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二つの海洋島(5) 小笠原諸島

カテゴリ:平成26年度

投稿日:2015年02月19日

 小笠原諸島は「東洋のガラパゴス」と称されるが、生き物はガラパゴスに比べると地味である。これは海洋島の特徴とされる、「島症候群」という現象のうち、生物が到達する困難さによる。その結果、大陸に比べて種の数が圧倒的に少なく、また偏ってしまう。存在は地味だが、ガラパゴスに比べて劣っているということではない。それぞれに価値があるものである。
 
固有種が満載のロゴマーク:
植物:ムニンツツジ・ムニンノボタン・マルハチ・オガサワラビロウ等
動物:陸貝(カタツムリ)・アカガシラカラスバト
小笠原諸島は第二次世界大戦後1968(昭和43)年に返還されて東京都小笠原村になり、1973(昭和47)年国立公園に制定。2011(平成23)年ユネスコ世界自然遺産登録された。面積は104.4 km2、島の名前は、父島から北へ兄島・弟島・孫島・嫁島・媒(なこうど)島・聟(むこ)島、母島から南へ姉島・妹島・姪島、と人間の血縁関係の呼称となっているのは興味深い。
東京都の離島で一番こどもが多いという小笠原村。子育て世代が多く移住している。
 人口 2,529 世帯数 1,375(H24.1統計)小学生 169 中学生 60  (H26年4月統計)
北緯27度に位置し亜熱帯気候で、梅雨もあり、台風の通り道でもある。
活発な海底火山活動により形成された岩石が現在の小笠原の基盤で、その証の枕状溶岩が散見する。フィリピン海プレート上にあり、東側をその下に潜り込む太平洋プレートが形成する南北に走る小笠原海溝がある。

 小笠原は緑豊かな島だ。これはガラパゴスとの決定的な違いである。海底火山が隆起したため、溶岩台地に比べて、植物の生育は容易だったのだろう。最高標高は父島326m、母島462m、このわずかな差でも、母島にしか生育しない植物がある。 陸貝のカタマイマイは地上で3m離れたら、別種であるという。海洋島としての地形や景観、生物多様性、また諸島の総面積104 km2に比して固有種の割合が高く、特に陸貝や植物には、進化の過程が分かる貴重な証拠が残されていることが評価されている。

カテゴリ:平成26年度

投稿日:2015年02月19日