品川区の環境ポータルサイト

過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

家庭で実践できる草木染め

カテゴリ:平成28年度

投稿日:2016年07月17日

 平成28年7月3日(日)、品川区環境情報活動センターで環境学習講座「家庭で実践できる草木染め」が開催されました。講師には、首都大学東京 東京都立産業技術専門学校准教授 田村健治先生をお招きしました。作業環境が限られているため、今回は染液と媒染液を用意して頂いた状態での実習でしたが、自然由来の原料で環境負荷が小さく、廃液処理も容易である「環境にやさしい草木染め」について一から教えていただきました。

■草木染めの分類
①酸化反応:ジーンズに代表される藍染、空気に触れることにより酸化⇒発色
化学発色酸・アルカリなどによって染まる
金属媒染金属含有(アルミニウム・鉄・銅・スズ、その他)の媒染剤によって染まる
 今日は玉ねぎの皮を使った、比較的簡単にできる③「金属媒染」による草木染めです。鉄分などを含む温泉水なども使用できますが、本日の媒染液の原料はアルミニウムミョウバン、水に対して5%程度の濃度です。(キッチン・台所でも使用出来る金属ミョウバンはアルミニウム、鉄などです。これらは、食品添加物などであり、環境負荷は大きくありません。)

■草木染め可能な繊維
 ・動物性繊維(絹・毛など)は濃く染まりやすいジーンズ
 ・植物性繊維(木綿・麻など)を濃く染めるには前処理(タンパク質処理)することが望ましい⇒植物性タンパク質が効果的 例:大豆タンパク質(ごじる・おから・豆乳)浸漬⇒天日干し

■染液
 染液はテフロン、ホーロー鍋など金属が露出していないものを使い、水3㍑に対して玉ねぎ大2個分程度の外皮を煮だします。染めようとする繊維と一緒に煮沸させるのが一般的な煮染方法です。

◎その他草木染めが可能な植物の部位による分類液
①花=カモミール・紅花・他 
②葉・草=ヨモギ・八重桜・セイタカアワダチソウ・藍・他
③枝葉= 車輪梅・シモツケ・小手毬・ピラカンサス・他
④果皮・果実=栗・ブドウ・クサギ・榊・他
⑤樹皮・根=梅・杏・桃・タブノキ・モッコク・茜(アカネ)・他液
⑥他=抹茶・紅茶・中国茶・コーヒー豆・その他

■染色
 注意点は「染液と媒染液が極力混ざらないようにする」ということのみ。①輪ゴムで絞りの模様を作り、②染液へ浸し、③よく絞ってから⇒④媒染液に浸し、絞る。②~④を3回繰り返す。⑤最後に輪ゴムを解いて作業は完了。持ち帰ってからはアイロンをあてるか、陰干しをします。
実際の作業はとても短いものでしたが、ゴムをほどいて模様を確認する段階まで来ると、皆さんとても楽しそうにしていらっしゃいました。

~受講者アンケートより(一部抜粋)~
 ・常生活に使用する材料で楽しくきれいに染められる事が嬉しい。
 ・初めて草木染めを致しました。助手の先生が、よ~くしぼって下さり、嬉しかったです。素敵なお品が出来ました。
 ・染め物を身近に感じられました。ちょっとした工夫をすることで、染め上がりが違ってくることを具体的に教えていいただき、上手く仕上げることができました!!*写真は若干コントラストを上げてあります。

カテゴリ:平成28年度

投稿日:2016年07月17日