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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

気象予報士から学ぶ気象と環境

カテゴリ:平成28年度

投稿日:2016年08月17日

7月30日(土)~8月1日(月)、品川区環境情報活動センターにおいて、夏休みこども環境学習講座「気象予報士から学ぶ気象と環境」(講師:NPO法人気象キャスターネットワーク気象予報士の皆さん)が開催され、小学生と保護者139名(3日間計)が様々な気象現象、災害対策、地球温暖化などについて、講義や実験、工作を通して学びました。

【1日目】天気予報にチャレンジ(講師:奈良岡希実子氏)
空を見て天気予報をしたり、雲作りの実験や雲の図鑑作りをしました。

(1)空を見て天気予報・・・できるかな?こんな時、明日の天気は?
①きれいな夕焼けです・・・はれ
②飛行機雲がたくさん見えます・・・あめ
③お日様のまわりに「ひがさ」が見えます・・・あめ
④ツバメが低いところを飛んでいます・・・あめ  など

(2)雲の名前、わかるかな?
入道雲(積乱雲)、わた雲(積雲)、ひつじ雲(高積雲)など、大きく分けると十種類の雲に分けられます。
雲がいわし雲からひつじ雲に変わりました。これから天気はくずれて、明日は雨になるかもしれません。

(3)いろいろな実験です
①ペットボトルの中で雲をつくります。
ペットボトルのふたについている黒色のポンプからボトルの中に空気を送り込みます。
ボトルの中は空気でいっぱいになり温度が高くなっています。黒色のポンプのふたを一気に外すと、‘ポン’と音がしてボトルの中は真っ白になりました。これが‘くも’です。ふたを外した時に温度が急に下がるため、水蒸気が小さな水滴になったのです。
②‘入道雲’を作る装置です。 (②-1)
ポットの下に白い絵具を沈めておいて、スイッチを入れて下から加熱すると、温められて軽くなった絵具が沸き上がって入道雲のように見えます。
‘入道雲’を作る実験の再現映像です。(②-2)
③手回し発電機を使って‘竜巻’を作る装置です。
竜巻が見えたときは、すぐに頑丈な建物の中に避難しましょう。
④‘雷の音’を出す装置です。筒を振るだけで‘雷の音’を発生させます。
真っ黒な雲が近付く、急に冷たい風が吹いてくる、大粒の雨やひょうが降ってくる、雷が鳴る、こんな時は竜巻が起こる恐れがあるので頑丈な建物の中に避難しましょう。

 
(4)天気図の見方を勉強してお天気キャスターになろう
高気圧の周辺では晴れ、低気圧の周辺では雨が降ります。前線があるときはあたたかい空気と冷たい空気がぶつかって、あたたかい空気が上昇して雲を作り、雨を降らせます。
講師(お天気キャスター)が、今日の実際の予想図(気象庁)を使って天気予報をした後、皆さんにもやってもらいました。うまくできましたね。
 

(5)「雲の図鑑」作り
いろいろな雲について学んできました。最後に綿(わた)で雲の図鑑を作りました。
十種類の雲について、雲の高さ、色、形などを考えながら用紙に貼りつけました。
  

【2日目】お天気のふしぎ発見(講師:財目かおり氏)
雲や雨についてのクイズや温度の調査、ビーズストラップと風鈴作りをしました。

(1) お天気クイズとお話
いろいろな雲の名前…「雲クイズ」からはじまりました。
雨雲から落ちてくる雨つぶの形は?・・・「あんパン型」です。
カミナリが発生するしくみや虹が見えるわけ、またヒートアイランドについても学びました。

(2) 外に出て、建物の壁や日なた・日かげの温度を測りました。
直ぐに温度が分かるデジタル温度計を使って、壁や地面の温度を調べてみました。どこが高くてどこが低いか探してみます。教室に帰って発表しました。

(3) 紫外線ビーズストラップと風鈴づくり
色付き3コ、白2コのビーズを選んで作ったストラップ!白は紫外線に当てると色が変わります。何色に変わるかはお楽しみ♪なのでした。

風鈴には、夏や涼しさを連想させるものなどを、色鉛筆やサインペンで描きました。みんなそれぞれの出来栄えに大満足の表情でした。

【3日目】2100年、未来の天気予報(講師:石榑亜紀子氏)
未来の天気予報を聞き、地球温暖化を学び、未来のスマートシティを考えました。
(1)2100年の天気はどうなる?

2100年の天気予報(想定)では、東京の温度が44度になる可能性があります。今も暑いのにこれ以上暑くなると困りますね。この原因は地球温暖化によるものです。ここではクイズを通して地球温暖化について学びました。

(2)二酸化炭素の温室効果実験
地球温暖化の原因である二酸化炭素は熱を吸収し放出して周りの空気を暖める性質を持っています。本当に二酸化炭素は空気を暖める(温暖化する)のか実験しました。
 
二酸化炭素の入った箱と空気が入った箱を用意し、同じ光をあてて温度を時間ごとに測定しました。4分後、二酸化炭素の入った箱は空気よりも0.6℃高くなり、「温暖化した」ことが証明されました。

(3)私たちにできることはなんだろう?
昔は田畑や山や森などの自然が多く、それらが二酸化炭素を吸収し、バランスを取ることができていました。現在では工場や車などが多くの二酸化炭素を出し、自然が吸収しきれなくなってしまいバランスがくずれています。そのため、私たちは二酸化炭素を減らす努力をしなくてはいけません。
私たちの暮らしの中の地球温暖化の原因を探してみましょう。「生活ボックス」を使ってどんなエネルギーをつかっているか分類してみました。

私たちが牛乳を飲めるようになるまでに、どんなエネルギーが使われているでしょうか?
牛乳を作る際に、お店に運ぶトラックで、また牛乳を冷やすためにもエネルギーが必要なので、「牛乳を飲む」は「エネルギーをたくさん使う」に分類されます。「生活をボックス」で分類をすると、家の中がエネルギーを一番多く使い、普段エネルギーを使わないと思っていた物がたくさんのエネルギーを使っていることがわかりました。
最後にうちわを使って風力発電をし、その電気で音楽を聴きました。何の曲が流れているかを当てるゲームをしました。風でエネルギーが発生することを体感しました。

(4)環境にやさしいスマートシティを考えてみよう
未来の環境にやさしい「食べ物」「乗り物」「家」「遊び」を考えてみました。

ペットボトルの代わりにゼリーを容器にした飲み物、ハイブリット車、家の地下室に発電機、自転車発電遊び等々、たくさんのアイデアがでました。

(5)雲画像地球儀を作ろう

過去の実際の雲画像が印刷された用紙を切り抜き、発砲スチロールの球に貼り付けて地球儀にしました。時間が限られていたため、地球儀を完成させることはできませんでしたが、続きは家に帰ってからしてもらいました。

3日間の講座では、気象や環境などについて多くを学ぶことができたと思います。また夏休みの自由研究の参考にもなったと思います。 

カテゴリ:平成28年度

投稿日:2016年08月17日