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次世代自動車「燃料電池車」

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2020年12月22日

 次世代自動車とは、「ハイブリッド」「電気自動車」「燃料電池車」「天然ガス自動車」の4種類を指し、いずれも環境に配慮し、地球温暖化防止を目的にしており、二酸化炭素の排出を抑えた設計になっています。
 最近、次世代自動車の一つである燃料電池車(バス)を時々目にします。それは都営バスで、たまたま先日乗車しました。発車・加速・停車はスムーズで、エンジンの振動はなく、小さな「ブーン」という音はするものの静かで乗り心地は快適です。
 
毎年5月に開催されている“しながわエコフェスティバル”では燃料電池車が登場しており、多くの区民が乗車体験をしていました。なお、令和2年はコロナ問題で開催が中止になりました。
              
燃料電池車について簡単にご紹介します。
(1)燃料電池とは
「水素」と空気中の「酸素」を反応させて電気を起こします。
排出されるのは「水」だけで、化石燃料のように二酸化炭素などの温室効果ガスを一切排出しないクリーンなエネルギーです。エネルギー効率にも優れているため、世界中で積極的に開発が進められています。

                                                                                                                       
(2)燃料電池車は
燃料電池(上記)で水素と酸素とを化学反応させることで発電した電気エネルギーを使い、モーターを回して走る自動車です。
<主なメリット>
①走行時に発生するのは水蒸気のみで、大気汚染の原因となる二酸化炭素や窒素酸化物などをまったく排出しない。
②エネルギー効率が高い。
③天然ガスやエタノールなど、石油以外の多様な燃料が利用できる。
④騒音が少なく、乗り心地が快適である。
⑤燃料の充填時間はガソリン車と同程度の短時間で可能である。また、1回の充填による走行距離も電気自動車よりも長い。
参考:JHFC水素・燃料電池実証プロジェクト – JHFC (jari.or.jp)
<主なデメリット>
①水素ステーションの数が非常に少なく、燃料電池車の普及を妨げている大きな問題の一つである。
②車両価格や燃料となる水素の価格が高くなっており、国からの補助金を考慮しても一般的なガソリン車と比べて購入・維持費用が高くなってしまう。
③ガソリン車ほどの航続距離はまだ実現できていない。 
車両価格が高額なことや、インフラの整備が十分でないことは、次世代自動車共通の課題です。
                                              
燃料電池車の課題は多く、上表の通り国内の保有台数は極めてわずかであり、今後の普及に向けて課題の解決が望まれます。

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2020年12月22日