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ECOトピックス

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二つの海洋島(3) ガラパゴスの自然と保全の方策 

カテゴリ:平成26年度

投稿日:2014年12月18日


 
 できたての火山台地は生き物を寄せ付けない。それでも熱が冷めて、溶岩の風化が始まると、ヨウガンサボテンが生えてくる。土は次第に量を増していく。土量が少ないと、ハシラサボテン、増えてくるとウチワサボテンである。そしてここにある動物がかかわってくる。ゾウガメやリクイグアナが生息する島のウチワサボテンは、食べられないように高く茂り、食べられる心配のない(つまり捕食者がいない)島のウチワサボテンの樹高は低い。これは進化の結果なのだという。南北の位置の隣り合わせの島で、片方の島にリクイグアナがいないのはなぜか不思議に思い、人為でリクイグアナを移動させた例がある。そしてこの移動は後に、従来の生息地のリクイグアナが消滅した時に、実験的に移動させた個体で繁殖を試み、元の生息地に放つことで、種の保全につながった。

 世界遺産を維持するための対策はいろいろある。今でもヤギの駆除は必須だ。ロンサムジョージの故郷、ピンタ島では当初、標的にしなくても弾丸は当たるほどだったという。イサベラ島では頭部のない動物を3体見る機会があった。人が居住する島では、駆除したものは街のレストランで供される。犬猫はマイクロチップ装着が義務付けられている。イヌはヤギの駆除や果物の検疫(ほかの島に渡る場合、持ち込み不可)で活躍している。

 
進化の極み・ウミイグアナを、「気持ちが悪い」という人がいる。海藻を食べた後は日向ぼっこ、時折くしゃみを飛ばし、人に怖じず、マイペース!幼体は上空を鳥が飛ぶと、警戒して身をかがめる。成体でも道路を渡るときは車が過ぎるのを待っている。暮らしぶりをよく知れば、限りなくかわいい。地元でも愛され、擬人化されてサーフィンショップの外壁にいた。
 
 グリーンカーテンでおなじみのゴーヤがこの地にもある。とても小さくかわいらしい。実は5�程、原産地は汎熱帯で栽培種の逸出らしい。食べようと試みたが、刃物で割ることは困難なほど硬い。フィンチのえさにしかならないのだ。固有種のフウセンカズラもある。英名heart seed スペイン語ではfuevo frito(目玉焼き)。 白い花と黄色の蜜標を卵料理に見立てた名前という。

カテゴリ:平成26年度

投稿日:2014年12月18日