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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

知って得するLED照明を使ってみよう

カテゴリ:平成25年度

投稿日:2013年07月02日

平成25年6月16日(日)、環境情報活動センターにおいて環境学習講座「知って得するLED照明を使ってみよう」が開催されました。講師はLED照明推進協議会広報委員長の小宮章利さんです。
32名の方が受講され、セミナールームは満席となり、LEDに対する関心の高さが伺えました。

(1)従来光源と白色光
白熱電球の光を出すところ(フィラメント)の温度は、なんと2600〜2800℃という高温です。(左下写真)
このフィラメントは非常に細く、直径が0.05mmと髪の毛より細いタングステン線が二重コイルになっています。この線そのものは、ちょっと見ただけではあることに気が付かない程の細さです。
 さて電球から出ている光が照明になるのですが、この白い光はどんな光でしょうか。三択問題です。
「青、緑、赤の3色の光が混じらない白色光にならない」ことは多くの方がご存知です(右下写真)が、「白色光は人が‘白い’と思っているだけである」も正解です。
私たちの目に見える光を可視光線と言いますが、それは白色の1色ではありません。可視光線は波長によって赤から青紫までに分かれます。つまり虹の色で、それが私たちの目には白く見えるのです。
 
(2)LED照明について少し詳しく見ていきましょう。
「エッグライト」を使って、カラーLEDによっていろんな色に変えることを確認しました。1個の小さなLEDライトだけで、この様にいろいろな色に変えられるのがLEDの特長の一つです。
   
 再び3択問題で、「LEDに電気を流すと光と熱が出ますが、熱の方が多い!」が正解でした。
「え〜!」と思われた方が多いと思いますが、LEDも熱くなるのです。
エネルギーを使うと必ず熱が出ます。LEDはたまたま光になる部分があるので、その光を使っているのです。しかし赤外線は含まれないので照射面は熱くなりません。そのためにLED信号機は雪が溶けにくいので雪の多い地域では不向きです。
 
それぞれのランプの表面温度は左上写真の通りで、LED電球(右側)の表面は熱くありません。しかし、緑色に写っている部分(アルミ)は放熱部分で、ここは多少熱くなります。このようにLED電球には放熱構造が必要なのです。(右上写真)
 
どこに使うかによってLED電球の種類を選べます。
また、季節や場面によって色を変えることにより、部屋の雰囲気を変えることができます。
(3)LED電球やシーリングライトのお得度を計算します。
計算式が配布資料に記載されており、その式に現在使用している電球とLED電球の消費電力(36Wと7.7W)、1日5時間の使用を仮定し、それぞれの価格を入れて計算すると、年間で2,272円の得になるという一つの例です。仮に40,000時間使ったとしますと、LEDの価格にもよりますが、2年半で初期費用が償却でき、最終的には25,000円ほど得になるというものです。今の電球を早く取り換える、LED電球を安く買うことにより、更にお得になります。
なお、「LEDは40,000時間もつ(寿命)」と聞いたことがあると思います。
「寿命」とは、�50%の製品が切れてしまった場合 �明るさが初期の70%になった場合 
��のどちらか早い方をいいます。(製品テストで)
(4)LEDライトの中身を見てみます。
 LEDキーホルダーを小さな十字ドライバーを使って分解します。1個のLEDを使った単純な構造のものです。

(5)LED照明への切り替えのポイントと注意
 �白熱電球はLED電球へ交換した方がお得(トイレなど、点灯時間が短い場合は白熱電球で良い)
 �電球形蛍光ランプは寿命で切れたら交換する。
  蛍光ランプはもともと効率が良いので、LED電球に交換してもすぐに元がとれない。
 �ダウンライト、勉強机、スタンドに使われているコンパクト形蛍光ランプは、器具側に安定器があり、LEDと交換できない。
 �蛍光ランプ15W,10Wの直管形LEDランプがホームセンターなどで売られているが、はめる蛍光灯器具には種々の点灯回路があるので、注意を要する。
(6)身近なところにLED照明が使われています。以下はその例です。 
サイン/ディスプレイ、自動車用、信号機、常夜灯、足下灯、ガーデンライト、非常誘導用照明、スポットライト、ダウンライト、オフィス照明、住宅照明、道路照明、防犯灯

東京スカイツリーは色を変えられることを利用しています。一方、照らされる物の本来の色合いを出すために、今までもいろいろな光源が使われましたが、LEDを光源として使う例が中尊寺の金色堂です。御堂の中の一角で、照明器具が外側から見えないようにセットされています。
ルーブル美術館の照明ですが、ピラミッドや壁面を照らしているのはすべてLEDです。
(7)まとめ
 関心の高い身近なテーマであり、受講者の皆さんは真剣に講義を聴いていらっしゃいました。また実際にLEDを手にすることができ、LEDについての知識が深まったと思います。LEDに換えるタイミングについて大いに参考になったとの感想も頂きました。
以上

カテゴリ:平成25年度

投稿日:2013年07月02日