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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

夏休みに向けて「自然に親しむ達人」になろう

カテゴリ:平成25年度

投稿日:2013年08月02日

6月30日(日)環境学習講座「夏休みに向けて自然に親しむ達人になろう」講座が開催されました。講師は環境省環境カウンセラーの倉田智子さんです。今回の講座では夏休みに向けて、自然に親しむための見方やポイントを聞き、記録する、伝えるための「自然観察レポート」作成のヒントを学びました。

☆自然って何?
自然とは、「そのまま」「おのずから」という意味があります。今回は特に身近な自然を知ろうと、家の周りや、公園の植え込み、街路樹の下に見られる身近な自然を紹介していただきました。ムシメガネ、メモ帳、筆記用具などを常に持ち歩けば、自然に出会った時に使えます。葉っぱの上に水玉があったので、虫めがねで見たら、葉っぱには毛がたくさん生えていることに気付きました。チャンスを逃さないよう、観察をしてみましょう。
☆PPT(スライド)を見る  「うわぁ」   
街中の道端や公園や庭で見つけた、「オオケマイマイ(殻に毛が生えたカタツムリ)、トビズムカデ(ナウシカで空を飛んでいる腐界の生きものにそっくり!)」 虫は嫌いといっている間はなく見ました。植物は「ツチグリ(キノコ)、ネジバナ(茎に花がらせん状に咲くラン)、サンショウバラ(サンショウの葉っぱのようなバラ)」で名前の由来を知りました。鳥類「コゲラ(キツツキのなかま)」両生類「カエル」爬虫類「ヤモリ」などのほか、ガやチョウの幼虫も登場しました。きれいなチョウを知っていても、幼虫は葉っぱをかじることから、駆除されてしまいがちです。こういうものなら身の周りで見つけることができますね。樹木一本でも、一日のうちの時間をずらしたり、季節が違えば、別の光景を見つけることができます。このように決まった場所を見ることを定点観察というそうです。植物が「花が咲く→実る→芽を出す」という経過も観察の要素です。
植物が良く分からなくても、冬は葉があるか、ないかで、落葉樹と常緑樹を見分けることができます。枯れた葉が落ちない落葉樹もあり、こども向けの図鑑でも「葉っぱが落ちない理由」が紹介されているようです。
☆五感を使って自然観察しよう
・目:しっかり見よう
・耳:鳥の声、風の音 聞こえる?
・舌:味わってみよう →知らないものは☓
 ・鼻:においを嗅いでみよう→どんな匂い?
 ・手:さわってみよう   →ざらざら、ぬるぬる、つめたい?
見ただけで、知ったつもりになっているかもしれません。
☆実際に植物を観察しました
 長いつる草をみんなで観察しました。葉っぱが全部切られたものがあり、どっちに向かって生えていたのかわかりません。よく見ると葉っぱの柄が残っていて、その向きで見分けることができました。変なにおいがします。それが名前の由来だそうです。ヘクソカズラでした。見て、さわって、においをかぎました。
 
☆ 「空気が読めない」ではない「KY」
KY(危険予知)トレーナーという厚生労働省認可の資格があるそうです。職場で周囲の状況を知り、危険を事前に察知して、事故を避ける能力を養うためのものだそうです。例えば自然に触れる時、虫さされやすり傷は、皮膚を覆うことで避けられます。今日は受付後、お父さんがお子さんに長そでを着せていた光景がありました。日常にも欲しい「心遣い」です。積極的に「KY・危険予知」を取り入れましょう。
☆ 自然観察レポートを書いてみよう
鈴木(講座担当) レポートに挑戦!
日にち 2013年6月30日
場所  品川区役所第三庁舎入口
 タイトル 「初めて見たカラスビシャク」
◆PPT(スライド)で見た植物が、品川区役所第三庁舎入り口付近の花壇、サツキやシダが生えている中にありました。こんなところにあるなんて驚きです。実物を初めて見ることになりました。もっと詳しく知ろうと植物図鑑で調べると、サトイモ科の植物でした。ミズバショウや、花屋さんで見るカラーやスパティフィラムなども同じなかまです。
カラスビシャクは高さ30cm、苞(花の部分)の幅は1cm弱で、葉に直径8�くらいのムカゴがついていました。これは植物の芽の一種で、(ヤマイモのムカゴはご飯に炊き込むとおいしい)、オニユリなどにも見られる栄養繁殖器官とのことです。
写真
 
花壇の端で発見!    葉の中心にムカゴが…  花は群落の中央と右側に2本みっけ
感想:実際に見つけられたので、本当に感激しました。
☆講評
 よかったですね。公園や植栽の場では管理上、草は抜かれてしまい勝ちです。それでも植物は生えています。なぜそこにあるのかを推測するのも自然観察のうちで、カラスビシャクはサツキの土に混ざっていたのでしょう。ほかにも風で種が飛ばされてきたものや、動物が運んだものなどがあります。
これからも「そうっと のぞいて」たくさんのものを見つけましょう。(倉田)
☆最後に
 「保護者の方はこどもさんに寄りそってほしい、自然度の高い所ばかりが貴重なのではありません。身近なところにも、自然はたくさんあります」と倉田さんはおっしゃっていました。
今回の講座で観察方法を学習したので、みなさんにもこの夏休み、ぜひ品川区内の観察をして欲しいと思いました。
環境情報活動センター前の「しながわ中央公園」のクスノキの近くには「アオスジアゲハ」がよく飛んできています。同じくフェンネルの花壇で「キアゲハ」も見かけました。植栽木の芽生えもあるようです。生きものの暮らしは身近にあることに、私たちが気付いていないのですね。(講座担当 鈴木)

カテゴリ:平成25年度

投稿日:2013年08月02日