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東京都環境白書2016

カテゴリ:平成29年度

投稿日:2017年04月04日

久しぶりに図書館へ行きました。新刊書の棚を覗いていたら、「東京都環境白書2016」なる本が目につきました。環境記者となって、3年目に入ろうとしています。これを機会に勉強してみようかなあ、という気持ちでA4版6mmの厚さの小冊子を借りることにしました。

副題は、「東京都の環境と現状と対策」。東京が目指す将来像は、「世界一の環境先進都市・東京」の実現で、目標年次は2020年/2030年。政策の柱は
 ①スマートエネルギー都市の実現
 ②3R適正処理の促進と「持続可能な資源利用」の推進
 ③自然豊かで多様な生きものと共生できる都市環境の継承
 ④快適な大気環境、良質な土壌と水循環の確保
 ⑤環境施策の横断的・総合的な取り組み
ここまでが118ページ。この後資料編としてデータや窓口などが載っています。

①スマートエネルギー都市の実現
影響が大きい事業者向けの話題が多い中、家庭部門への対策として①家庭におけるエネルギー利用の高度化促進事業(消費量の削減と非常時の自立性の向上目的に蓄電池システムや太陽熱利用システムなどの導入補助②企業・団体との連携による「家庭の省エネアドバイザー制度」の実施(省エネラベルキャンペーンやセミナー・勉強会への講師派遣等)が挙げられていました。(P12−13)
ちょっと目を引いたものは、太陽熱利用システムにバルコニー設置型の写真が載っていました。太陽光パネルは屋上や屋根だけでなく、バルコニーにも設置できるようです。(P26)

②3R適正処理の促進と「持続可能な資源利用」の推進
一般廃棄物の処理の流れは品川区から配布されるリーフレットでおなじみですが、最終処分として23区は埋立処分場へ、リサイクルするものとして焼却灰はスラグ・セメント原料、鉄・アルミなどは地金にして再利用されます。(P35)
資源ロス削減の促進の項では、食品廃棄物対策として「食べきりげんまんプロジェクト」やフードバンク(賞味期限が近い等品質は問題ないが販売困難な食品食材の福祉施設等への無償提供)の普及啓発活動を実施しています。また、使い捨て型ライフスタイルの見直しとして「容器包装ダイエット宣言」等で容器包装廃棄物の削減にも取り組んでいます。レジ袋の有料化はこの具体例。(P40−41)

⑤環境施策の横断的・総合的な取り組み
③と④はさらっと流して国際社会との連携の項でJR品川車両基地跡地の俯瞰図が載っていました。日本で初めて2016年「クライメット・ポジティブ開発プログラム」に参加。このプログラムは「世界大都市気候先導グループ(C40)」が推進している温室効果ガスの排出ゼロ以下を目指す認証制度。構想—詳細—建設—開発終了の全段階で認証を受ける必要があるらしい。(P105)

資料編
一般廃棄物の排出量の推移では2004年の534万トンに対して2014年は450万トン。84万トン減少。不燃ゴミが53万トン減少している。最終処分量の推移は2004年79万トンに対して2014年は35万トン。44万トンの減少。産業廃棄物はこれに含まれていません。(P122−123)
品川区の地名が多く見られるデータは「東京都内における新幹線騒音の調査結果2014年度・東海道新幹線」と「東京都内における航空機騒音の調査結果2014年度・東京国際空港」。騒音に係る環境基準も次のページに示されています。(P131−133)

最後に、資料編のデータは2014年が最新でしたが、今年は2017年。まずは知ること、関心を持つこと、自分の出来ることからやってみること、発信することで、未来に美しい環境・豊かな環境を残していきたい、と強く思いました。

<参考図書>
東京都環境白書2016 
      編集発行:2016年11月東京都環境局総務部環境政策課
環境局ホームページ: http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/

平成29年3月30日
環境記者 小滝静子

カテゴリ:平成29年度

投稿日:2017年04月04日