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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

品川の海にすむ魚と環境

カテゴリ:平成22年度

投稿日:2010年06月06日

 平成22年6月6日(日)しながわ水族館において、環境学習講座『品川の海にすむ魚と環境』を開催しました。小学生と保護者が参加する講座で、講師は「しながわ水族館」の三橋孝夫館長と山田仁氏で、水槽のほか普段は見られない水族館のバックヤード、エサの種類、水の浄化施設などを見学しました。
 レクチャールームでアサリを使った実験をしながら、生物の多様性についてお話いただきました。アサリを入れた水槽と何も入れない水槽に植物性のプランクトン(クロレラ)を入れて、水族館を見学した後で、アサリが水をきれいにしているかどうか確認しましょうと館長のお話がありました。

 いよいよ水族館のバックヤード見学です。東京湾に流れ込む川の展示を見てから、水槽の内側や大きな冷蔵庫、動物の献立表を見学したあと、水族館の心臓部である地下2階の水処理施設を見学しました。ふだんは入れない水処理施設は水の浄化装置、エアーポンプ、ボイラー装置があって大変狭いです。水族館で使う水は外海水、取水海水、淡水(水道水)があります。外海水は八丈島から舟に載せてタンクで運んできますが、取水海水は京浜運河の水をろ過して使います。水族館のバックヤードは水族館で飼われている魚や海の生物たちが生存していくために必要な作業場です。
 
 
       小さいサバです             エサのいろいろ
 みんなが下を通るトンネル水槽の上から、泳ぐ魚やウミガメを見たあと、エサの準備について詳しく説明いただきました。水族館のエサは、1年中同じようなエサを確保するため、ほとんど冷凍をもどして使います。エサの種類は、イワシ、アジ、サバ、ホッケ、シシャモ、アミ、イカ、アサリ、エビなどで、これらは「魚の油が少ない」「小ぶり」の物を使用しています。油ののったおいしい魚では「メタボ」になりかねない。また海に比べ小さい水槽の中で泳ぐためには配慮が必要です。
 外の水浄化施設を見学したあと、公園内の「水処理施設」に入りました。ここでは海から取り入れた水を16に仕切った水槽に入れて水を浄化します。外から取り入れたばかりの水は汚れていて、泡立ち、臭いもあります。これをバクテリアと酸素を利用して、有る程度まできれいにして池に流したり、魚に与えたりします。水族館で使える水にするには大変です。
   
   水族館外の水浄化施設     水処理施設内部、左右に泡が見えます
 水の浄化施設から、レクチャールームに戻りました。先ほどクロレラを入れた2つの水槽はどうなっていたのでしょうか?2つの水槽ははっきりと「透明なもの」と「緑色のもの」になっていました。昨年は残念ながら変わっていなかったのですが、今年はアサリの力を知らされました。みんなびっくり。
 
 今回は、水族館のバックヤード見学、公園内の水の浄化施設を見学し、普通に水族館を見学する以上に水族館が理解できるようになった講座でした。

カテゴリ:平成22年度

投稿日:2010年06月06日