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進む地球温暖化~2030年①

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2021年01月26日

(1)この冬の寒さと大雪
 昨秋、今年の冬は寒いという予想が出ていましたが、その根拠としてラニーニャ現象をあげていました。
よく言われるのは、エルニーニョ現象(*)発生時、日本では夏は涼しく冬は暖かいということです。一方ラニーニャ現象(*)発生時には、冬は寒くなる傾向があるということです。
(*)気象庁ホームページ、各種データ・資料、エルニーニョ/ラニーニャ現象とは
https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/data/elnino/learning/faq/whatiselnino.html
 この冬、日本海側に豪雪をもたらしているのは地球温暖化が原因だとも言われています。温暖化なのに大雪?と疑問に思われるかもしれませんが、理由は次の通りです。
 
(2)地球温暖化による生態系への影響
 地球温暖化は、大雨や台風の大型化、海面上昇、干ばつ、気温上昇などの気候変動を引き起こし、地球上の動植物などの生態系にも影響を及ぼしています。農作物の被害により作物の収穫が減るだけでなく、絶滅してしまう動物も出てきます。
一昨年の9月に千葉市付近に上陸した台風では、大規模な停電や断水が発生しました。フィリピンを襲った超大型台風の記憶もあります。オーストラリアでは多くのカンガルーやコアラが犠牲になり、アメリカのカリフォルニアでも山火事が続きました。一方、北極や南極では氷河や氷が溶け、シロクマなど北極圏の動物たちは絶滅の危機に瀕しています。また海水温が上昇することで、サンゴ礁の白化現象が進んでいます。
これらはほんの一例です。
(3)海水温の上昇により、地域によってとれる魚が変化している現実を見てみましょう。

・北半球で海水温が高くなると、南方の暖かい水温を好む魚が、どんどん北上する。
・サワラ・・・以前は東シナ海に分布していたが日本海に北上し、沢山とれるようになった。
・スルメイカ・・・漁獲量の激減が心配されている。海水温の変化で産卵や成長に適した水温の海域が狭まり、資源量に影響しているのではないか。また過剰な漁獲の影響も懸念されている。
・ブリ・・・昔は漁獲の北限が千葉や茨城周辺だったのが、現在は北海道沿岸でも沢山とれるようになった。
・近年の秋サケの不漁は、温暖化の影響を受けている可能性が指摘されている。
     参考:公益財団法人・海洋生物環境研究所(海生研)中央研究所
        「地球温暖化が引き起こす海水温上昇と漁業の関係」
(4)海水温上昇による変化について、テレビでも紹介していました。
(フジテレビ「所JAPAN」2021年1月18日・22:00~/伊豆半島での取材)
・イカの漁獲量が大幅に減少し、とれても小ぶりのものが多い。
・伊豆の名物である金目鯛がとれない。
・夏の魚だったものが秋から冬にとれるようになった。
・サンゴ(*)や熱帯魚が見られるようになった。(*以前からも少しは見られたが)
 一方、沖縄では海水温が高くなりすぎてサンゴが白化している。
(5)100年間の海水温上昇率の変化と違い近年の変化であることを考えると、10年後の世界は私たちの日々の生活にかなりの影響を及ぼすようになるかもしれません。

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2021年01月26日