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進む地球温暖化 ~ 今年の冬は暖かかった、なぜ?

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2020年04月22日

 2020 年(令和 2 年)の冬は、日本では記録的な暖冬となりました。
気象庁異常気象分析検討会は4月14日、2020年冬の天候の特徴とその要因について報道発表をしました。

(1)2020年の冬の天候の特徴
①全国的に平年に比べ高い気温の日が多くあった。1898年冬の統計開始以降、日本の冬として最も高い記録を更新し、3月も気温の高い日が続いた。

(2)こういった天候をもたらした要因
②この暖冬は、冬の日本に寒気をもたらすシベリア高気圧とアリューシャン低気圧がともに平年よりも弱かったため、西高東低の典型的な冬型の気圧配置となる日が少なく、日本付近への寒気の入り込みが少なかった。
(3)このような状況をもたらした大気の流れの特徴とその要因
③上層の偏西風が日本付近で北に蛇行し続けた
この偏西風(亜熱帯ジェット気流)(*1)の蛇行の一因として、熱帯域の積雲対流(*2)活動がインドネシア付近であまり活発でなかったため、中国南部付近で亜熱帯ジェット気流が南に蛇行したことが影響したと考えられる。
(*1)ジェット気流とは上空10,000mあたりで吹く強い西風のことで、航空機の運航に大きな影響を与える。冬場には秒速100mほど(新幹線並みの速さ)の猛烈な風で、日本付近で吹くジェット気流は2種類あり、南側の亜熱帯ジェット気流は一年中、北側の寒帯前線ジェット気流は冬場に吹いている。
(*2)湿った空気中の水蒸気(気体)が上昇して冷やされ凝結し(水滴になり)、雨が降る。
④正の北極振動による
「正の北極振動」とは、北極域の海面気圧が平年より低く、中緯度域の海面気圧が平年よりも高くなる現象で、
そのために日本付近へ寒気があまり入り込まなかった。
⑤地球温暖化に伴う地球全体の気温上昇の傾向が続いていることも、今回の記録的な暖冬の背景にあったと考 えられる。

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2020年04月22日