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‘エコプロダクツ2015’開催

カテゴリ:平成27年度

投稿日:2015年12月21日

 12月11日(金)、東京ビッグサイトで開催されていた日本最大の‘参加体験型’環境イベント“エコプロダクツ2015”に行ってきました。地球温暖化の影響で極端な気象現象が増えている今日、その温暖化を緩和するためにも今回のテーマ「(わたしが選ぶ)クールな未来」の実現が求められます。社会科見学の児童・生徒の来場者が非常に多く、賑やかで活気にあふれていました。

 今回はパリで開催されていたCOP21とほぼ同時期の開催となり、環境技術イノベーションを世界へと、政府も本腰を挙げて支援しているようでした。華やかで、大きなスペースを占めていたのは自動車・運輸や情報・通信・IT関係でしたが、主に取材対象としたのは以下の3件です。
(1)エネルギー関連では地熱発電に注目しました。割合としてはまだまだ少ないながらも着実に広がりつつある再生可能エネルギーです。火山地帯の地下数kmから十数kmには地下深くから上昇してきたマグマ溜りがあり、その熱で加熱された水は地下貯留槽を形成し、そこまで井戸を掘ることで高温・高圧の蒸気を取り出して発電する仕組みです。日本には数多くの火山があり、総発電電力量はまだ少ないものの、安定して発電ができる純国産エネルギーとして注目されています。
(2)新たな地球温暖化対策技術としてのCCSです。CCSとは、二酸化炭素(Carbon dioxide)を回収して(Capture)、貯留する(Storage)技術です。発電所や工場など、CO2を大量に排出する施設からCO2を分離・回収し、それを地中に圧入して、長期間にわたり貯留することにより、大気中へのCO2の放出を抑制する技術です。IPCCは2050年に温暖化ガスの排出を10年比40〜70%減らし、今世紀末にほぼゼロにする必要があるとしています。また今回のCOP21パリ協定では、これまで2℃としてきた地球の気温上昇の幅を1.5℃を目指すと定めました。今後もCO2の排出は続くため、これら目標の達成に向かってCCSへ期待を寄せたいと思う一方で、安全面の確保には万全を尽くしてほしいと思います。なお、CCSについては、11月24日の品川区環境情報活動センターで開催された環境学習講座「異常気象と人類の選択」(*)でも、講師の江守正多氏が紹介しておられました。
(*)http://shinagawa-eco.jp/mt_kouza/2015/12/post_265.html
(3)「触れる地球儀」です。リアルタイムでの雲の動きや各地で発生する地震や台風の様子など、現在の地球の姿を見ることができます。また、100年後の地球温暖化のシミュレーションなど、地球全体の環境変動を実感することができます。地球儀を“自分の手”で廻しながら、こういったコンテンツを学ぶことができるという優れものです。

 今回も‘オール東京62市区町村共同事業「みどり東京・温暖化防止プロジェクト」’として、品川区も出展しました。また、当日はワークショップ「ペットボトルで“雲”を作ろう」を開催し、小学生から高校生・大人の方まで、33名の参加がありました。雲を作る実験や気圧の高低による袋菓子の袋の変化などで、小学生は驚きを楽しんでいました。一方、どうしてそういった変化が起きるかの質問に、さすがに高校生は正しく答えていました。

カテゴリ:平成27年度

投稿日:2015年12月21日