色の帽子をかぶった子ども(緑色の虫)は草や木の葉に、茶色の帽子の子ども(茶色の虫)は木の幹や土に触れることで「擬態」しながら、鳥に捕まらないように目的地を目指します。
 
(3)生き物ピラミッドづくり
最後は、食物連鎖について、より踏み込んだ話をします。生き物のシールを木製のブロックに貼り付け、ピラミッド型に積み上げます。そして、このブロックを使ってさまざまなゲームをしながら、生き物同士の関係について理解を深め、どの生き物の存在も大切であるということを学びました。

【2日目】オリジナル樹木図鑑を作ろう!(小学3・4年生対象)
(1)公園でゲームと樹木観察
【木探しゲーム】
子どもたちはバンダナで目隠しをして、ある1本の木のもとへ案内されます。そして、木に触れる、抱きつく、においをかぐという体験をしました。視界が妨げられていると、他の感覚が研ぎ澄まされて敏感になるのでしょう。どの子も集中して取り組んでいました。元の場所まで戻ると、目隠しを外して、その木を探し当てます。日ざしの方角、聞こえた音、木の感触などの情報をよく思い出しながら、グループで協力して正解の木にたどり着きました。

【樹木観察】
公園内の樹木について、実物やイラストを見せながら、詳しく解説します。サクラ、クスノキなど馴染みのあるものから、ヤマボウシやサンシュユなど珍しいものまで、12種類の樹木が取り上げられました。子どもたちは先生の話の内容を専用のシートに記入していきます。どの木も独自の特徴があるのですね。今まで知らなかったことをたくさん聞けたことと思います。

(2)樹木図鑑作り
教室に戻り、樹木図鑑を作りました。観察した12種類の木の中から6種類を選んで冊子にします。それぞれの木のイラストが印刷された紙にはメモ欄があり、公園で観察したり、先生の話を聞いたりしたことをそこに書き入れます。出来上がった手作りの図鑑を持って改めて観察に出かけると、目のつけどころが分かって楽しいことでしょう。

【3日目】土のひみつを解き明かそう!(小学4・5・6年生対象)
(1)公園で観察
まずは公園に行き、クスノキの下にある落ち葉や、それ以外に見つけたものをスケッチします。木の種、カラスの羽、少し土を掘って、甲虫の幼虫を見つけた子もいました。

落ち葉は、葉の形を完全に残しているものから、一部が欠けたり穴が開いたりしているもの、ボロボロになったものまで、さまざまな状態のものがあり、分解者のはたらきを確認することができました。

また前日、先生がしかけたベイトトラップ(土に掘った穴にひき肉を入れた紙コップを入れた装置)にひっかかっている虫も確認しました。
(2)土の実験
教室に戻り、ツルグレン装置を使って、現場では観察できないような、土の中のとても小さな生き物を観察しました。

そして、クスノキの林の土を使って、さまざまな実験を行いました。土は水をたくさんたくわえられること、養分があるので植物を育てられること、酸性を和らげる能力があること、目に見えないような小さな生き物もいて呼吸をしていることなどが分かりました。

これらのことを通して、たくさんの生き物によって土がつくられること、そして土にはさまざまなはたらきがあり、私たちの生活を支えてくれていることを学びました。

カテゴリ:平成28年度

投稿日:2017年04月10日