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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

厳しい自然の中でイキイキと暮らすペンギン〜カメラを通して見る

カテゴリ:平成20年度

投稿日:2009年01月25日

 1月25日(日)品川区環境情報活動センターにおいて、環境学習講座「厳しい自然の中でイキイキと暮らすペンギン〜カメラを通して見る」(講師:ペンギン写真家 鎌倉文也氏)を開催しました。
この講座では、これまでに講師が撮影で訪れた南米パタゴニア地方(南緯45度以南のチリ、アルゼンチン地域)、フォークランド諸島(南米大陸南端の東)、南極、ニュージーランドに生息する野生のペンギンたちの写真を紹介していただき、撮影中に見たことや感じたこと、また地球温暖化がペンギンに与えている影響についてお話いただきました。
 
 地球上には大きいものでは40kgほどもあるコウテイペンギンから、1.2kg程度のコガタペンギンまで18種のペンギンが生息しており、棲んでいる場所は下地図の赤色の部分です。

 さて南極へは観光船で観光スポットまで行き、ゴムボートに乗り換えての上陸です。
生態系保護、環境保全のため南極へは食べものを持ち込むことができませんし、もちろんごみを捨てるなど厳禁です。またペンギンには5m以内に近づいてはいけないというルールがあります。しかし好奇心の強い若いペンギンが近づいてきました。興味津々なのでしょう。向こうから近づいてくるのですから仕方ありません・・・
南極での滞在は一ヶ所最大2時間、このわずかの間に必死にペンギンを撮影しました。

 ペンギンは「イルカ泳ぎ」で海中を高速で泳ぎ、海面でジャンプすることがあります。この泳ぎは長距離を速く泳ぐためであり、また海中のオタリア(アシカの仲間)、アザラシ、シャチなどの天敵から身を守り、少しでも海中にいる時間を少なくするためでもあります。正に決死の上陸と言えます。(写真左下)
<写真左下>手前が陸地で、すでに多くのペンギンが上陸しています。天敵に追われ他のペンギンも波と共に陸に飛び上がってきます。陸地にはケルプという巨大コンブがクッション代わりをしてくれています。
<写真右下>コウテイペンギンが海から氷上に大きく飛び跳ねて上陸する瞬間です。

 南極でも地球温暖化は進んでいます。海水温の上昇や海流の変化によるエサ(オキアミ)の減少、雨の増加によるヒナの死亡、暑さに弱い種類のペンギンの減少など、確実に温暖化の影響が出始めているようです。
これまで南極の温暖化についてはあまり報告がありませんでしたが、この講座の3日前(1月22日)の朝日新聞では、これまでの説を覆し、「南極全域やっぱり温暖化」の記事が掲載されていました。
南極まで例外なく温暖化している現状を、改めて知る機会にもなりました。

カテゴリ:平成20年度

投稿日:2009年01月25日