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ECOトピックス

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進む地球温暖化~2030年②

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2021年02月03日

 地球温暖化の脅威が喧伝されるようになってかなりの時間が経過しますが、最近「2030年環境問題」が話題になることが多くなりました。国際連合の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、2015年の「パリ協定」で気温上昇を産業革命前の水準から1.5℃以下に抑えるという目標を設定しました。しかし昨年時点で1.2℃の気温上昇があり、現在の二酸化炭素(CO2)排出量が続けば、早ければ10年後には1.5℃に達する可能性があります。その結果は悲惨なものになるだろうということは、温暖化によると言われている様々な現象を見れば容易に想像できます。これから軌道修正して1.5℃の上昇を回避するには、まずは2030年までにCO2の排出量を半減させなければならないということです。
【1】先日、NHKスペシャル「2030未来への分岐点(1) 暴走する温暖化“脱炭素”への挑戦」(2021年1月9日 21:00~22:00)を視聴しました。10年後の世界を見据えて、私たちが真剣に取り組まなければならない問題を提起してくれていました。その一部をご紹介します。
地球温暖化は山火事や大洪水、巨大台風を引き起こし、人類の存続を脅かしている。
(1)専門家の声
・持続可能な社会への大転換が必要である。 
・未来を左右する決定的な10年間に突入している。 
・我々には次世代に対する責任がある。
(2)私たちは現在、2030年未来への分岐点に立っている。
2030年を境に、持続可能な未来と、暗黒の未来に分かれていく。
(3)地球上の各地で異変が起きている。

(4)この結果と今後
・こうした連鎖が繰り返されることで地球の平均気温は上昇し続け、2100年には+4℃に達する可能性がある。
・“1.5℃”を超えないためには、今すぐに温室効果ガスの排出量を減らし、2030年に「半減」、2050年には森林などの吸収分を差し引いて「実質ゼロ」にすることが必要だとされている。
・新型コロナの感染拡大を抑え込むために行われたロックダウンや経済活動の自粛でも、それによって削減できた排出量は推定7%で、目標を達成することができない。
・今の社会システムのまま目標を達成することは難しいのが現実である。

(5)EUは社会の仕組みを丸ごと作り変える脱炭素革命を起こそうとしている。
①石炭火力の新設禁止
最も重要なのは、CO2排出量の75%を占めるエネルギーの転換である。
 石炭火力発電所の新設を禁止し、太陽光や風力など再生可能エネルギーへ転換する。
②循環型経済への大転換
産業部門では、繊維産業で古着を燃やすのではなく、新たな繊維に再起用すること。
 しかしリサイクルは新しい製品を一から作るよりコストがかかり、競争力で不利になる。
③国境炭素税・・・温暖化対策をとっていない企業に税金を払わせる。
④2025年 100万基の充電設備・・・電気自動車を一気に普及させるため
⑤2030年 住宅・公共施設の断熱化
これらにより、2030年には排出量55%削減を目指す。
【2】わたしたちにできること
環境省の「地球温暖化対策計画」(平成28年5月)では、我が国の温室効果ガス削減目標として、2030年度に2013年度比で26%減を達成するとしています。どのようにしてそれを達成するのでしょうか。
「計画に位置付ける主要な対策・施策」を見てみましょう。

 この削減目標を達成するためには、あらゆる部門での対策・施策の実行が不可欠です。それではわたしたちにできることは何でしょう。
まずは電力使用量を減らすことです。
続いて住宅の省エネルギー性能の向上を図るとともに、
わたしたちみんなが地球温暖化問題を自らの問題として捉え、ライフスタイルを見直すことです。
また再生可能エネルギーの導入や省エネルギーに努めることです。

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2021年02月03日

進む地球温暖化~2030年①

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2021年01月26日

(1)この冬の寒さと大雪
 昨秋、今年の冬は寒いという予想が出ていましたが、その根拠としてラニーニャ現象をあげていました。
よく言われるのは、エルニーニョ現象(*)発生時、日本では夏は涼しく冬は暖かいということです。一方ラニーニャ現象(*)発生時には、冬は寒くなる傾向があるということです。
(*)気象庁ホームページ、各種データ・資料、エルニーニョ/ラニーニャ現象とは
https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/data/elnino/learning/faq/whatiselnino.html
 この冬、日本海側に豪雪をもたらしているのは地球温暖化が原因だとも言われています。温暖化なのに大雪?と疑問に思われるかもしれませんが、理由は次の通りです。
 
(2)地球温暖化による生態系への影響
 地球温暖化は、大雨や台風の大型化、海面上昇、干ばつ、気温上昇などの気候変動を引き起こし、地球上の動植物などの生態系にも影響を及ぼしています。農作物の被害により作物の収穫が減るだけでなく、絶滅してしまう動物も出てきます。
一昨年の9月に千葉市付近に上陸した台風では、大規模な停電や断水が発生しました。フィリピンを襲った超大型台風の記憶もあります。オーストラリアでは多くのカンガルーやコアラが犠牲になり、アメリカのカリフォルニアでも山火事が続きました。一方、北極や南極では氷河や氷が溶け、シロクマなど北極圏の動物たちは絶滅の危機に瀕しています。また海水温が上昇することで、サンゴ礁の白化現象が進んでいます。
これらはほんの一例です。
(3)海水温の上昇により、地域によってとれる魚が変化している現実を見てみましょう。

・北半球で海水温が高くなると、南方の暖かい水温を好む魚が、どんどん北上する。
・サワラ・・・以前は東シナ海に分布していたが日本海に北上し、沢山とれるようになった。
・スルメイカ・・・漁獲量の激減が心配されている。海水温の変化で産卵や成長に適した水温の海域が狭まり、資源量に影響しているのではないか。また過剰な漁獲の影響も懸念されている。
・ブリ・・・昔は漁獲の北限が千葉や茨城周辺だったのが、現在は北海道沿岸でも沢山とれるようになった。
・近年の秋サケの不漁は、温暖化の影響を受けている可能性が指摘されている。
     参考:公益財団法人・海洋生物環境研究所(海生研)中央研究所
        「地球温暖化が引き起こす海水温上昇と漁業の関係」
(4)海水温上昇による変化について、テレビでも紹介していました。
(フジテレビ「所JAPAN」2021年1月18日・22:00~/伊豆半島での取材)
・イカの漁獲量が大幅に減少し、とれても小ぶりのものが多い。
・伊豆の名物である金目鯛がとれない。
・夏の魚だったものが秋から冬にとれるようになった。
・サンゴ(*)や熱帯魚が見られるようになった。(*以前からも少しは見られたが)
 一方、沖縄では海水温が高くなりすぎてサンゴが白化している。
(5)100年間の海水温上昇率の変化と違い近年の変化であることを考えると、10年後の世界は私たちの日々の生活にかなりの影響を及ぼすようになるかもしれません。

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2021年01月26日

「SDGs」目標達成のために子どもができること②~ごみを減らそう!(3)

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2021年01月20日

「SDGs」目標達成のために子どもができること②~ごみを減らそう!(1)

「SDGs」目標達成のために子どもができること②~ごみを減らそう!(2)

二つの記事の続きです。

最後にSDGsの話にもどります。今回とりあげたごみ問題にもっとも関わりのあるSDGsの目標は、「目標12 つくる責任使う責任」です。

目標12のターゲットのうち、ごみ問題に直接関係があるターゲットを紹介します。
★SDGsは17の目標と169のターゲットから成っている。目標は短いキャッチフレーズで、ターゲットは目標を達成するための具体的な行動をあらわした文章。

12-3
2030年までに、お店や消費者のところで捨てられる食料(一人当たりの量)を半分に減らす。また、生産者からお店への流れのなかで、食料が捨てられたり、失われたりすることを減らす。

12-4
2020年までに、国際的な取り決めにしたがって、化学物質やあらゆる廃棄物(ごみ)を環境に害を与えないように管理できるようにする。人の健康や自然環境に与える悪い影響をできるかぎり小さくするために、大気、水、土壌へ化学物質やごみが出されることを大きく減らす。

12-5
2030年までに、ごみが出ることを防いだり、減らしたり、リサイクル・リユースをして、ごみの発生する量を大きく減らす。

SDGsの目標達成のために、みんなでできることをやっていきましょう!

<参考>
小学生のための環境リサイクル学習ホームページ(資源・リサイクル推進センター)
SDGs CLUB 日本ユニセフ協会
国際連合広報センター
UNEP国際環境技術センター(IETC)YouTubeチャンネル
織朱實 監修 『ごみから考えるSDGs』 PHP研究所、2020年
小林亮 監修 『世界を変えるSDGs』 あかね書房、2020年
令和3年版ごみリサイクルカレンダー(品川区清掃事務所)

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2021年01月20日

「SDGs」目標達成のために子どもができること②~ごみを減らそう!(2)

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2021年01月20日

「SDGs」目標達成のために子どもができること②~ごみを減らそう!(1)の続きです。

◎どうやってごみを減らす?私たちにできること

 ごみを減らすために、何ができるでしょうか。ごみを減らすためのキーワードに「3R」があります。3つのRとは?具体的に何をすればいいの?みていきましょう。
3Rを心がける順番にならべると、リデュース(Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle)になります。

 リデュース(Reduce):毎日の生活の中でなるべくごみを出さないようにすること
たとえば
 ・ごはんは残さず食べる
 ・使い捨てのものはなるべく使わない
 ・ものを最後まで大切に使う など

リユース(Reuse):使い終わったものを捨てないで、繰り返し使う
たとえば
 ・つめかえのできる商品を使う。そうすれば、容器は繰り返し使える
 ・必要としている人にゆずる
 ・何度も使えるびんを使う など

リサイクル(Recycle):もう一度資源として利用する
たとえば
  ・古紙、びん、缶などは自治体の決めたルールを守って分別してごみ出しする
 ・使い終わった衣類などは集団回収に分別して出す
 ・リサイクルマークのついたリサイクル製品を使う など

(↓↓ クリックで拡大)

きょうから早速できることがあったはずです。すでに実行してる人もいるでしょう。他にもできることは色々とありそうですね。まわりの方と話し合って考えてみてください。

「SDGs」目標達成のために子どもができること②~ごみを減らそう!(3)に続く

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2021年01月20日

「SDGs」目標達成のために子どもができること②~ごみを減らそう!(1)

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2021年01月19日

今回は、みんなの身近にある「ごみ」に注目してみましょう。
ごみを取り巻く現状を知って、自分は何ができるか気づくことで、「SDGs」目標達成への大きな一歩をふみ出せます。現在、たくさんの商品が作られて、使い終わったものが大量のごみになっています。未来の地球を考えたとき、これはとてもまずいことなのです。是非ともごみを減らさなくてはなりません。

◎ごみを減らさなくてはいけない理由

1.ごみの原料は限られた地球の資源

自然からとれる植物、動物、水や金属、化石燃料など、人がものを作るときに使うものを資源といいます。私たちが使っているものは、すべて限られた地球の資源を材料にしています。ごみとして捨ててしまえば、資源を失うことになります。世界中で使われる資源の量は、1970年から3倍以上増加し、今も増加し続けています。(※1)未来も地球で暮らしていくためには、資源の使用量やごみを減らし、リサイクルを進めていかなくてはいけません。
(※1)国連環境計画「Global Resources Outlook2019」

2.埋める場所がない・地球温暖化の原因になる

ごみはどこに行くのか、たどっていきましょう。家庭のごみは分別してごみ置き場に出すと回収されます。ごみの種類に沿った処理をして埋め立て処分場に持っていくのですが、今のままでは20年以内(※2)に埋める場所はなくなってしまいます。また、家庭や会社からでるごみの8割(※2)が焼却されますが、ごみを燃やすときに発生する二酸化炭素は、地球温暖化の原因になります。
(※2)環境省「一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成30年度)について」
        「産業廃棄物の排出及び処理状況等(平成30年度)について」

「SDGs」目標達成のために子どもができること②~ごみを減らそう!(2)に続く

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2021年01月19日