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ECOトピックス

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品川清掃工場 個人見学会

カテゴリ:平成29年度

投稿日:2018年03月12日

毎月行われている品川清掃工場見学会。2月24日(土・10:00~約90分)、参加者は少数でしたが、「自分のゴミの出し方が正しいのか気になっていたので…」という方々と共に、講師の土田さんにご説明いただきながら、ごみ焼却施設の見学のツアーに同行しました。

  23区で多い日は1万トン超えるごみを21ヶ所の清掃工場で焼却処理しています。業者からの可燃ごみは¥15.5/1㎏。品川に持ち込まれる業者ごみは家庭ごみの量とほぼ半々。回収車ごと重さを計量し、プラットホームからバンカに落とされたごみはクレーンでかき混ぜてから焼却炉に投入されます。この日、二つある焼却炉の2号機が点検後の加熱中(24時間かけて→850℃)で、いったん燃え始めるとごみだけで燃え続けるそう。熱は発電に利用されており、約半分は工場で使用、残りは電力会社に売却して運営資金となります。(*八潮団地には125-135℃のお湯で熱源供給されています)

バンカ内で4.5tのクレーンの爪が3.5tのごみを掴む手動運転の様子はとてもダイナミックで見応えがありました。

工場でゴミの重さが1/10、体積が1/20になっている事…。灰、排ガス、水など工場から出るものから埋め立て後、有害物質が溶け出ないよう薬剤処理していることや、灰をセメントに混ぜるなどして再利用で埋め立て量を減らす取り組みなど、その他興味深いお話が聞けました。

・水銀は大気汚染になるので間違って出されると焼却炉を停止することがあります。ハンガーや金属のあみ、ふとんなど機器の破損の原因になることがあります。

・汲み取り式トイレのし尿処理も未だに行われています。新しい需要として、大型マンションで排水として生ゴミが処理できるシステムでも、それらは1ヶ所に集められ、し尿として処理しています。

・海外からの視察もあります。日本の技術は進んでいる方だと思われますが、東南アジアからの方々は「建設資金がなかなか…」と言っていました。オランダの見学者はキャラクターを気に入っているようでした。

また個人的な疑問にもお答えいただきました。

Q.(プラスチックが紫外線などで劣化して海洋生物が食べて人への影響が懸念されている)マイクロプラスチックの問題が気になっているのですが、工場で処理されている分は大丈夫ですか?

A.マイクロプラスチックは河川や海に直接流れてしまったプラスチック製品から発生すると考えられるので、処理されたごみ、埋立地から出ることはありません。

きちんとした処理システムを見られたことは非常に良かったのですが、あと50年で東京湾の埋立地が一杯になり、その後のことは何も決まっていないとなると不安を感じざるを得ません。「ゴミもなるべく減らして分別も気を付けなくちゃなぁ…」という気持ちも改まる見学会でした。

環境情報活動センター

カテゴリ:平成29年度

投稿日:2018年03月12日