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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。

お正月の寄せ植え

カテゴリ:平成28年度

投稿日:2016年12月27日

  
 平成28年12月15日(木)品川区環境情報活動センターにおいて、環境学習講座「お正月の寄せ植え」が開催されました。講師は山草会のみなさんです。 本講座は大変な人気講座、今年度は113名の皆さんにご応募をいただき抽選で20名の方に参加していただきました。

「梅」は品種がたいへん多く、日本では江戸時代に品種の育成や改良が盛んに行われ、現在では300種以上もあるそうです。分類上は観賞用の「花梅」と果実用の「実梅」に分けられます。また、「花梅」は野梅系、緋梅系、豊後系に分類され、それぞれに特徴があります。野梅系には大きく分けて「野梅性」

「難波性」「紅筆性」「青軸性」等がありそれぞれ特徴をもちます。
「野梅性」 原種に近い梅で香りが高く、初心者にも育てやすい
「難波性」 花の香りが良く紅系、さし木可能なものが多い
「紅筆性」 蕾のさきが紅、尖っている
「青軸性」 枝やガクが緑色、蕾も緑白色

使用した植物は「梅」「ヤブコウジ」「笹」の三種です。ヤブコウジは別名「十両」とも呼ばれ、正月の縁起物として、寄せ植えの素材に好まれて使われます。
実習 
植込みの前に鉢に鉢底網と固定針金を装備し、主木を中心に添えを配置して全体の流れを確認しておきます。
● 全体の形と流れが決まったら、主木となる梅を中心よりやや左斜め後ろ、又は右斜め後ろに配置します。右側にするか、左側にするかは枝の流れを見て決めます。
● 次に、鉢底網と固定針金を装備した鉢に土を少し入れ、梅の正面を見定め鉢に入れる。梅が鉢より高い場合は土を少しこそぎ落とします。この時、根はできるだけ切らないように注意しましょう。
● ヤブコウジ、笹を配置します。ヤブコウジはこれからグングン育ちますので、梅の少し後ろに配置します。それぞれの位置が決まったら、全体の形と流れをもう一度確認して針金で固定し、周りを土で固めます。
● 苔はちぎらないで、丁寧に伸ばし湿らせた土の上に押さえつけるようにかぶせます。
● 出来上がったら霧吹きで全体に水をかけます。
● 家に持ち帰ったら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水遣りをしてください。

さあできました。先生方のちょっとしたアドバイスと少しだけ手を加えて頂くことで、見違えるほど風情が出ました。それぞれの個性がうまく表現されていてとても素敵です。梅はすでにたくさんの花芽を付けていて、お正月までにはきれいに咲いてくれるでしょう。ヤブコウジの大きめの赤い実がとても華やかです。 梅の香りとヤブコウジの赤い実が新春を迎えるのにピッタリのお飾りですね♪♪

水遣り、剪定、管理の仕方について  
◍ 日当たりの良いところに置く、但し、7,8月の熱い時はネットなどで遮光する。
◍ 水遣りは表面が乾いてきたら、鉢底から水が滴り出るまでたっぷりと与えます。
 そうすることで酸素の供給ができ、根が丈夫になります。
◍ 花が終わったら夏場は避けて、リン酸、カリ分の多い肥料を与える。花芽が付きやすく
 なります。
◍ 梅は花が終わったらすぐに剪定する。剪定の仕方は枝が外側に伸びるように、外芽を残
 して元から2芽又は1芽のところで切ります。

            

 

カテゴリ:平成28年度

投稿日:2016年12月27日

鉄道写真から見る自然と環境

カテゴリ:平成28年度

投稿日:2016年12月16日

 平成28年12月4日(日)品川区環境情報活動センターにおいて、環境学習講座「鉄道写真から見る自然と環境」が開催されました。講師は鉄道写真ライブラリー、レイルマンフォトオフィススタッフカメラマンの鉄道写真家、村上悠太さん。鉄道写真の四季、自然、気象条件が見せる美しい世界などの写真をたくさんご紹介いただきました。

●鉄道写真のイメージは
みなさん、鉄道写真のイメージはどんなものですか?という質問に、「SL」という声があがりました。車両が大きく映っている写真をイメージする方が多いと思いますが、それだけではなく、車両がはみ出す写真、紅葉の中を走り抜けている写真、ダムの水面に映る光だけの列車の写真など幅広く様々な表現が考えられます。鉄道写真は基本、人工物を映すものではありますが、「人工物をいかに目立たせないように表現する」ことが、鉄道写真の難しいところでもあり、醍醐味でもあります。

●鉄道写真のコツ
デジタルカメラが多くなって、鉄道写真が撮影しやすくなりました。フィルムで撮影している方は?と質問がありましたが、手を挙げたのは一人だけでした。デジタルカメラには一眼レフカメラ、ミラーレス一眼、コンパクトデジタルカメラなどありますが、どのようなカメラを使っていても、シャッターを押さないことには作品はできません。鉄道写真には、動いているものを撮影するので、1秒間に7コマ以上の連写ができるカメラがあると便利です。

【注】ミラーレス一眼とは一眼レフカメラの鏡の部分をなくしたカメラで、画像センサーで光を電気信号に変えているので、電気信号である画像データを液晶モニターで再現している

●RAWとJPEG
フィルムカメラはフィルムに画像を記録しますが、デジタルカメラはRAWとJPEGと言う形式で画像を記録します。それぞれの特徴は下記の通りです。
RAW →画像のデータが自由に修正できる(情報データが残っているので画質を落とさず修正できる)専用のソフトがないと開けない、トラブルに弱い
JPEG→画像のデータは修正できないが汎用性が高い、高画質でもデータが軽い
専用のソフトがなくても開ける
JPEGだけでは画像処理ができないので、RAWと同時書き込みを選択すると良い。

●気象と鉄道写真
①晴天  作例:枯木灘(かれきなだ)(紀勢本線)信濃川(北陸新幹線)相模湾(東海道線)など
※晴天は青い空が表現できるが、青空だけではインパクトにかける。雲がポイントになる
※青空は海などを狙うなら必須条件

②曇天  作例:鳴子峡(なるこきょう)(陸羽東線)芦野公園(津軽鉄道)など
※曇りではコントラストが低く、落ち着いた表現ができる
※白く映る曇り空を入れず、森や紅葉で大きく入れて撮影すると良い

③雨天  作例:新幹線、秘境駅(坪尻駅)など

※速度の早い新幹線などを映すと水煙が上がり、雨粒を表現できる
※雨に濡れたレールの光の反射などを表現すると良い

④雪  作例:大月(中央本線)、飯山線、など
※白一色など単調になりやすいので、構図をしっかり押さえる

●雪景色の写真(これから使えるワンポイント)
雪景色の最大のポイントは樹に雪がついているかどうかです。クリスマスツリーの雪を思い浮かべればおわかりでしょう。きれいな雪景色は白く美しい写真になりますが、雪がたくさん降っているときは雪景色を撮っても何も見えない状況になるので、列車のアップなどに切り替えて撮影すると良いでしょう。

作例:袋田(水郡線)石北本線留(る)辺(べ)蘂(しべ)駅、常呂(ところ)川(かわ)など

①結氷(ケッピョウ)→川などの水が凍る状況、低温下-15℃から見られる

         寒ければ寒いほど良い

②霧氷(ムヒョウ)→水蒸気や霧が氷点下で冷やされ、樹の枝などに凍りついたもの

半逆光だと霧氷がキラキラ光って映る、9時にはなくなる

③白い排気→加速するディーゼル列車の排気が白く映る現象、-20℃あたりから見られる

北海道で多く見られ、鉄道写真ならではの作品

良く晴れた朝、放射冷却現象が起こると①②③などの現象がみられる。北海道では天候だけでなく、気象も見て撮影すること
【注】放射冷却現象とは地表面が熱を放射して温度が下がり、付近の気温が下がる現象

●鉄道風景写真のポイント
①春  作例:水戸偕楽園駅と梅、伊豆急線と河津桜、山北駅と桜見物の人々など
(山形新幹線と山形城址公園のさくら)

列車とさくらの対角構図を使い、さくらのダイナミックさを表現し、列車と共存させている

※観光協会への問い合わせ、SNSやライブカメラなどで、桜の開花状況を把握して撮影に行くこと

【注】対角構図とは被写体を斜めに配置すること、奥行きや動きが表現できる

②夏  作例:保津峡、リゾートしらかみ(五能線)、南紀白浜の海

(烏山線と沿線のひまわり)

列車にもひまわりにもピントを合わせている。そのため被写界深度を上げて、絞り値F22、シャッタースピードISO1600に設定して撮影している。

※海の撮影にはPLフィルターを使って、光の反射を防ぎ、色彩のコントラストを高める

【注】被写界深度とはピントがあっているように見える範囲のことで、範囲は広いと被写界深度が深いと言い、絞りを絞って(F値を大きくする)表現する

③秋  作例:小淵沢(小海線)の紅葉、ゆふいんの森号と湯布院の森、秋田新幹線

※紅葉写真は画像処理のやりすぎに注意すること

④冬  作例:流し撮りの秋田新幹線、竹田城址近くの粉雪、新幹線「はやぶさ」

※ストロボを使って雪を画面に映しこむこともできる

【注】流し撮りとは被写体を追いかけるようにカメラを動かして撮影する方法

最後に、見る人に何を伝えたいか考えながら構図を作って作品を仕上げてほしい、普段人が行かない時間に撮影に行って、人と違う自分の写真を仕上げてほしいと結ばれました。よりいっそう写真が楽しめるよう、そして興味があれば鉄道写真にも挑戦してほしいともおっしゃっていました。

12月4日のこの日は留萌線(JR北海道)の留萌から増毛までの路線が廃止される日でした。運行終了のニュースをテレビで見て、「早く乗ってみないと終わってしまう」という気持ちになりました。昔乗車したことにある高千穂線もバス路線になってさみしいですし、寝台列車も一部を残して廃止になりました。鉄道は自然環境への負荷が少なく、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出量も少ない交通手段です。列車を利用して、移り変わる風景を見ながら、自然環境に目を向けましょう。

今回の参加者のアンケートにもあったように、鉄道写真にも挑戦してみようと思いました。人と鉄道のかかわり方を追求されている村上悠太さんに学び、鉄道も写真も大好きなので、新しい写真ライフに挑戦したいです。

カテゴリ:平成28年度

投稿日:2016年12月16日

間伐材を使ってどんぐり人形を作ろう

カテゴリ:平成28年度

投稿日:2016年12月01日

 11月20(日)、品川区環境情報活動センターにて、環境学習講座「間伐材を使ってどんぐり人形を作ろう」が開催されました。講師には丸山均氏(しながわ区民公園管理事務所長)をお招きして、小学生とその保護者が一緒に楽しく工作をしました。

●どんぐりのお話
工作の前にどんぐりのお話を聞きました。「どんぐり」という名の木は無く、大きく分けて「ブナ科」の実を「どんぐり」と呼んでいること、栗も仲間であること。マテバシイがどのような幹でどんな花が咲くのか…、どんぐりは食べられるけど、あまりおいしくないことも教えていただきました。どんぐりに付く「ゾウムシ」の電子顕微鏡の写真も興味深いものでしたね。(*使用した実は先生が一度冷凍処理なさっています)

●どんぐり人形作り
今回の工作は丸山先生オリジナルの工作セットで、3種類の人形を作る形式でした。クリボーと名付けられたキャラクターはすぐに出来たけど、音楽隊はバランス良く固定するのに大苦戦…。バイオリン・ギターをチェロに見立てたお友だちもいました。

●完成~!
決まった形に仕上げる難しさがありましたが皆さん本当に集中していました。親子で同じ作業に取り組み、それぞれ少しずつ違った表情の完成になり、「楽しかった~!」の声が聞かれました。今日の工作で公園などに落ちているものでも楽しく作品が出来ることが分かりました。是非また自分で考えたものなど、形にして欲しいと思います。

*参加者アンケートより(抜粋)
・子供がとても楽しみにしていた。細かい作業が少し難しかった。
・親子で楽しく参加できました。秋のもので作品を作り、季節感もあって良かったです。
・先生がとてもきさくな方でどんぐりの話もとても楽しかったです。大人でも作成に苦戦してしまいましたが、とても良い経験ができて良かったです。
・作った人形がかわいかった。

カテゴリ:平成28年度

投稿日:2016年12月01日

再生可能エネルギーの現状と課題、将来展望

カテゴリ:平成28年度

投稿日:2016年11月30日

 平成28年11月21日(月)、環境情報活動センターにおいて環境学習講座「再生可能エネルギーの現状と課題、将来展望」が開催されました。講師は国立研究開発法人産業技術総合研究所主任研究員の櫻井啓一郎氏です。櫻井氏は同研究所の太陽光発電研究センターで新型太陽電池の開発や効率向上、コスト低減の研究に携わっていらっしゃいます。

(1)なぜ今、再生可能エネルギーか?
①化石燃料(石油・石炭・ガス)を使い続けると価格面で、また環境面でもリスクがある。
原油価格が大きく変動しており、エネルギーを輸入に頼っている日本では大きな問題。

②地球温暖化の問題がある。(左下図)

温暖化傾向は明らかで、人為的である確率は95%を超えている。一部に懐疑論もあるがまともな論文はなく、信頼性の差は明らか。

③経済・産業の環境変化が起きている。
化石燃料への投資リスクの増大や、再生可能エネルギー、特に太陽光の劇的なコスト低下、対策関連産業の規模の拡大ということがある。

もし対策なしにこのまま進むと、2050年には世界の年間発電量は今の2倍以上になり、その半分以上が石炭で賄われることになる。温暖化以前に大気汚染被害が出てくる。

これを避けるためには、最低でも世界の電力の半分は再生可能エネルギーにしなければならないと言われている。二酸化炭素の排出量について、再生可能エネルギーを中心にエネルギー源(発電等)側の対策で半分、消費エネルギーの効率改善等、消費側の対策で半分の削減が必要である。(右下図)

    

(2)再生可能エネルギーが求められている背景の再確認

エネルギー資源が枯渇し、地球温暖化が進んでいる。これらはいずれも世界規模の、時間も費用もかかる取り組みが必要である。しかし、やらなければ、それ以上の損失が予測される。つまり対策のための新しい商売を生み出す必要があり、その中で再生可能エネルギーも必要不可欠である。

(3)再生可能エネルギーの大切さ

再生可能エネルギーとは、いわゆる「自然エネルギー」で、持続的に使えるものでなければいけない。使い捨てではダメ。
太陽光、太陽熱、バイオマス、風力、水力、地熱などが実用化されてきており、使える量、期間を見ると、化石燃料が数十年のレベルであるのに対し、再生可能エネルギーは数十億年と桁違いで、人類のタイムスケールからすると無尽蔵である。
重要なことは、人類が使えるエネルギーを増やすということ。
再生可能エネルギーは、製造等に消費したエネルギーの何倍もの電力が得られる。同量の燃料あたりでは、火力発電の10倍以上の電力を発電する。

 

再生可能エネルギーの初期投資は多いけれど、後の費用は少ない。一方、枯渇性エネルギーは使いきりのエネルギーで、使ったらそれっきりである。
再生可能エネルギーは、価格面でも競争力を持ち始めている。
蓄電池は家庭用ではそろそろ元が取れるようになっている。オーストラリアの家庭では、「太陽光発電+蓄電池」の方が電力会社から電気を買うより安くなる、そんな時代になっている。一気に蓄電池の普及が進むことになる。
世界の全エネルギー需要、全発電量に占める再生可能エネルギーの割合は2割程度で、その大部分を占めるのはダム式の水力とバイオマスであり、太陽光や風力はわずかである。
しかし、近年における太陽光や風力の導入はかなり進んでいる。
太陽光は昼間しか発電しないし、曇りの日は発電量が少ないので、太陽光と風力をバランスよく使うことが必要である。太陽光と風力の発電量をまとめて予測し、例えば、明日は曇りで風も弱いとの予測があれば、火力を多めに使うようにしようといったこともできる。一方、需要の方も変えられる。

 

世界で新設発電所の半分は再生可能エネルギーの発電所で、発電量は1割を超えており、無視できない存在になっている。
日本のエネルギー自給率は4%しかなく、今後再生可能エネルギーを増やさないといけないが、日本なりのバランスを考えることが大切だ。現在はほとんど化石燃料に頼っており、再生可能エネルギーでは太陽光中心だが、もっと風力や地熱にお金をかけてほしい。
日本の太陽光発電のコスト低減が遅れている。理由は設計、施工、土地代といったハード以外の費用が掛かりすぎているのだが、ドイツでは低価格で提供できる企業だけが生き残っている。

(4)日本における課題
①太陽光の課題
・現行の全量買い取り制度は、今のようなハイペースでの導入は想定していない。
・品質への懸念・・・人材育成が追いついていない。故障・事故増加の懸念
・資金の使途・・・コスト低減のための技術開発や人材育成、設備投資に回すのが本来の姿
②再生可能エネルギー全体の課題
・国全体のマスタープランの欠如
どの地域に、どの再生可能エネルギーを、どれだけ、どんなペースで導入するか
・情報不足、インフラ不足
・構造問題として

 変化への対応の遅さ、少子高齢化・教育問題&デマの横行、電力だけに議論が偏りすぎ、化石燃料由来リスクの無視や過小評価など

(5)再生可能エネルギーの普及予測例
・石炭やガスが安くなっても、世界の電力の低炭素化は止まらない。
・2040年には発電所の6割の設備が低炭素化に
・風力や太陽光はさらに安価に、太陽光は最も安価な電源に
・太陽光+風力のシェア:現在5%が2040年までに30%になる。
・電気自動車は世界の自動車の25%になる。(蓄電池が安くなっているので)

(6)まとめとアドバイス

 

(7)アンケートから

「太陽光をはじめとする再生可能エネルギーについて、技術的、現状、先進ドイツの例など、最新の情報を得ることができ、有意義な講座でした。」
「多種な公表データを元に明確な講義であったと思います。おかげさまで、今まで誤解していたあるいは疑問に思っていたことがはっきりしました。」
「風力発電をもっと増やすべきと思った。太陽光とのバランスが悪すぎる。」
「再エネの実情がよくわかった。」
「再エネ普及を願います!」
「専門性が高く聴き応えがあった。」

アンケートの一部をご紹介しました。再生可能エネルギーについて、明るい見通しと、一方でなかなか進まない現実を知ることができました。
以上

【講座資料】
講座資料はこちらからご覧になれます。

http://www.slideshare.net/KeiichiroSakurai/ss-69585354

カテゴリ:平成28年度

投稿日:2016年11月30日

暮らしをセンスアップ!エコでおしゃれな風呂敷活用法

カテゴリ:平成28年度

投稿日:2016年11月25日

11月13日(日)に環境情報活動センターで、環境学習講座「暮らしをセンスアップ!エコでおしゃれな風呂敷活用法」を開講しました。講師は、風呂敷マイスターの宮木丸美さんです。宮木さんは、「ざ・ふろしき塾」を主催し、風呂敷包みの面白さを伝え次世代に残していく活動をしていらっしゃいます。オリンピックを当面の目標に、日本人特有の結びと包みの文化を日本中に広げたい、そして日本を訪れる外国の方にも知ってほしいと考えていらっしゃるそうです。
早速役に立つ目からウロコの風呂敷活用法に加え、意外な風呂敷の歴史や豆知識など、宮木さんの歯切れのいいお話に教室内は笑いに包まれ、大いに盛り上がりました。

●歴史編
まず、どうして風呂敷と呼ばれるようになったのかという風呂敷の歴史を紐解くお話から講座は始まりました。大風呂敷の実物を見せていただいて、火事の多い江戸の世で風呂敷がどのように使われたか伺いました。風呂敷は四角形だが正方形ではなく縦と横の長さが違っていて、それは日本人の英知の賜物だというお話には感激しました。季節の行事を描いた美しい風呂敷や完全防水で水を包める風呂敷も紹介していただきました。

●実践編
風呂敷包みの実践は、まず正確に二つ結びをすることから始まりました。宮木さんの説明は明快です。結ぶ作業をするときの親指の使い方と無意識に行われる持ち替えに注目して、手の使い方を筋道を立てて分析し、わかりやすい言葉にして教えてくださいます。このクラスは全員が正しく二つ結びができている初めてのクラスだということです。案外正しく結べていない場合があるそうです。

風呂敷で洋服を包むときの平包み、小物を手に持ちたくないとき役立つウエストポーチ、バッグになるカメさん包み、慶弔包みの違い、入院のお見舞いに気が利いているティッシュボックス包み、着物美人と呼ばれるペットボトル包み、靴を包むのに重宝する2本包み、中身が見えないエチケット包み、ワインをおしゃれに演出するワインボトル包みなど、便利な使い方が次から次へと紹介されました。実際に作ってみて、なるほどこれは便利!と納得です。身近な風呂敷や大型ハンカチを使えるし、うまくできなくてもやり直せばよいので気軽に楽しめますね。在る物を有効利用する、繰り返し使う、という点でエコの精神に合っています。

「ざ・ふろしき塾」では、小学校で結び方と包み方の指導をしています。風呂敷という日本古来の文化を子どもたちが楽しめる方法で伝承していく活動は、素晴らしいと思います。形を把握して結んだり、包んだり、手遊びとして知育にも良さそうですし、正しく結べると後々役に立つことが多いでしょう。各小学校での活動をボラバイト(有償活動)としてお手伝いしてくださる方を募っているそうです。

カテゴリ:平成28年度

投稿日:2016年11月25日