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「SDGs」目標達成のために子どもができること④食品ロスに注目!(1)

カテゴリ:令和3年度

投稿日:2021年07月28日

今回は、食品ロスについてみていきます。

食品ロスの現状

まだ食べられるのに捨てられている食べ物を、「食品ロス」といいます。日本では、年間612万トンもの食品ロスが出ています。毎日、1人あたりお茶碗1杯分のごはんを捨てていることになります。1年分だと48キログラムにもなります。驚くような量ですね。食品ロスのうち、半分近くは家庭から出たものです。企業だけではなく、私たち一人一人が食品ロスを減らしていくことが大切です。そのために小学生のみんなにも、できることがあるはずです。何ができるのか、考えていきましょう。

食品ロスを減らさなくてはいけない理由

①世界には飢えに苦しんでいる人がいる
下表、「ハンガーマップ2020」を見てみましょう。ハンガーマップとは、栄養不足の人口の割合を色分けし、どこの国で食べ物が不足しているかを示す地図です。今、世界では、9人に1人以上もの人が、食べ物が足りずに苦しんでいます。5歳未満の子どもは、5人に1人が栄養不足になり、1年間に約310万人が亡くなっています。
世界中から発展途上国に390万トン(※)の食料を援助しています。一方で日本は年間612万トンの食料を廃棄しているのです。こんなに捨てなければ、もっとたくさん発展途上国の人たちを助けられるのに、と思ってしまいます。
※WFP(国連世界食糧計画)より

②日本は、本当は食べ物が足りていない。世界最大の食品輸入国
では、日本のすべての子どもたちは、食べ物に困っていないのか、というと実はそうでもないのです。日本の子どものおよそ7人に1人以上(13.5パーセント)が貧しい暮らしをしています。(厚生労働省「平成29年 国民基礎調査/貧困率の状況」より) 貧しいといっても、住む家や着るものがないほどではなく、お金がないためにあきらめなくてはならないことがあったり、健康を満たすのに十分な食事をとる余裕がなかったりしています。
国内で食べられる食べ物のうち、国産品が占める割合を「食料自給率」というのですが、日本の食料自給率は38パーセント(農林水産省HPより令和元年度)で先進国の中で一番低くなっています。6割の食料を輸入していながら、多量の食品を廃棄しているのが現状です。より多くの子どもたちが、満足できる食を確保できるためにも、食品ロスを減らすべきです。

③命や労力、資源、お金、エネルギーをむだにすることになる
食品を作るためには、動物、魚、野菜の命を使われます。それらを育て、収穫し、加工し、運び、売るのにも、人間の労力とエネルギー、水などが使われています。そして、食べ物を買うにはお金がかかります。食品を食べずに捨ててしまうと、それらを無駄にすることになります。
ごみとして輸送したり、燃やしたりするのにもエネルギーを使い、環境に悪影響を及ぼす二酸化炭素を増やすことになります。

問題だらけです。私たちは、食品ロスを少しでも減らしていく習慣を身につけなくてはなりません。

<参考>
食品ロスを減らすために、私たちにできること(環境省)
https://www.env.go.jp/recycle/food/shiryou.pdf
WFP(国連世界食糧計画)
https://ja.wfp.org/
厚生労働省「平成29年 国民基礎調査/貧困率の状況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa17/

井出留美監修 『食品ロスの大研究』 PHP研究所 2019年
上村協子監修 『きょうからなくそう!食品ロス~わたしたちにできること』①②③ 汐文社 2020年

「SDGs」目標達成のために子どもができること④食品ロスに注目!(2)に続く
https://shinagawa-eco.jp/wp/coto/?p=3135

カテゴリ:令和3年度

投稿日:2021年07月28日