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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

望遠鏡を組み立てて自然観察をしよう

カテゴリ:平成24年度

投稿日:2012年10月22日

10月7日(日)品川区環境情報活動センターで、環境学習講座「望遠鏡を組み立てて自然観察をしよう」が開催されました。講師は学研科学インストラクター中村恵美さんほかの皆さんです。
この講座では、これまでなにげなく見てきたものをよく観察することにより、改めて周囲の自然に興味をもってもらうきっかけ作りにすることを目的にしています。
用意されたキットを組み立てて望遠鏡を作り、木や草花にとまっている鳥や蝶に見立てたカードを望遠鏡で観察し、オリジナルの観察ブックを使ってその名前を調べました。

●レンズでモノが大きく見える仕組み
<クイズ>紙の上に水を入れたプラスチックのビンを置くと、文字はどのように見えますか?
�大きくなる �変わらない �小さくなる → <答>�大きくなる でした。
でも、もっとよく見ると、空気が入っているところは文字が小さく見えています。
そこで、�も正解です。

 
�の場合は凸レンズと同じ見え方です。虫メガネや遠視の人が掛けているメガネが凸レンズで、望遠鏡に使われてレンズもそうです。
次に、厚さの違う2枚のレンズを下の写真の様にして使って見ます。ただし、レンズは膨らんでいる方を外側にして見ます。
どの様に見えましたか?・・・「大きく見えた」「小さく見えた」「逆さに見えた」
「逆さにしか見えない」・・・そうです。正解です。
1枚(奇数枚)のレンズではそのままに見えますが、2枚(偶数枚)のレンズを使うと逆さに見えます。この仕組みを使って望遠鏡を組み立てます。

 
●望遠鏡を組み立てる
 全員に望遠鏡のキットが用意されています。講師のみなさんが手伝って全員が望遠鏡を完成させました。

 
望遠鏡をのぞいてみましょう。どのように見えましたか?大きく見えましたね。
<クイズ>
望遠鏡を逆からのぞいたらどのように見えるでしょう・・・小さく見えました。
望遠鏡の大きいレンズ(対物レンズ)を、かまぼこ型の画用紙で半分隠すとどうなるでしょう・・・暗くなりましたね。なぜ暗くなるのでしょう?
望遠鏡の大きいレンズの方から望遠鏡の中を見ると「穴」があるのが見えます。これは‘しぼり’といって、入ってくる光を調節しています。よく晴れて光がまぶしく感じる時、私たちは目を細めますが、その時にモノが半分に見えることはありません。これと同じ理屈です。
●望遠鏡を使って生きものをさがそう(模擬自然観察)
部屋の壁に生きもののカードがかかっているので、今作った望遠鏡で見てみましょう。どんな生きものでしたか。

 次に部屋の外に15種類の昆虫や蝶など(のカード)がいます。それを望遠鏡で探して、見つけたら観察ブックで名前を調べてメモをしました。


観察エリアは第三庁舎の玄関付近としました。望遠鏡で太陽を見たり、他人の家をのぞいてはいけませんなどの注意があった後、観察を始めました。

観察を終わって部屋に戻り、みんなで観察した生きものの確認をしました。

 
メジロ、ユリカモメ、カワウ、ヒヨドリ、モズ、ダイサギ、キタテハ、ルリタテハ、ツマグロヒョウモン、アオスジアゲハ、アカタテハ、ベニシジミ、ミシシッピアカミミガメなど
●まとめ(中村講師から)
 小さい時にはミドリガメと呼ばれるミシシッピアカミミガメは、もともと日本にはいないカメです。ペットとして飼っていた人が、大きくなって家庭で飼えなくなり逃がしてしまったり、あるいは不注意で逃がした人がいて、池などに棲みついてしまっています。こういった種類の生きものを外来種といいます。外来種は本来他の生きものが食べるものを食べたり、それまでは食べられることのなかった生きものそのものを食べることで、生態系のバランスを崩してしまうことがあります。
今日は観察ブックを使って生きものの名前だけを調べましたが、図鑑などを使って名前を調べてみてください。そうすることによりその生きものは本来どんなところにいるのか、どの季節に見られるかなどが分かります。珍しい生きものを見つけた時、スケッチをしたり写真を撮っておいて、その名前を調べ、その習性や今まで気が付かなかったこと、自然の不思議などを知ることが出来ます。近くの公園などで観察をして自然に親しみ、仲良くなってほしいと思います。

カテゴリ:平成24年度

投稿日:2012年10月22日