品川区の環境ポータルサイト

ECOトピックス

品川区内の出来事を中心に、エコなトピックをレポートします!(ECOトピックスのトップへ戻る

イギリスの歴史的建造物でバイオマス発電

カテゴリ:令和元年度

投稿日:2019年04月26日

Tyntesfield (ティンスフィールド)は、イギリス南西部のサマセット州北部に位置する、約150年前のヴィクトリア朝に建てられたゴシックリバイバル様式の大邸宅です。指定文化財1級の認定を受けています。現在は、ナショナルトラスト(※)の管理の元、一般公開されています。

    ※ナショナルトラストとは、歴史的建造物や景勝地の保護を目的に1895年に英国で設立された民間の非営利団体。歴史的に価値のある土地や資産を所有者から買い上げ、国民の利益のために永遠に保存し、次世代に伝えるべく管理、保全をしている。資金は、会費や寄付によりまかなわれる。350以上の歴史的な家屋や公園など、英国でもっとも広い私有地を保有。ピーターラビットで有名な湖水地方の3分の1はナショナルトラストの土地。

Tyntesfieldには、2台のバイオマスボイラーが設置されています。1台目は邸宅に、もう1台は、今はビジターセンターとして使われている建物(Home Farm)に、暖房と温水を供給しています。緑豊かな広大な敷地内にある豊富な間伐材や木くずなどを木質ペレットや木質チップといった原料として有効活用して発電をしているのです。また、ソーラーパネルを設置し、太陽光発電で得たエネルギーをバイオマス発電に使っています。バイオマスボイラーの導入により、年間141トンの二酸化炭素の排出を削減できていると試算されています。

バイオマス発電や太陽光発電などの技術を取り入れて化石燃料の使用を減らし、エネルギーを自給自足し、持続可能な環境を生み出す試みは、Tyntesfield以外にも、ナショナルトラストが管理するいくつもの歴史的資産で実行されています。

品川区環境情報活動センター

カテゴリ:令和元年度

投稿日:2019年04月26日