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『地球を守ろう!』お話とコンサート

カテゴリ:平成23年度

投稿日:2011年11月14日

 10月22日(土)、荏原第五中学校で「『地球を守ろう!』お話とコンサート」(第7回)が開催されました。会場には地域の皆さん、荏原第五中学校の生徒さんたちが集まり、楽しく華やかに開催されました。主催は「ト音記号の会」で、子育て支援の一つとして親子で音楽に触れ、音楽の楽しさ素晴らしさを感じてほしいという願いから、平成17年に第1回のコンサートを開催しました。2回目からは、コンサートと共に環境問題にかかわる講演を企画し、年1回のペースで続けてきました。
今回は、第1部<「しの笛と品川拍子」と「環境講演」(下記)>に続き、第2部<合唱(ト音記号の会)、フルート演奏、独唱、吹奏楽、みんなで歌おう>が行われました。
以下は「環境講演」の取材レポートで、お話は東京サラヤ�営業本部環境担当の方です。
  
                               
●緑の回廊プロジェクト
「ボルネオ緑の回廊」は、東南アジアに位置する自然豊かなボルネオ島で野生動物が自由に移動でき、生命をつなぐことができるようにしようとする計画です。
この島では今、森の動物たちと人間との間の摩擦が大きくなり、環境問題へと発展しています。
ボルネオ島は東南アジア最大の熱帯雨林を持ち、アジアのCO2の貴重な吸収源となっており、なかでも低地の熱帯雨林は地球上で最も生物多様性が高いとされている土地です。しかし、今この熱帯雨林がアブラヤシ農園の乱開発などにより急激に減少しており、多くの哺乳動物、爬虫類、鳥類が姿を消しつつあるといいます。
  
ボルネオ象やオランウータンなど様々な動物たちの生息地である熱帯林が農園に変わることで動物たちの生活経路が寸断され、しかたなく農園に入った動物たちと人との接触が増え、人の影響で野生生物が減少することが懸念されています。
世界最小の象・ボルネオ象/開発により親を亡くしたこどものオランウータン(不安から抱き合っている)
  
 私たちが知らないうちに消費しているパームオイルについて、生産国で起こっていることを通して自然界にどのように影響しているのかをみてみましょう。パームオイルとはアブラヤシの実から採れる油のことで、良質で安く、大量生産可能な植物油です。今日では食用としてマーガリン、スナック、インスタント麺などに、また洗剤や石けん、化粧品ほか様々な原料として利用されています。現在では熱帯雨林がつぶされて川岸までアブラヤシ農園が迫ってきていますが、いわば私たちはボルネオの森を食べているようなものです。人間の生活の上で切っても切れない関係であるパームオイルですが、そのパームオイルをつくる為に森林を奪われ、生活の場を奪われている動物たちがいるのです。
 「緑の回廊」の目的の一つは、アブラヤシ農園で分断された保護区と保護区をつなぐことにより、野生動物たちの生活路を確保し、生息域を拡大させることです。同社は洗剤などの製品作りのためにパームオイルを利用していますが、持続可能な自然や資源の利用を考えなければなりません。同社のヤシノミ洗剤の売り上げの1%が、生物多様性保全のため野生動物が生命をつなぐ「ボルネオ緑の回廊」作りに使われています。
                                     
●水の大切なお話
 水は様々な生活シーンで利用されており、私たちが生きていく上で絶対になくてはならないものです。
生活に必要としている水の量は飲料用に比べるとはるかに多く、炊事、入浴、掃除、洗濯、トイレを流す、ペット、家畜や菜園などに水が使われています。世界には日本のように自由に水が使えない貧困な地域が多くあり、これらの地域では安全で健康な生活維持には不十分な量の水しかありません。
安全な飲用水の供給によって下痢は6%減少しますが、改善された公衆衛生、とくに石けんを使って手を洗うことにより下痢の発生を45%も減少させることが出来ます。
日本を含め先進国は数十年の間に飲料水、下水、治水で試行錯誤を繰り返し、様々な問題を克服してきましたが、今度は途上国の水問題を解決する手助けをする番が回ってきています。
 世界には水が思うように使えない人々が10億人いるといわれています。開発途上国に目を向けると年間880万人もの5歳未満の子供たちが命を失い、その原因の多くは予防可能な病気です。石けんを使って正しく手を洗うことで下痢性疾患や肺炎を予防すれば、100万人の子供たちの生命が守れると言われています。
  
同社は2010年から「100万人の手洗いプロジェクト」を推進し、対象商品の売上の1%をアフリカ・ウガンダでのユニセフの手洗い普及活動を支援しています。
こういった世界の現状を知り、もっともっと水を大切に使いましょう。私たちは普段なにげなく使っている水ですが、世界では水は非常に貴重なものになっています。

カテゴリ:平成23年度

投稿日:2011年11月14日