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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

飛び出せ! 3Dを科学する

カテゴリ:平成22年度

投稿日:2011年03月08日

2月20日(日)品川区環境情報活動センターにおいて、環境学習講座「飛び出せ!3Dを科学する」(講師:独立行政法人科学技術振興機構ボランティア講師 久保利加子氏)を開催しました。
 今日の講座では、最近映画やテレビで話題の3Dや、省エネで力を発揮するLEDで光の不思議を体験しました。

●3Dってどうして飛び出して見えるの?
その前に、物はどうしてみえるのでしょう。
真っ暗だったら何も見えません。物が見えるというのは太陽や蛍光灯の光があるからで、物に反射した光が目に届いて物の形や色を見ることができます。
物の色を見分けることが出来るのは、ある特定の色を反射し、ほかの色は吸収してしまうためです。

  
    (手前の丸いものは、私たちの目です)              (赤青メガネ)
人間は二つの目で物を立体的にとらえています。片方の目だけで見ると前後の位置関係がわかりにくいのです。
赤青メガネをかけると、それぞれ赤・青の色の物だけが見えるので、赤と青の棒(光のつもり)の交わったところ(手前)に、物体があるように思います。だから飛び出して見えるのです。(写真左)
見る物体の場所を変えると写真右のような感じになり、赤と青の光の延長線上(交わると思われるところ)に物体があるように思います。だからへこんで見えるのです。
●3Dの写真を見てみよう、また自分で絵を描いてみよう
沢山のみかんが箱の中に入っている写真が配られ、それを赤青メガネで見るとみかん箱が立体的に見えました。このまま見るとみかんが何重にも見えます。
5台のカメラがぼんやりと見えますが、赤青メガネで見るとくっきりと立体的に見えました。
(注意)赤青メガネは、ずっとつけていると気分が悪くなることがあるので注意が必要です。
  
画像提供:STEREOeYe関谷隆司氏http://www.stereoeye.jp/index_j.html
続いて傘の絵が描いてあるカードが配られ、そこに赤と青のペンで雨粒を少しずらして描きます。
これを赤青メガネで見ると雨粒が浮かんで、あるいは沈んで見えました。
 
 
●LEDを使って光の三原色を学び、LEDの光で3Dを見ます
最近交差点の信号機がLEDに変わりつつあります。その理由はこれまでの電球と比べると消費電力が非常に少なく、省エネ効果が大きいからです。
LED信号機はよく見ると小さな点が沢山集まって見えますが、一つ一つがLEDです。
   
 
テレビや照明器具など、光は赤、青、緑の三色でできています。その三色の混ぜ具合によっていろんな色ができます。三色を混ぜると白になります。(絵の具やプリンターでの印刷は色の三原色によります)
 
 
 黒い紙で囲まれた中には赤、青、緑のLEDがありますが、赤と青だけを点灯します。その上にはスクリーンがのっています。割りばしに輪ゴムをはさんでスクリーンの下にさしこみます。
そこで赤青メガネで上から見ると、垂れ下がっていたはずの輪ゴムが浮き上がって見えました。
●どれが白熱電球、電球型蛍光灯、LED電球でしょう?
分光シートを使って見るとそれぞれ赤や青、黄色などいろいろな色が光っているのが見えますが、その色の見え方は各電球で少しずつ違います。しかし3つの電球の違いは、なんと言っても発熱量の違いです。それぞれの電球に手を近づければわかります。白熱電球は点灯した直後から熱いのですが、それだけ多くのエネルギーを使っていることがわかります。なお、熱くなっているので電球に直接触れてはいけません。しかしLED電球は熱くなりませんでした。

●まとめ
最近よく耳にする3D、どうして立体的に見えるのかをいろいろな道具を使って体験しました。
赤青メガネを使って、なぜ3Dに感じるのか、また省エネの代表でもあるLEDについてもみんなが参加しながら学びました。
以上

カテゴリ:平成22年度

投稿日:2011年03月08日