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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

不思議な光で実験!身近な環境を調べよう

カテゴリ:平成22年度

投稿日:2010年11月21日

11月21日(日)環境情報活動センターにおいて、環境学習講座「不思議な光で実験!身近な環境を調べよう」が開催されました。講師は株式会社山武・教育担当の佐藤晴香さん(写真右)と池上景子さん(同左)です。
                                                                    資料:株式会社山武                                                                                       
今回の講座の中心となる「不思議な光=ブラックライト」とは何でしょう?知っているお友達もいましたが、講師が虹の絵で説明してくださいました。

私たちの目に見える光は限られています(可視光)が、今回使用したブラックライトは、紫の外側にある(見えない)「紫外線」(または、近紫外線)を放出するライトで、蛍光物質が含まれるものなどが光ります。目に良くないのでライト自体をじっと見つめないようにとの注意がありました。 
 ■実際に身近な物に光をあててみる■
まず部屋が明るい状態で観察し、紙に蛍光ペンで絵を描いておきます。本日の教材、近紫外線(発光ダイオード)のペンライトを使ってみんなでいろんな物に光をあててみます。使用済みのハガキ、ジャムなどの空きビンのキャップ、2種類の洗剤、(保護者の方の協力のもとで)お札やクレジットカードなど、またリュックや‘Suica’に当てている子もいました。光を見つけにくい物もありましたが、みんなの描いた蛍光ペンの絵、ジャムの空きビンのキャップに印字された製造番号が光りました。ハガキにはバーコードのようなもの、お札やカードにはマークが隠れていました。洗剤は光っているものと光らないものに分かれました。また講師が持っていたパスポートやアメリカのドル紙幣にも偽造防止の印刷が入っています。普段は見えなくても、身近なところで様々な情報が隠れているのですね。
  
     
   
 ■光る物を予想してみる■
次に前の実験をふまえて講師が用意した他の物が光るかどうか、みんなで予想します。
・光りそうな物/白タオル
・分からないと思う物/脱脂綿・ガーゼ
・光らないのではないかと思う物/未使用の封筒、便箋、髪飾り(黄色とピンクの花)
講師がブラックライトを当てると…なんと脱脂綿・ガーゼ・便箋・ピンクの花以外は大体、どこかが光りました。普通の光の下では何が光るのかを予想するのは難しいことがわかりますが、ブラックライトで光るものの多くには白く鮮やかに見せるために「蛍光増白剤」が含まれていることがあります。
国のきまりで直接傷に触れるもの、紙ナプキンのような口に触れるもの、赤ちゃんの肌に触れる衣類などには蛍光増白剤は使ってはいけないことになっています。みなさんも、あかちゃんの衣類を洗う時は蛍光増白剤の入っていない洗剤を選んで使うといいですね。
また、蛍光増白剤が原因で光るものの他にも、世の中には様々な理由でブラックライトで光るものがあります。琥珀、天然石の蛍石、ごま油、オリーブオイル、酢、トニックワォーター、ドリンク剤などが光りました。掃除をしていない便器も光ります(おしっこも光るってことかな?)。これらはビタミンなどに反応して光っています。台所の「油はね」などもブラックライトで光るんですよ。お掃除の時に便利ですね。
 
 「環境問題」というと地球規模のことと考えがちですが、身近な住環境から「環境問題」を考える事も、私達が安心に快適に、そして健康に暮らす為には必要です。今回は「不思議な光=ブラックライト」を使って身近な環境を調べましたが、もっと他にも身近な環境を調べる方法は沢山あります。「ブラックライト」はそのうちの一つの方法に過ぎません。
今回の講座では、そういった身の回りの環境を調べる方法に気づかせる事を目的としました。
地球を守る為に必要な事、自分達を守る為に必要な事。様々な視点を持って生活し、日常の中に潜む環境を探す事も重要な事です。

カテゴリ:平成22年度

投稿日:2010年11月21日