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進む地球温暖化~豪雨

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2020年07月22日

東京では6月30日から19日間連続降水(1日0.5mm以上)を観測し、観測史上最も長い連続降水日を記録しましたが、19日(日)には雨の観測はなく、この「記録」は止まりました。全国的に見ても6月下旬から7月中旬にかけて降水量が多く、日照時間は少なくなっています。

 

一方、九州地方などを襲った大雨は「令和2年7月豪雨」と名付けられましたが、西日本では近年毎年のように大雨による大きな被害が発生しています。大雨特別警報(*)が発表される頻度が多くなっている昨今、「これまでに経験したことのないような大雨で・・・」といった表現で異常さが伝えられることがあり、「異常」が日常化しつつあるように感じています。(*)発表基準:数十年に一度の降雨量となる大雨

「令和2年7月豪雨」をもたらした原因は大きく分けて2つあるようです。

(1) 長期間停滞し続ける梅雨前線

例年であれば太平洋高気圧が梅雨前線を北に押し上げて梅雨明けになるが、今年はこの働きが弱いため。

(2) 前線に向けて下記①②の方向から暖かく湿った空気が流れ込み、水蒸気を大量に供給し続けたため。

①太平洋高気圧の縁を回るように南の海上から吹き込んだ空気

②インド洋から中国大陸を経由して吹き込んだ空気

この二つの暖かく湿った空気が日本付近で合流し、前線に大量の水蒸気をもたらし、強力な線状降水帯を形成したことで大量の雨をもたらしました。これほど多くの水蒸気が供給されたのは、海水温の高さにあるのですが、水温が高いと大量の水が蒸発し、空気中に含まれる水蒸気量が多くなります。

気象庁によると、日本近海における、2019年までのおよそ100年間にわたる海域平均海面水温(年平均)の上昇率は、+1.14℃/100年で、この上昇率は、世界全体で平均した海面水温の上昇率(+0.55℃/100年)よりも大きく、日本の気温の上昇率(+1.24℃/100年)と同程度の値とのです。

 

地球温暖化が進む中、海水温の上昇は今後も加速し、豪雨災害はさらに激甚化すると考えられています。

<参考>NHK総合TV「持論公論」(令和2年7月16日)

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2020年07月22日