品川区の環境ポータルサイト

ECOトピックス

品川区内の出来事を中心に、エコなトピックをレポートします!(ECOトピックスのトップへ戻る

桜とカタクリ

カテゴリ:平成25年度

投稿日:2013年04月01日

千葉県柏市のカタクリの自生地に出かけてきました。
カタクリの花の咲く時期を知るのは難しい? いいえ、目安があります。なんとその地域のソメイヨシノの開花と同時なのです。今年は寒い冬でしたから、桜の開花は遅いのではという予想に反して、3月は記録的な暖かさになり、あっという間に開花宣言、平年より10日も早く咲きはじめました。
ではカタクリは?かたい蕾を予想して出かけたところ、三分咲き、周辺の桜を見ると、こちらも三分咲き、やはり桜とコラボしていました。
夜桜という風流な楽しみ方があります。ある年、“夜カタクリ”(もちろん桜も)としゃれこみました。花の時期のカタクリをライトアップしているわけではありません。自生地は住宅地の端で、公道に面しています。夜間は申し訳程度の街灯がつきます。カタクリは花を閉じていました。
30年以上前に始まった自生地の保護により、今では大群落になりました。種をアリが運ぶといいますが、ここは斜面、自然にこぼれ落ちて、だんだん下の方に分布が広がっているようです。芽生えを探すのも楽しみです。
林の中が明るい春先のわずかな期間に光合成をし、栄養を蓄えます。ですから種から花を咲かせるまでなんと7−8年もかかるそうです。山菜として葉が売られているのを見ますが、地上に2カ月足らずしか存在しないことを思うと、とても食する気にはなれません。咲き終えると、程なく地上部は枯れ、次の春まで地中で過ごします。
このような植物は「スプリング エフェメラル」と呼ばれます。“春の妖精”と訳されますが、エフェメラルは、はかないものの形容です。

 
このお便りは、環境省環境カウンセラーの倉田智子様からお送りいただきました。
お便りをいただき、品川区内でカタクリが見られる池田山公園へ出かけました。一輪だけですが、健気に最後の力を振り絞って咲いているかのようでした。
公園内のソメイヨシノは満開を過ぎ、ところどころに緑の葉っぱが目につき、確かに同時期に咲くことがわかりました。
どちらの花も私たちの目を楽しませてくれる期間は短いですが、その分美しさも格別ですね。

カテゴリ:平成25年度

投稿日:2013年04月01日