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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。

緑のカーテンを作りましょう

カテゴリ:平成30年度

投稿日:2018年05月25日

 平成30年5月12日(日)品川区環境情報活動センターにおいて、環境学習講座「緑のカーテンを作りましょう」が開催されました。講師は品川区民公園統括責任者の宮田 知さんです。
           
 宮田さんは植物・農学がご専門で、本講座では国内外で注目される植物を利用した避暑アイデアとしての「緑のカーテン」の取り組みや背景、そしてツル植物について詳しい解説をして頂き、後半はゴーヤとアサガオの種の植え付けをしました。

●緑のカーテンって何?
植物を建物の外側に生育させることにより、建物の室内の温度上昇を抑え、エアコンなどの利用を極力抑えて省エネを目的とした植物の利用方法です。植物を利用した避暑アイデアは決して今に始まったことではなく、改めて「緑のカーテン」と言う言葉が生まれた背景には地球温暖化、ヒートアイランド現象があります。
近年、「緑のカーテン」の取組は日本でも広がりをみせ、様々な取組事例があります。                     
●緑のカーテンで使われる植物
ゴーヤやアサガオなどの花や観葉植物だけでなく、ブドウ、キウイなどその特性が緑のカーテンに合致した性質を持つ植物すべてが使われます。その共通点として挙げるならば、そのほとんどがツル植物のケースが非常に多いです。
そのつる植物は、何も、アサガオやゴーヤのような草本性植物の一年草に限らず、宿根草はもちろん、木本性植物を含め多岐に渡ります。それらは以下のような事例で、公共施設の事例で言えば新校舎になった小学校の教室のベランダや、個人宅においても様々な植物を用いて緑のカーテンが創出されています。

●今回種まきした植物の基本的な特徴と知識
今回使用したゴーヤはウリ科、熱帯アジア原産。ウリ科植物にはキュウリ、スイカ、カボチャ、メロン、ヘチマ、ズッキーニなどがあります。ゴーヤは生物学的には「ニガウリ」農学では「ツルレイシ」と呼ばれます。
アサガオはヒルガオ科、南米を原産とします。他にはサツマイモ、ヒルガオ、ヨルガオがあります。
ゴーヤもアサガオも短日植物で夏至以降の日照時間が短くなると雌花、花芽がつく性質を持ちます。

●ゴーヤとアサガオの種の植え付け
まず、種植え込み用の土の準備をしておきます。紙のポットに土を八分目ほど入れ、種の落ち着きが良くなるように、水を振りかけて充分湿らせておきます。
次に、ゴーヤの種の尖った先端を少し切り、ゴーヤとアサガオの種を紙ポットに埋め込みます。
     
本日はここまで、あとは各自家に持ち帰っての作業となります。
ゴーヤの発芽に適した温度は25℃位がベストで、温度が低いと発芽しません。発芽から二週間ほどで本葉が出てきますので、本葉が2~4枚出揃ったところで本植えします。緑のカーテンとして利用するのであればその中で一番元気な優性樹を選んでください。
 さらに2枚ほど本葉が出た時点で整枝を行ってください。整枝をすることで、横の広がりが大きくなる生育を呈し、緑のカーテンにふさわしいアサガオやゴーヤが育つことになります。
苗の置く場所は日当たりの良いところで、水やり肥料も大切です。今回使用した西洋アサガオは冬の寒さが来るまで咲き続けるので長く楽しめます。

カテゴリ:平成30年度

投稿日:2018年05月25日

気象おもしろ実験と雨量計作り

カテゴリ:平成30年度

投稿日:2018年05月25日

平成30年5月13日(日)、こみゅにてぃぷらざ八潮において環境学習講座「気象おもしろ実験と雨量計作り」が開催されました。講師は環境情報活動センターの気象予報士、大島正幸氏です。受講者は小学4~6年生と保護者(参加は自由)で、学校で学習する理科の領域を参考に様々な実験が行われました。
(1)いろいろな実験




(2)雨量計作り
・飲み終わった炭酸飲料用の500mlペットボトル(胴の部分がストレートのもの)をカットし、下半分を使います。
カットしたところにはケガ防止のためにビニールテープを貼ります。
・ものさしを正確にコピーし、左下写真のように貼ります。
・ものさしの「0」の位置まで水を入れます。この時、「0」の位置とは・・・


★つぎつぎと繰り出される実験に会場は大いに盛り上がり、みなさん満足して頂けたようでした。いろいろな自然現象を知ることによって、環境問題を考えるうえで役に立つことと思います。

カテゴリ:平成30年度

投稿日:2018年05月25日

バイオガスで聖火を燃やそう!~みんなで生ごみからバイオガスをつくる~

カテゴリ:平成30年度

投稿日:2018年05月25日

平成30年5月8日(火)、山中小学校でオリンピック教育推進授業「みんなで生ごみからエネルギーを作ろう!」がありました。先生は東北大学大学院農学研究科の多田千佳准教授で、5年生の2クラス計55人がクラスごとに各2時間分の授業を受けました。
バイオガスは、化石燃料を燃やしたときのように大量な温室効果ガス(二酸化炭素など)を排出しないので、温暖化対策に効果的です。
この授業のねらいは、給食の生ごみから再生可能エネルギーであるバイオガスをつくる過程を、実験を通して体験しながら理解することであり、2年後のオリンピック・パラリンピックについて興味・関心を深め、オリンピックを盛り上げていく行動をすることでバイオガスをより多くの人に知ってもらうことです。

(1)「燃えるガス“メタン”」について
・メタンは牛のゲップから出てくるなど、牛の胃についての話
・田んぼからブクブクと泡が出ていることがありますが、これもメタンです。
・メタン発酵は雑多な菌のいる環境で酸素のない状態で行われるため、私たち人間がコントロールしなくても自然環境の中で出てきます。
・この自然の営みを活用して環境に良いエネルギーを作ることは、温暖化が進んでいる今日において非常に大切なことです。

(2)生ごみからエネルギーを作る

 

(3)前もって作っておいたガスでお湯を沸かし、お茶を飲みました。

お湯を沸かすために缶コーヒーの空き缶を使いましたが、東日本大震災を経験し、身近にあるもので使えるものはできるだけ使おうという考えからだそうです。環境を考えた時、非常に大切な考え方ですね。

(4)みんなで聖火の炎をつくろう!
家庭や旅館の生ごみからバイオガスを作り、発電・充電して電気自動車を走らせることもできます。
また、多田先生が委員長をされている「みんなで聖火の炎をつくろう!」実行委員会は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの聖火を点灯したいと考えているとのことです
なお、今日作ったバイオガスは、6月2日(土)の運動会の聖火に使うことになっています。

カテゴリ:平成30年度

投稿日:2018年05月25日

江戸はいかにして江戸になったか~自然を活かしたまちづくり

カテゴリ:平成30年度

投稿日:2018年05月10日

 平成30年4月22日(日)環境学習講座「江戸はいかにして江戸になったか~自然を活かしたまちづくり」が開催されました。講師は歴史ノンフィクション作家の鈴木 旭さんです。
 本講座では、戦国の世をおさめ、江戸時代という天下泰平の世を築いた家康の「江戸のまちづくり」に視点をあてた貴重なお話を伺いました。

                    
●江戸のインフラ整備
 家康が入府した天正18年(1590)8月1日の江戸は、日比谷入り江に面した小さな城と周辺に散在する集落ばかりの一寒村であった。城の東は至るところが萱の生い茂る湿地帯、西側は武蔵野台地であった。
 2万5千人の家臣団を養うため、はてどうするかの現実を優先し、大々的な城づくりの着手は後回しにした。
 まずは、生活用水としての水の確保が必要である。日比谷入り江に流れ込む河川を堰き止め、牛が淵と千鳥ヶ淵のダムを作り、城前の生活用水にした(資料1)
 後に、神田山を崩し日比谷入り江が埋め立てられ、城の周辺に大規模な宅地ができ、外国船の侵入も妨げることができた(資料2)

 同時に、生活必需品である塩の確保のために道三堀と小名木川を開削し、関東最大級の製塩地である行徳からの塩の輸送を可能にしたのである(資料3 )

●水問題
 当時の江戸には飲料水となる水は非常に限られていた。江戸は基本的に埋立地であるから井戸を掘っても塩水しか出てこない。川は上流まで塩水が上り、田んぼや畑に水を取り込むこともできない。地下水は深くてなかなか出てこないなど、深刻な水の問題があった。
 町を発展させるためには水道施設、下水道の整備は喫緊の課題であった。対策の一つとして、吉祥寺にある井の頭公園の湧き水で神田上水を整備。次いで、人口の増加とともに、多摩川上流で清流を取水し、玉川上水を整備した。これにより、江戸城下の配水のみならず、農村部に於いても、干上がった大地が田んぼに変わり、広大な水田へと変わっていった。結果、都市だけでなく農村部も潤い画期的な経済効果がみられた。(資料4)


 家康以来の江戸時代は大変豊かな社会であった。人口も増加していることから、相当安定的な豊かな社会であったし、その中心として江戸は栄え、日本の中心地として安定した基盤を築いて維持されていたと考えられる。
 家康はいろいろなところで、自然を極力破壊せずに人間の暮らしと調和するようなまちづくり、国づくりを目指した大変視野の広い人間であったことが容易に想像できる。

   
                                           

                                      

カテゴリ:平成30年度

投稿日:2018年05月10日

春のこども環境学習講座〜生きもの博士になろう〜

カテゴリ:平成29年度

投稿日:2018年04月06日

平成30年3月17日(土)、18日(日)、春のこども環境学習講座「生きもの博士になろう」が開催されました。講師はNPO法人生態教育センターの村松亜希子さん、小島みずきさん、千葉麻里奈さんです。毎年好評の「生きもの博士」シリーズですが、今回は、学年別に2日間にわたり、五感を使って自然とふれあい、観察やゲーム、工作などを通して生きものについて楽しく学びました。学校の授業とはまた一味違った体験をしていただけたかと思います。

【第1回3月17日】「みぢかな鳥のヒミツを知ろう!」
(小学3~6年生対象)

講師の小島さんは、普段は、葛西臨海公園の鳥類園で働いている“鳥はかせ”です。小学生の頃から、鳥が大好きで今に至っているそうです。

1.教室で
・羽の観察
まず羽の観察をしました。封筒に入っている羽が1人1人に配られました。一枚の封筒に1種類の羽が入っていて、全部で6種類あります。大きさ、模様、羽のやわらかさ、色などを比べて、同じ種類の羽を持っている子同士が集まりました。飛ぶ時に使う固くて大き目の羽、体を守るための柔らかくて小さい羽、というふうに役割によって形状が違います。観察したのは、どれも品川で見られる鳥の羽で、ムクドリの尾の羽、カルガモの翼の青い羽、スズガモの背中の羽、ツグミの翼の羽、キジバトの体の羽、ツグミの体の羽です。
 
・鳥の鳴き声
5種類の鳥の声を聞いて違いを確認しました。鳴き声カルタで遊び、大変盛り上がりました。いづれも品川にいる鳥で、スズメ、ハシブトカラス、ハクセキレイ、ハト、ツバメです。屋外で野鳥の声を聞いたとき、どの鳥かわかりますね。

2公園で
・鳥の観察
ハクモクレンが満開の公園で、鳥を探しました。耳をすますと鳴き声が・・・。先ほど聞き比べをした鳥の声も聞こえてきます。

・渡り体験プログラム
ツバメは渡り鳥です。3月半ばから下旬にかけて、日本が春になって暖かくなると、3000キロくらい離れたインドネシアやフィリピンの越冬地からやってきます。繁殖地である日本には、子供を産み育てるために渡ってくるのです。途中、河川敷のヨシ原を中継地として休みます。道中、様々な困難が待ち受けていて、命を落とす鳥もいます。
ツバメになったつもりで、「越冬地」、「中継地」、「繁殖地」間の渡りを体験しました。
中継地では、ヨシの上にとまって休みます。不安定なヨシにとまったツバメの様子を想像して疑似体験をしました。ツバメは1分間に400回羽を動かします。手を素早く動かして、「はばたき」の真似もしてみましたが、なかなか大変です。

3.ツバメのクラフト作り
小島さんこだわりの型紙を折って、ツバメのクラフトを作って飛ばしてみました。スッときれいに飛んで感激です。本物のツバメの様子を再現できるよう、何度も試作したそうです。クラフトを横から見ると本物のツバメの翼の形と同じようになっています。翼の後ろ側(クラフトの尾側)を少し上げると、実際に翼がしなるのと同じようになって更に飛びやすくなるということです。

受講者アンケートから一部抜粋
こども
・ 楽しかった。鳥のことを、もっとくわしく調べてみたくなった。
ž・ツバメのわたりたいけんが楽しかった。ペーパークラフトをまた作りたい。また来たいです。
保護者
ž・ あそびながら鳥に関する知識を得ることができて良い機会でした。また、学校の先生とは違う雰囲気の若い女性の方が教えてくれたことや、好きなことを仕事にしている姿を見ることで、ロールモデルのようにとらえることができたのではないかと思います。
ž・ 普段考えてないことを知ることができました。耳を澄まして自然の音を聞きたい。そして環境を大切にしたいと思いました。毎日学校では学べないことが経験できてうれしいです。

【第2回3月18日】「五感を使って、ちいさな春みっけ!」(小学1、2年生対象・保護者同伴)
2日目の講師、千葉さんは、ふだんは北区にある「自然ふれあい情報館」で働いている「生きもの」大好きな先生です。皆で、公園のあちこちで始まった「ちいさな春」をさがしました。花のにおいや葉っぱの手触り、目覚めた虫たちの観察を通して、生きものが寒さや天敵から身を守る工夫、花と昆虫の関係等を学びました。観察のあとは、春の草花の香りを詰めこんだ香り袋も作りました。

1.教室で
・最近感じた春は?
みんなが、それぞれに感じた春を発表しました。ウメ、サクラ、スイセン、タンポポが咲いていた。ハエが飛んでいた。暖かくなったなど、いろんな春がありました。
・五感をきたえるクイズに挑戦。
①  かぐ(鼻)
中が見えないボトルに自然物を入れて匂いをかぎ、どんなものが入っているかを想像する。
(ノビル) 
→匂いがネギに似ていました。
②  さわる(手)
黒い袋に入れた自然物を触り、目で見ずに手触りを確かめる。(ハクモクレンの芽を包んでいた外側)
→フワフワ毛は冬を越すための寒さ対策などになっていると学びました。
③きく(耳)
春に品川で聞くことができる鳥の鳴き声を紹介(シジュウカラ)

2.公園で
小さな春をさがしに出かけよう!
教室を出て公園です。目、耳、鼻、感触のすべてで、春をさがしました。
 
・春さがしビンゴ
公園にある「はる」でビンゴゲームをしました。
「しろいはな」「はっぱのかおり」「とりのこえ」「ふわふわはっぱ」「春だとおもうもの」「つぼみ」
「はなのかおり」「むし」「木のえだのあたらしいはっぱ」を探してビンゴゲームを楽しみました。

3.春の香り袋づくり
公園で拾った自然物など春の香りをつめこんで、自分だけのオリジナル香り袋を作りました。
 
薄曇りで、まだ少し肌寒い日でしたが、みんな元気いっぱいに「春がきた!」を探しました。
香り袋作りは、なれないグル―ガンも使って全員が真剣に取り組んでいました。

受講者アンケートから一部抜粋
・たくさんの春を見つけられ、とても楽しかったです。帰り道、お花のかおりをかぎながら帰る子供の姿がたくさん見られました。気が付くことで、子供はどんどん成長しますね!
・子供の年齢に合っていてとても楽しかったです。ありがとうございました。親も忘れていた春の楽しさを再発見できました。

カテゴリ:平成29年度

投稿日:2018年04月06日