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このごろの太陽光発電(その4)<ソーラーシェアリング(2)>

カテゴリ:平成27年度

投稿日:2016年03月22日

2014年08月7日に投稿しました<ソーラーシェアリング(1)>の記事で「詳しいことは、また次回にでも」と書いたままでした。
1年半以上も時間が経過してしまいましたが、今日はその続編です。
ソーラーシェアリングとはどんな姿形をしているのかは、その前回の記事をご覧いただくとして、2003年にこれを発案された長島彬氏によるソーラーシェアリングの定義は以下の通りです。
「ソーラーシェアリングとは農地に降り注ぐ太陽光を、作物生産に必要な量を確保して営農を継続しながら、作物生育に害になる強烈な光線や、利用できない剰余の太陽光で発電を行うこと」

(千葉県いすみ市藤江農園ブルーベリー畑のソーラーシェアリング)
農水省は、24農振第2657号平成25年3月31日通達を発して、農地に支柱を立てて営農を継続する太陽光発電設備等についての農地転用許可制度上の取扱いの指針を定めました。
農地でも一定の条件を満たし、審査を通り許可を得れば、ソーラーシェアリング型の太陽光発電設備(架台の柱を農地に立てる)を設置できることになったわけです。
その一定の条件の主なものは、

  • 申請に係る転用期間が3年以内の期間であり、下部の農地における営農の適切な継続を前提とする営農型発電設備の支柱を立てることを利用の目的とすること。
  • 簡易な構造で容易に撤去できる支柱として、申請に係る面積が必要最小限で適正と認められること。
  • 下部の農地における営農の適切な継続が確実で、パネルの角度、間隔等からみて農作物の生育に適した日照量を保つための設計となっており、支柱の高さ、間隔等からみて農作業に必要な農業機械等を効率的に利用して営農するための空間が確保されていること。
  • 下部の農地における単収が、同じ年の地域の平均的な単収と比較しておおむね2割以上減少しないこと
  • 下部の農地において生産された農作物の品質に著しい劣化を生じさせないこと
    です。

    (千葉県いすみ市藤江農園ソーラーシェアリング空撮)
    3年間の転用期間が満了する場合に、改めて上述のような確認を行い、「再度一時転用許可を行うことができる」とされています。
    さて、前述のとおり農水省が通達を出したのがちょうど3年前ですから、この制度で許可を受けて設置した事業者は、今年から初回の更新審査を受けることになります。
    (このごろの太陽光発電(その5)<ソーラーシェアリング(3)>
    に続く)
    平成28年3月18日
    林 彰一(記者NO.120101)

  • カテゴリ:平成27年度

    投稿日:2016年03月22日