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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

気象予報士から学ぼう(2)「大雨から身を守ろう」〜雨量計を作ろう〜

カテゴリ:平成23年度

投稿日:2012年04月09日

3月18日(日)環境情報活動センターにおいて、春のこども環境学習講座「気象予報士から学ぼう(第2日目)」が開催されました。今日お話していただく講師は、NHKのニュース7で気象情報を伝えてくれている気象予報士の寺川奈津美さん(NPO法人 気象キャスターネットワーク)、実験は気象予報士の仙石卓朗さんです。雨の不思議についての勉強、雲を作る実験や水中歩行の模擬体験、さらに雨量計作りを行いました。
(1)雨について勉強しましょう
はじめにみなさんに‘雲’を作ってもらいます。
これは「雲ペットボトル」といいますが、このペットボトルの口の部分にゴム栓がついています。より白く濃い雲を作るため、このペットボトルの中にエタノール(水でもできる)を少し入れます。ゴム栓を閉じてゴムの部分を何回も押すと中に空気が送られ、中の空気の圧力(気圧)が高くなり、温度が上がります。ある程度圧力が高くなったところでこのゴム栓を開けると圧力が急に下がり、温度も下がって一瞬で‘雲’が出来ました。

どうして雲ができたのでしょう?雲は何でできているのか考えましょう。
水は暖まると蒸発し水蒸気になり、私たちの目に見えなくなり、軽くなって空に上ります。上空の高いところの気温は低く、水蒸気は冷やされて水や氷になります。これが集まっているのが雲です。一つひとつの粒は非常に小さいものですが、お互いがくっついてどんどん大きくなり、重くなって落ちてきます。落ちてくる間に氷は溶けて水になりますが、これが雨です。
落ちてきている雨粒はなにパンの形かな?

「あんぱんのような形」に一番多くの友だちが手を上げました。
それではお父さん、お母さんに4つのパンのどれかを食べてもらいましょう。正解のパンだけが本物の食べられるパンです。
多くの友だちの手があがったのは「あんぱん」です。その通り「あんぱんのような形」をしています。それは雨粒が落ちるときに下からの風を受けて底は平らになりますが、上は丸いままなのです。
 天気予報で「1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るでしょう」と伝えられることがありますが、この雨の量がすべてカサの上にたまったとしたら、どれくらいの重さになると思いますか?みんな元気に手をあげました。なんと大人用のカサに小学生2人(50kg)が乗っているほどの重さです。驚きですね。

(2)勢いよく流れる水の中を歩く模擬体験をしました。
 実験室で膝まで水につかった状態で流水の中を歩く実験を映像で見ました。流れが少し強くなると大人でも前に進めません。その模擬体験をしました。流れる水の勢いは強く、流れの速さが秒速2mになると前に進めないことがわかりました。
大雨が降ったとき、水かさが増した川、浸水した道路、雨水が流れ込んだ地下街などは、水流の勢いに流されてしまう恐れがあり大変危険です。

(3)ハザードマップを見てみよう
ハザードマップは、大雨や地震、津波など災害が起きたとき、危険な地域を知らせてくれるものです。そのような時に備えて事前にハザードマップを見ておくことが大切です。みんなどこに避難したらよいかを考え、発表してくれました。

品川区浸水ハザードマップ(浸水予想図)
「大雨による河川の増水や下水道処理能力を超える流入により、水があふれた場合の城南地区河川流域浸水予想区域図(平成16年5月東京都作成)に基づき、浸水する範囲やその程度、避難所を示し、区民の皆様の避難などに役立つよう作成したものです。」(品川区ホームページより)
(4)雨量計を作ろう
実際に使われている雨量計を見てみましょう。この雨量計は「転倒ます型雨量計」といい、雨が0.5ミリ降るごとにシーソーのように「ます」が倒れ、倒れる回数で雨の量が計算できる仕組みです。

全国の約1,300ヶ所でこのような雨量計を使って雨の量を観測していますが、みんなも手軽に簡単な雨量計を作ることができます。
透明の容器に目盛りシールを貼り、思い思いのデザインをして完成です。

3人の友だちが発表してくれました。
私は晴れ・かさ・雲のマーク、日にちも入れました。私はかさ・太陽・雲と雨のマークを描きました。僕は富士山を描き、50mm以上のところを赤く塗りました。
私だけのオリジナル雨量計ができましたね
 
雨の不思議と大雨から身を守る方法について勉強し、ペットボトルを使って雲を作る実験や、勢いよく流れる水の中を歩く模擬体験をし、さらに雨量計の仕組みの学習と雨量計作りを行いました。盛りだくさんの学習や実験、体験を行いましたが、講座終了後もさらに実験と体験を楽しみました。

カテゴリ:平成23年度

投稿日:2012年04月09日