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ECOトピックス

品川区内の出来事を中心に、エコなトピックをレポートします!

増える猛暑日

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2020年08月19日

 2020年8月17日(月)浜松市(静岡県)で国内の史上最高気温に並ぶ41.1℃を観測しました。これは2018年7月23日に熊谷市(埼玉県)で観測された41.1℃に並ぶ歴代最高気温です。これはフェーン現象によるとのことですが、かつて最高気温を記録したことがある熊谷(埼玉県)や多治見(岐阜県)も同じようにフェーン現象と報道されました。
                            テレビで「あすの予想最高気温はA市、B市で39℃・・・」と伝えていましたが、昨年7月に環境省が公開した「2100年未来の天気予報」(新作版*)が現実味を帯びるように思いました。この予報では、全国各地で40℃を大きく超えると伝えています。
(*)https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/2100weather/
 
 気象庁は、大雨や猛暑日など(極端現象)の変化について、各種データ・資料として提供しています。それによると、全国の猛暑日の年間日数は1910~2019年で100年あたり1.8日増加しています。
最近30年間(1990~2019年)の平均年間日数(約2.3日)は、統計期間の最初の30年間(1910~1939 年)の平均年間日数(約0.8日)と比べて約2.9倍に増加しています。
       
 東京の8月の最高気温の推移を見てみましょう。
1901年からの約120年間(10年平均)で1.9℃上昇しており、この30年では0.6℃上昇しているのが目につきます。一方、1941年から2000年はあまり変化がありませんでした(左図)が、毎年の推移(右図)を見ると少し違った様子が見られます。
1980年と1993年は大変な冷夏で、衣類、電気製品、飲料など夏物商品の売れ行きが極端に悪かったという記憶があります。しかし、1994年以降はこのような極端な冷夏がありません。
1970年以前は現在に比べて最高気温の平均が低く冷夏の年もあり、それらが平均気温を下げています。

 
 猛暑日が増え、確実に最高気温が上昇していることから、地球温暖化が着実に進んでいるように感じます。

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2020年08月19日

熱中症と暑さ指数

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2020年08月14日

全国各地で猛暑日となっている8月上~中旬は1年でも最も暑い時期です。
こみゅにてぃぷらざ八潮近くの様々な場所の温度を非接触体温計(表面温度の測定が可能)で測定しました。(8月13日午後2時・晴れ/外気温:32~33℃)
 <参考>朝から日陰の土の上:31.6℃、乗用車のボンネット:55.5℃ でした。
日向の路面近くの温度は40~50℃あり、バギーに乗っているお子さんは高温にさらされている可能性があるので注意が必要です。
特に日向の路面では熱中症に注意が必要なのでしょう?・・・ただし、ここで注意が必要です。
熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された「暑さ指数」という指標があります。
           
輻射熱とは、地面や建物・体から出る熱のことで、温度が高い物からはたくさん出ます。
暑さ指数は温度よりも湿度の影響が大きいのですが、なぜ湿度が7割も占めるのでしょうか?
     
2年前、どのような場所で暑さ指数が高いかをNHKテレビが伝えていました。
それは意外にも、日向の路面(32.2)よりも、日向の草むら(33.4)の方が暑さ指数が高いというものでした。日陰の路面(29.2)がそれらよりも低いのは当然です。(単位は「℃」)

それでは熱中症を予防するにはどうしたら良いのでしょう。暑い夏ももうしばらくです!
               
暑さ指数の詳しい説明:環境省 熱中症予防情報サイト 
https://www.wbgt.env.go.jp/doc_observation.php

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2020年08月14日

進む地球温暖化~際立つ北極圏

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2020年08月04日

●地球温暖化のしくみ
 地球は太陽からエネルギーをもらっています。一方、地球は宇宙に向かってエネルギーを放出しており、現在この両者は釣り合っています。CO2などの温室効果ガスのお蔭で地球の平均気温が15℃くらいになっていますが、もし温室効果ガスがなかったら地球の気温は-19℃くらいになってしまいます。温室効果ガスは必要ですが、増えすぎると地球上では様々な問題が発生します。

温室効果ガス濃度と世界の平均気温の変化を100年くらいのスパンで見てみると、CO2の濃度が着実に高くなっている一方で、世界の平均気温は0.74℃上昇しています。
●北海道大学と国立極地研究所の研究(https://www.nipr.ac.jp/info/notice/20170829.html)によると、
北極海は温暖化の影響が最も顕著に現れている領域で、北極海の夏の海氷面積はこの40年で半減しています。その主な原因として次のことが考えられます。
海氷面は日射の80%を反射しますが、海水面は日射の90%を吸収します。
温暖化により海氷面積が少なくなることで、海水は海氷がない部分から太陽エネルギーを吸収し海水温は高くなり、海氷はさらに解けます。

●シベリア北東部の北緯67度付近にヴェルホヤンスクという都市があります。この町の夏の平均最高気温は20℃前後ですが、今年の6月20日に38℃を記録したと報告されています。
同様に北極圏にあるノルウェー領スヴァールバル諸島(北緯74~81度)では、7月25日に史上最高気温の21.7℃を記録したとのことです。なお、この地域の6~8月の平均最高気温は3~7℃です。
 IPCC第5次評価報告によりますと、地球温暖化による気温上昇は下図の通り北極圏で顕著に表れると報告されており、それが現実に表れているといえます。
          
                              
 産業革命前を基準に世界の平均気温上昇を2℃以内に抑えるというのが国際的な目標ですが、今から徹底的に対策をしたとしても効果が表れ、気温上昇が収まりはじめるのは20~30年後になるといいます。
「徹底的に対策をする」ということはどういうことをすれば良いのでしょうか。世界全体のCO2の排出量をゼロにしなければなりません。途上国も含めてです。もの凄い規模の話をしているということです。それで「2℃目標」が達成できるのです。
 それではどうすれば良いのでしょうか?これまで以上に世界が豊かで便利になりながらです。CO2の排出量をゼロにする、エネルギーの作り方を大きく変えるのです。まずは無駄なエネルギー消費を止め、再生可能エネルギー(太陽、風力、バイオ・・・)を利用すること、原子力は選択肢としてはありますが、火力発電の高効率化、CO2を地中に埋める技術(CCS)等々を進めることです。
環境学習講座「異常気象と人類の選択」(2015年11月24日)より
https://shinagawa-eco.jp/wp/kouza/?p=277

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2020年08月04日

進む地球温暖化~豪雨

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2020年07月22日

東京では6月30日から19日間連続降水(1日0.5mm以上)を観測し、観測史上最も長い連続降水日を記録しましたが、19日(日)には雨の観測はなく、この「記録」は止まりました。全国的に見ても6月下旬から7月中旬にかけて降水量が多く、日照時間は少なくなっています。

 

一方、九州地方などを襲った大雨は「令和2年7月豪雨」と名付けられましたが、西日本では近年毎年のように大雨による大きな被害が発生しています。大雨特別警報(*)が発表される頻度が多くなっている昨今、「これまでに経験したことのないような大雨で・・・」といった表現で異常さが伝えられることがあり、「異常」が日常化しつつあるように感じています。(*)発表基準:数十年に一度の降雨量となる大雨

「令和2年7月豪雨」をもたらした原因は大きく分けて2つあるようです。

(1) 長期間停滞し続ける梅雨前線

例年であれば太平洋高気圧が梅雨前線を北に押し上げて梅雨明けになるが、今年はこの働きが弱いため。

(2) 前線に向けて下記①②の方向から暖かく湿った空気が流れ込み、水蒸気を大量に供給し続けたため。

①太平洋高気圧の縁を回るように南の海上から吹き込んだ空気

②インド洋から中国大陸を経由して吹き込んだ空気

この二つの暖かく湿った空気が日本付近で合流し、前線に大量の水蒸気をもたらし、強力な線状降水帯を形成したことで大量の雨をもたらしました。これほど多くの水蒸気が供給されたのは、海水温の高さにあるのですが、水温が高いと大量の水が蒸発し、空気中に含まれる水蒸気量が多くなります。

気象庁によると、日本近海における、2019年までのおよそ100年間にわたる海域平均海面水温(年平均)の上昇率は、+1.14℃/100年で、この上昇率は、世界全体で平均した海面水温の上昇率(+0.55℃/100年)よりも大きく、日本の気温の上昇率(+1.24℃/100年)と同程度の値とのです。

 

地球温暖化が進む中、海水温の上昇は今後も加速し、豪雨災害はさらに激甚化すると考えられています。

<参考>NHK総合TV「持論公論」(令和2年7月16日)

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2020年07月22日

リユースのすすめ

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2020年07月17日

 プラスチックに限らず「使い捨て」が広まったのはいつごろからでしょうか。

1980年代後半から始まったバブル景気で生産、消費が拡大しモノがあふれ、廃棄物も増加しました。ペットボトルが普及したのもこの頃です。
飲料容器の変遷について少し見てみましょう。
 
 1990年代の後半、軽くて割れない、透明で中身が見える、再び栓をすることができるので持ち運びしやすいなど、500mlサイズのペットボトルの利便性が受け入れられ、一気に普及が進みました。一方、容器包装リサイクル法によりペットボトルやガラス容器のリサイクルが開始され、2018年度では、ペットボトルのリサイクル率は84.6%の世界最高水準にあります。しかし、残念ながらごみとして捨てられるペットポトルが多いことも事実です。
 使い終わった食品や日用品の容器を回収し、洗って再使用するというシステムが動き始めています。今でも行われている牛乳配達やビールビンの扱いと同様です。最初は容器代を含む価格で購入しますが、次回からは中身だけの価格になり、購入を止める時は容器代を返してもらえます。容器は何度も使うことができるためごみになることはありません。昔は各企業単位で行っていましたが、現在は1社単独での実施は難しく、複数の企業が参加することでこのシステムに取り組むことができるということです。
 プラスチックに囲まれた生活によりごみの量が増えてきた今日ですが、こういった取り組みを進めるためにはメーカー、小売店、消費者などの理解と協力が必要です。それを実現するために、使い終わった食品や日用品の容器を回収し、洗浄して再使用する「Loop(ループ)」という商品販売システムの取り組みが始まっています。

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2020年07月17日