品川区の環境ポータルサイト

ECOトピックス

品川区内の出来事を中心に、エコなトピックをレポートします!(ECOトピックスのトップへ戻る

二つの海洋島(4) ガラパゴスの暮らし

カテゴリ:平成26年度

投稿日:2015年02月13日

年間観光客20万人、ガラパゴス諸島居住者3万人の食や生活必需品などの供給はどうなっているのだろう。
観光の中心サンタクルス島にはスーパーマーケットが3軒ある。野菜・卵など地場物は町の南の文教地区にある球技場のサタデーマーケットで入手する。土曜は日用雑貨や衣料、靴や装飾品なども並べられ、お祭りの縁日のようににぎわう。火曜にも生鮮品が扱われる。ホテルやレストランは旅客便の空輸を利用する。魚はダーウィン通りに面した市場がいい。漁師が販売するので、潮の干満に対応してオープン時間が異なる。魚を買う人、観光客、さらに獲物を狙って、カッショクペリカンやアオアシカツオドリ、アシカなどが群がる。大型船が入港し、荷を下すのは木曜日、そのため火〜水曜の商店はどこでも品薄で、棚が空っぽ状態である。

諸島内を就航する観光船や漁船、車両の燃料、電気を作るディーゼル発電機を動かす重油もまた運搬されてくる。輸送中の海難事故など環境へのリスクを常に抱えている。2001年、サンクリストバル島沖で起きた「ジェシカ号」事故では、サンタフェ島のウミイグアナが15,000頭犠牲になった。この事故を機に州都であるサンクリストバル島に風力発電が設置された。島民6000人の消費電力の半分を3基(800KW/基)で賄う。また「ガラパゴス諸島における化石燃料ゼロプログラム」が立案された。バルトラ島には燃料の備蓄タンクがある。対岸のサンタクルス島には小型タンカーボートの給油ポイントがあり、プエルトアヨラまで陸路を運ばれていく。港より2km離れた、島内ただ一カ所のガソリンスタンドまでに限られ、タンクローリーが町中を走行することはない。

住民100人の島フロレアーナ島の港で空のドラム缶を見たが、日中は停電していた。17〜24時、ディーゼルが稼働する。ソーラーパネルがあり、蓄電設備もあるのだが季節によっては不足らしい。2011年6月、コレア大統領は「化石燃料ゼロプログラム」推進のためにガラパゴス州を訪問した。バルトラ島では現在日本のプログラムによりソーラーパネルや風力発電の設置が進行中。

 
環境カウンセラー 倉田智子

カテゴリ:平成26年度

投稿日:2015年02月13日