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羽毛のリサイクル~限られた資源の保護と環境の保全を目指して

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2020年12月18日

私が羽毛のリサイクルについて詳しく知りたいと興味を持ったきっかけは、購入したコートに付いていた一枚のタグです。

 

Green Down Project(グリーンダウンプロジェクト)とは、羽毛に関わる企業と地域社会、消費者を結んで、使用済み羽毛の循環システムを作り、羽毛の再利用を推進していく活動です。具体的な道筋は、以下の通りです。

  1. 消費者は、使わなくなった羽毛を指定の回収場所に持っていきます。服飾店舗やスーパーマーケット、ショッピングモールなどが回収場所になっています。
  2. 集まった羽毛を羽毛工場に運び、製品を解体して羽毛を取り出した後、洗浄、精製します。羽毛は適正な処理をすることで、保温性など本来の機能を回復します。
  3. 服飾メーカーや寝具メーカーによって、新たな羽毛製品に生まれ変わります。
  4. 市場に出て再び流通し、消費者の手に渡ります。

この活動は「令和2年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」にも掲載されています。   
(↓↓クリックで拡大)

 調べていくうちに、羽毛は是非とも再利用されるべき資源だとわかりました。

☆丈夫
羽毛はフワフワと柔らかいイメージですが、実は100年以上変わりなく使えると言われているほど丈夫です。適正に洗浄することによって、繰り返し使える循環資源なのです。
☆限りある資源
原材料は主に食用に飼育された水鳥から採取された羽毛であるため、資源に限りがあります。鳥インフルエンザなどの環境要因により、安定供給が難しいこともあります。
☆焼却時のCO2排出量が多い
水鳥の羽毛はその50%が炭素で構成されているため、焼却すると多くの二酸化炭素を排出します。一般的に約1kgの羽毛を燃やすと約1.8kgの二酸化炭素が発生します。

着なくなったダウンジャケットや処分を考えている羽毛布団は、どう扱ったらよいでしょうか?
ゴミに出さないのはもちろんのこと、様々な衣類と一緒に自治体のリサイクルに出すのもNGです。私は必ず羽毛として再生できる回収場所に持っていこうと思います。
SDGsの目標(※)を達成するために、ささやかながらも自分ができることをひとつ見つけた気がします。

(※)
目標12 つくる責任 つかう責任
消費者としてつかう責任を果たし、羽毛製品が再利用されるように回収に協力する。
目標13 気候変動に具体的対策を
ごみに出さないで回収に回すことによって、羽毛の焼却で発生するCO2の排出を防ぐ。
目標15 陸の豊さも守ろう
限りある天然資源である羽毛を守る。

<参考>
Green Down Project
令和2年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書(概要)
BS朝日「バトンタッチSDGsはじめてます」

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2020年12月18日