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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

気象予報士から学ぼう(3)「雪と氷のふしぎ」〜霜柱実験器を作ろう〜

カテゴリ:平成23年度

投稿日:2012年04月09日

3月20日(火)環境情報活動センターにおいて、春のこども環境学習講座「気象予報士から学ぼう(第3日目)」(講師:NPO法人 気象キャスターネットワークの気象予報士 中川祐子さん、仙石卓朗さん)が開催されました。今回は、工作や実験を交え「雪と氷のふしぎ」について学びました。
(1)【工作】樹氷作り
樹氷とは、地表付近の気温が−5℃以下になるときに液体のまま氷点下になっている小さな水滴が、樹木などに次々とぶつかって瞬間的に凍りついて成長したものです。
蔵王の樹氷の写真を見て説明を聞いた後、実際に各自で樹氷のイメージを作ってみました。
�ブラスチックの透明のコップの蓋にペットボトルのキャップをテープで固定する。
�モールをキャップの内側に沿うように入れて形を作る。

�モールに筆で液体(尿素を溶かしたもの)をまんべんなく塗る。
�徐々に白い粉が出てくる。2〜3時間で樹氷ができる。

(2)【実験】雪の結晶作り
雪の結晶は、空気中の目に見えない水蒸気が空中で氷になる時に作られます。空の水分の量、温度、そのほかちょっとした要因で、できる雪の結晶の形は違ってきます。「雪は空からの手紙」とも言われています。雪の結晶の形から、高い空の様子がわかるからです。
塩化アンモニウムをお湯に溶かししばらく振ってみました。温度が下がってくると白い結晶ができました。塩化アンモニウムは,結晶の形が星や雪のように美しいものとして知られています。白い粒がハラハラと舞って雪のようです。

(3)【工作】雪の結晶の切り紙をする
雪の結晶を紙で作ってみました。

(4)雪についての問題です。
Q.北海道富良野、岩手県盛岡、新潟県十日町のうち、たくさん雪が降るのはどこでしょうか?
A.新潟県十日町
Q.100平方メートルの屋根に1メートル雪が積もったとすると、トラック何台分になるでしょうか?
A.50台分
Q.どうして日本海側で雪が降るのでしょうか?
A.冬になるとシベリア大陸から日本に向かって、冷たく乾いた風が吹いてきます。これを季節風と言います。季節風は日本海を越えるとき、たくさんの水蒸気を吸い水分をたっぷりと含んだ雲が成長します。この雲が日本にやってきて、日本海側にたくさんの雪を降らせます。しかし、日本の中央には高い山があるため、雪は日本海側だけに降り、山を越えたあとは、乾いた空気となって太平洋に抜けます。 そのため冬は日本海側にたくさんの雪が降り、太平洋側は晴れた日が多くなるのです。

気象予報士さんの問いかけにみんな積極的に手を挙げて答えていました。
(5)【実験】霜柱を作る
霜は空気中の水蒸気が凍ったものですが、霜柱は地中の水分が凍って出来たものです。
霜柱を作ってみました。
容器に土を入れて水分を加え、容器の上からドライアイスで冷やします。地中の水分が土の間を通って地表近くで凍り、平らだった表面はひび割れて盛り上がってきました。
霜柱ができて土の表面を押し上げたのです。

東京で暮らしているとなかなか雪に親しむ機会がありません。写真を見ながら雪や樹氷、霜柱などについてのお話を聞き、雪国の暮らしに触れることができました。実験や工作で実際に作って試してみたので一段と興味が広がり、雪や氷に関心を持ってもらえたのではないかと思います。

カテゴリ:平成23年度

投稿日:2012年04月09日